三重の100人 9人目「志摩の音楽人 剱山啓助さん」

投稿日: 2012年10月30日(火)19:33




「1コマな生活」でお世話なってます、イラストレーターのシャンティーです。
今回、こちらのコーナーも担当させていただきました。
三重の100人」、9人目です。

今回は、わたしが9年程前に趣味で始めた二胡の先生、剱山(けんざん)啓助さんをご紹介します。
先生ではありますが、わたしが始めた頃たしかまだサークルというかたちで
「先生と呼ばなくていいよ」と言われたようなことから、畏れ多くもずっと「剱山さん」と呼ばせていただいています。


さて、そんな剱山さんは「音楽は、ただただシンプルに人を幸せにする」
ということをごくごく自然に、でも、パワフルに発信し続けている人。
剱山さんに少しでも関わりのある人は誰もが「ああ、あんなふうに自分も楽器ができたらいいな」と、思ってしまうのではないかな?
甘い甘い二胡とギターの音色。
剱山さんの奏でる音は、それはそれは甘く美し〜のです。






そんな剱山さんの経歴。
生まれは志摩。
血液型はO型。
地元では老舗の「けんざん薬局」の長男として生まれる。
が、父親の弾くギターを聴いて育った剱山さんは、子供のころから音楽が大好きで、家業は継がず音楽の道へ。
名古屋の知る人ぞ知るライブハウス「ラテンクォーター」で「池野実クィンテッド」「森剱治カルテット」にギターで参加。
20代後半から30代にかけての4年半をプロのミュージシャンとして過ごしたあと身体を壊したのをきっかけに志摩へ戻る。

もちろん志摩でもやることは音楽。
「志摩で楽しくバンドをやろう!」というわけで、バンドを結成。
時はバブル!その頃観光地の志摩のホテルは大忙し、当然バンドは引っ張りだこでケンザンさんも大忙しだったそう。
ただ、バンドは夜の仕事が多かったので、昼間の仕事として地元に楽器店「メロディーハウス」をOPEN。のちに伊勢に移転。
この多忙な時期に仲間と「龍神太鼓」という太鼓のグループも結成して、バンドと同様にホテルでの演奏活動を始める。
この活動は今も健在。

そうこうしているうちに出入りしていたいろいろなホテルから「誰か知り合いにアルバイトで来てくれる人はいないか」と声をかけられるようになり、その対応をしているうちに予想外にそれも一人ではできないほどに忙しくなった。
そういったいきさつで自然の流れで派遣会社「アルパート」を設立する事に。






さて、その当たりからここ十数年の剱山さんは、それに加え「二胡奏者」として三重県の多くの人に知られるようになったのだと思います。
当時、偶然聴いた二胡の音色に心を惹かれて「コレだ!」と思い、中国人の先生に2年程習ったあと独自の演奏活動に入ったということ。
実は、わたしは剱山さんに二胡を習って早9年になるのであります。
近くにいると、音楽の楽しさが乗り移ってきてそれはそれはいい意味で危険です(笑)。
剱山さんの影響力に圧倒され知らず知らずのあいだにあっという間に過ぎた9年間でした。 






最初の頃、音楽を仕事にしている人の世界を身近に知ってとてもものめずらしく、ああ、こんな世界も伊勢志摩にはあるんだと、ドキドキしたのでありました。
それに、わたしの周りには、自由人でも普段から背広着てる人なんていなかったし、それだけでなにか興味津々(笑)。
とにかく大人な感じに惹かれたような。

なんて、わたしのあれこれはさておき三重県内で忙しく演奏活動をする傍ら伊勢志摩のあちらこちらで二胡の音色が聴こえるようになればいいなと二胡人口を増やすためにも開いている二胡教室には伊勢と志摩で生徒さんが70人程もいる。
伊勢の教室「茶KURA」さんをのぞかせていただいた。






みなさん真剣!このあとひとりづつ曲を弾かれてました。どなたもお上手!


「二胡は本当に難しい楽器。とにかく音程がね〜。
ギターのようにフレットが無いし、ピアノなんかのように叩けばみんな同じ音がでるというのでもないから。」








教室が終わると、「茶KURA」さんの1階の喫茶でおいしい中国茶をいただきつつ談話。
生徒の皆さんに聞いてみた。


-剱山さんはどんな先生?

「厳しいけどその反面やさしい。
いろんな意味で自由にさせていただいて楽しいです!」

みなさん気心の知れた仲間という感じでケンザンさんを中心に話は尽きる事なく楽しい時間は、過ぎていきました。






これは、志摩の教室風景。
二胡を弾いている時は、ケンザンさんも生徒さんも真剣そのもの。
でも、それ以外は終始和やかな雰囲気で楽しい雰囲気は、どの教室も同じです。






教室の生徒さんには、定期的な発表の場や剱山さんといっしょにイベントや施設などへの演奏活動なども。






-ところで、剱山さんはとっても大人の雰囲気で一見近寄りがたい感じがしますが、見た目 と違って若い人たちともごくごく自然におつきあいされてて、見た目と違う部分がまたいいなと思ったりするんですが。

と、唐突に聞いてみた。


「なぜか、そんな雰囲気があるようだけど、実際は全然そんなことないよ。
コミニュケーション大好き!
まったく堅苦しくないし、いい加減だったりもするし、とにかくどんどん人と関わって行きたいという思いがある。
それに、音楽があれば年の差も関係なく人とつきあっていけるよ。
それが音楽のいいところ。」



たしかに剱山さんの周りには、いつもたくさんの人がいるなぁ。


最近は、そんな音楽のつながりから二胡とギターを自在にあやつって、いろいろな楽器やパフォーマンスとのコラボレーションで見る人聴く人を楽しませてくれているのであります。






ここからは、ちょっと数枚写真をお借りしました。






ホテルのバンド演奏。






ダンスとのコラボ。






そして、2年前に志摩町あづり浜にOPENした剱山さんのお店「海女ダイニング あづり」は、
オシャレな大人の雰囲気で観光客はもちろん、地元の人々の憩いの場になっています。






最後になにか剱山さんから一言〜とのお願いに謙遜しつつ

 「音楽はウソをつかない、ウソのない世界。
音楽があればそれだけで集える、通じ合える。
それが音楽のすばらしいところ。
自分の力は微力だけど、そんな音楽で今は、自分の育った志摩町を
楽しく盛り上げられればいいなと思ってる。」

これからも、剱山さんはその音楽の魅力をたくさんの人に広めていくんだろうな。



剱山さんの二胡教室・演奏依頼の問合せ先はこちら  剱山啓助 TEL 09015603283
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写真&文:シャンティー