第4回「大正ロマンのカフェ」

投稿日: 2009年06月10日(水)02:40

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ところ:伊賀市

築年数:大正時代に建築(およそ築90年)

間取り:地上3階建て

暮らしている人:なし(カフェ)

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そのカフェは、伊賀の古い町並みの中にひっそりとある。
日本の町屋に違和感なく溶け込んでいて、昼間だと行過ぎてしまったりする。

なんと国指定登録有形文化財。
大正時代に建てられた。
かつては、「上野文化センター」という名前で地域の人びとに親しまれていたという。

その歴史ある建物を大胆に改装し、カフェとしてオープンしたのが昨年(平成20年)の7月。

「Cafe wakaya」。

伊賀で「わかや」といえば、すぐさま田楽を思い浮かべる人もいるだろう。
そう、ここは「田楽座わかや」の歴史と味を受け継ぐカフェである。

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店に入ると、高い天井に驚かされる。

ニューヨークの片隅にある洒落たカフェのような雰囲気でもあるし、ヨーロッパの田舎町にひっそりあるお店のような感じでもある。

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改装時に取り付けられたこの階段が印象的。
古い家具や小物がさりげなく飾られている。

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階段をのぼって2階へ・・・
音楽と人の声が静かに響いてくる。

吹き抜けを取り囲むようにつくられた2階のカウンターがいい。
人目を気にせず、ゆっくりとコーヒーと本が楽しめそう。

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カフェだけど、食事も楽しめる。
軽くつまむ程度じゃなくて、しっかりと満腹に。

メニュのほとんどは、「田楽座わかや」の豆腐を使ったもの。
おいしいもの。
そしてヘルシーなもの。

「Cafe wakaya」は、いくつもの楽しみ方ができるお店である。

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1011 Cafe wakaya(カフェ わかや)

住所:三重県伊賀市上野中町3024
営業時間:11:00~19:00
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
連絡先:0595-24-2627

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「Cafe wakaya」のオーナーの吉増恵里さん、そして「wakaya」を設計した建築士にお話をうかがいます。