第32回「隊長、南伊勢のリゾートで楽しむ!」

投稿日: 2012年06月14日(木)16:22

提供:ゲンキ3ネット

南伊勢にトレーラーハウスがズラリと並ぶキャンプ場があるという!
カヌーやアーチェリーなどのアクティビティが用意されているし、目の前の海でカニや魚を獲ってそのままバーベキューだって出来ちゃうらしい!
これは行くしかないではないか! 行こう! 行ってその楽園を楽しもう!!
サルシカ隊長はいつものカメラマン、写真師マツバラと共に南の楽園へと向かったのだ!


南伊勢でリゾートするの後編である。

さて、南伊勢のキャンプ場「ネットワークリゾートなんせい」には、20台のトレーラーハウスが設置され、夢のようなキャンプライフが送れることは前回紹介した。
今回は、アクティビティ紹介だ!

まずはアーチェリーを楽しむことに。
支配人の菅井さんにご案内してもらった。
場所は道をひとつはさんだ山側、テントサイトの奥にある。
こちらのテントサイトは、トレーラーハウスのキャンプサイトとは打って変わって何もない。
電源もないし、トイレもない。
明かりもほとんどない。
だから夜は最高にキレイに星が見えるという。

「この何もないのを気に入って、毎年きてくれるお客さんもいます。ありがたいことですね」

ほう、そうかそうか。
何もないことがウリになったりするのか。
キレイな海と空があれば、他は何もいらん、ということか。

ちなみにワタクシはアーチェリー未体験。
でも子どもの頃、竹を割って弓をつくって遊んできたので、なんかできそうな気がする。

「指にこの防具をつけて、3本の指で弓を持って」
「こう?」
「そうそう」

まずは手ほどきしてくれた菅井さんに手本を見せてもらうことに。

「え、私がやるの?」
「だって教えてくれたじゃないですか」
「やり方は教えてるけど、私、ほとんどやったことなんだから」
「はははは、じゃあますますやってみましょう!!」

菅井さん、弓放つ。
的に半分もいかないところに見事に落ちる(笑)。

続いてワタクシ。
最初の3本はすべてホームランで、矢は防護ネットをこえて山へと消えた(笑)。
すまぬすまぬ。
こんなに力があるとは思わんかった。
少しぐらい山なりになって飛んでいくかと思ったら、そのまま水平に飛んでいくぞ。

ってなワケでリトライ。
3本のうち2本を的に当てることができた。
これは面白い。
はまった(笑)。

が、ずっとアーチェリーをしていると、写真師が怒り出すので、次へ。

続いてはカヌーへ。

キャンプ場はリアス式海岸の奥まったところにあるので、前の海にはほとんど波がない。
まるで湖みたい。
だから吃水が高くて波や風の影響をモロに受けるカナディアンでも大丈夫なのだ。

カナディアンだけれど、船底にじかにすわり、カヤック用パドルで漕ぐ。
細かいことは言うまい。
こんなに眺めがよくて気分がよいのだから文句ない文句ない。

すぐ近くに豪華なヨットたちが。
実はネットワークリゾートなんせいの支配人・菅井さんのご主人が経営。
ま、グループ会社みたいなものか。
タイミングが合えば、ヨットに乗れることもあるらしい。
詳しくは、キャンプ場の受付に聞いてもらいたい。

そしてここにはキャンプ場専用の釣りイカダがある。
カヌーを借りて自分たちで行くことも可能だ。

あとカニカゴも貸してもらえるので、前夜に仕掛けておけば、シーズンによってはワタリガニやアナゴが入ることも!!
これは実際に捕獲したお客さんの写真!
このあと豪華な海鮮バーベキューで盛り上がったそうだ。

心地良い木陰で、支配人の菅井さんにお話を聞いた。

—-女性が支配人のキャンプ場ってあまりないと思うんですが・・・やはりアウトドアがお好きだったんですか?

「とんでもない! 私は東京出身で主人の仕事の都合でこっち(南伊勢)にやってきただけで、海や山なんて全然! それがいろんな流れで、主人の会社がこのキャンプ場を管理することになって、なぜか私が支配人になって・・・それからですよ、こういう自然の中での暮らしもいいなあと思ったのは」

—-そうだったんですか!
女性ならではの視点で気をつけていることとかありますか?

「やっぱり女性の人はキャンプ場というと、虫がいるとか不潔とか思う人がいると思うので、そのあたりは必要以上に気にしてますね。まあ虫は防ぎきれないところはあるけれど、せめて清潔にして気持ちよく過ごしてもらおうと・・・」

—-どういったお客さんが多いんですか?

「愛知県、大阪のお客さんが多いですね~。関東のお客さんもちょこちょこ。あと新名神が出来てから滋賀や京都の方も多くなりましたね~。県内の人はめったに来ません」

—-それは県内のキャンプ場の方はどこでも同じ事を言っていますね。
近くでこんないいところがあるのに。
この夏休みの状況は・・・?

「週末はかなり埋まってきていますが、まだ空きはあります。平日は余裕ありですので、みなさんぜひ! あといろんなイベントも企画してるので、またお知らせします!!」

先ほどカヌーに乗ったとき、近くにドームのようなものがあったので、あれは何かと菅井さんに聞いてみた。
すると、あそこもネットワークリゾートなんせいが管理しているものだという。

キャンプ場から歩いていける距離だったので、ご案内していただくことに。
広い!
ドームだ!
現在はパーティルームなどに使っているものの、有効活用出来ていないので困っているという。

「ライブとかできる設備もあるので、どんどん活用してもらいたいんですけど、いざ使うとなるとエアコンとか光熱費が結構かかって・・・・」

こちらの活用方法はこれからの課題。
アイデアや利用申し込み大募集中とのこと。
ぜひ受付にて相談してほしい。

今回紹介しきれなかったが、ネットワークリゾートなんせいには他にも施設やアクティビティがたくさんある。
ぜひ一度、体験してみてはいかがか。

ワタクシも三重に引っ越してきてから、設備の整った高規格キャンプ場に全然行かなくなってしまったが、
久しぶりに行ってみて存分に楽しめたのだ。

家族や隊員とちょっとリッチなアウトドアを、今度やってみようかな・・・と思ったのでありました!

photo/写真師マツバラ(松原豊)
txt/サルシカ隊長(奥田裕久)