「灯れよ秘密基地！ジワジワ作戦」第151回サルシカ隊がいく

投稿日: 2012年07月17日(火)04:56

ツリーハウスも生みの苦しみがあった。
計画で挫折し、制作になかなか着手できず、1年以上の歳月を経て、ようやく実現にこぎ着けた。

今回の「秘密基地」計画は更に苦しみそうな気配なのである。

そもそも、秘密基地計画が具体的に動き出したのが、昨年の4月である。
そしてガレージ部分が完成したのが、この3月。
秘密基地の中核となるトレーラーハウスの移動が完了したのが、4月の末であった。
ここまでで1年が経ってしまっている。

これまでのサルシカ隊であれば、動くまでは遅いが、いざ動きはじめて勢いに乗れば驚くほど早かった。
まるでナマケモノが全力疾走してるかのごとく、老婆が競技用自転車で爆走するがごとく、まわりの人たちを驚かせたものである。

が、ワレワレも年をとった。
責任ある立場になったり、子どもが受験に入ったり、と、なかなか時間に融通がきかない一面も出てきた。

で・・・・・。
トレーラーハウスの移動成功に一安心してしまって、ライフライン工事の着手までに1ヶ月の期間を要してしまった。
情けないのだ。

が、更に情けないのは、そのライフライン工事の紹介をサルシカでしたのは5月末。
で、現在は7月中旬。
これまた1ヶ月半も過ぎてから、この報告なのである。

しかし、今回はボーッと呆けていたわけではない。
地道にコツコツと、ジワジワと、ボチボチと、しかし確実に工事を進めてきたのだ。
来る大工事に向けての地道な準備作業を、西川さんとワタクシの二人で続けてきたのである。

見よ！
エネオス稲ちゃんやスズキックス、キヨちゃんややっさんがおっ立てた電柱にのぼる西川さんの勇姿を！
彼は確実に線を引き、つなぎ、のばし、電気エネルギーを秘密基地に注入すべく作業を続けたのである。

一方、隊長のワタクシはトレーラーハウスの補強工事にいそしんだ。
電気工事は免許がいるので、ワタクシにできることは手伝いぐらいしかないのだ。
で、空いている時間を利用して出っ張り部分の補強などをする。

足をつけ、斜交いをつけ、オイルステインを塗って仕上げる。
不器用なワタクシにしてはなかなかの出来である（笑）。

西川さんの作業も最初の一日で全体の半分ほどを終え、これは数日で電気開通かと思っていた。
6月に入るまでには、いや、せめて梅雨に入るまでには工事を完了させようと思っていたのだ。
が、ここでまず最初のトラブルが発生するのである。

トレーラーハウスのガラスが割れた。
突然。
何もしていないのに・・・・と言いたいが、犯人はほぼ間違いなくワタクシである（涙）。
トレーラーハウスの周辺の草刈りを、エンジンフルパワーの草刈機でやっていて石ころを窓に飛ばしたのだ。
最初はヒビが入った程度であったのであろう。
が、ワタクシが寝室側のドアを強く閉めると、その風圧で木端微塵に割れたのだ。
バシャバシャバシャと巨大ガラスが割れた時の衝撃をワタクシは一生忘れることができないであろう。

折しも、その翌日から大雨の予報が出ていた。
ブルーシートで雨が入らないようにおおったり、ガラスを新たに入れたり、で、あっというまに数日と追加費用をついやした。