「秘密基地建造ファイナル・・・その後のおまけ編」第173回サルシカ隊がいく

投稿日: 2012年11月26日(月)09:54

写真/フォトグラファー加納(加納準) 写真師マツバラ(松原豊) ウッディ中谷(中谷兼敏)

文/サルシカ隊長(奥田裕久)

怒涛の秘密基地建造ファイナルからもう早1ヶ月。
その後、秘密基地がどうなっているか。
また9回におよぶレポートでも書きこぼしたこともここで補筆しつつ、おまけ編ということで。

2日間のファイナルイベントのあと、さすがに身体が動かず、秘密基地の片付けをしたのは1週間後ぐらいであった。
大量のゴミをまとめ、リサイクル工場へ運ぶ。
なかなか大変な作業であった。

さて。
秘密基地建造ファイナルで書きこぼしたこと、その1「けが人」。

これだけの大作業を、これだけの大人数でやるのだから、ケガをしない方が奇跡。
そう思って救急セットなどをどどーんと用意しておいたのであるが、実際に使った人は若干1名(笑)。
しかも作業中のケガじゃないし。
犬を撫でようとしてガウと噛まれて流血したやつ・・・。
それはスズキックス!!!

女性チームが陣取る救護所に「すいません、犬に噛まれました」と駆け込んで、みんなに心配されるまえに爆笑されたという。
しかも!
自称ローカルタレントを名乗りながら、こんなおいしいところを、カメラマンが買い物に行っている間にやってしまうという運のなさ。
で、レポートからもこぼれてしまったのだ。

秘密基地建造ファイナルから10日後。
古着とアンティーク雑貨「KING」のガクさんがやってくる。
秘密基地のランドマーク的存在であるトレーラーハウスのコーディネイトは、ガクさんにまかせてあるのだ。
アメリカンアンティークなものでカッチョよく飾り付けるぞ~。

とりあえずこの日は、雑貨類を少々。
いろいろ長さを計って、展示の場所を考えて、いろいろ盛り上がりました。

お客さんの対応ぐらいはトレーラーハウスで出来るようにと、ガレージに入れてあったソファを搬入。
左のソファベッドはもともとトレーラーハウスについていたもの。
正面の白いのは、KINGのガクさんにもらったもの。
ラグは我が家からの寄贈(笑)。

ちなみにKINGの古着やアンティーク雑貨は、購入もしていただけます。
販売手数料はサルシカの運営費に回させていただきます。
みなさん、秘密基地に来たら、じゃんじゃん買ってください(笑)。

さて。
サルシカ秘密基地建造ファイナルで書きこぼしたこと、その2「お風呂と大」

本当は初日の作業が終わったあと、みんなで近所の温泉にいってプヒーして、再び秘密基地に戻ってビールで一気にプヒーするのだあああああ!と計画していた。
が、作業が遅れて結局、温泉には行けずじまい。
汗にまみれたまま宴会に突入してしまった。
秘密基地計画建造ファイナルのイベントにずっと付き合ってくれた人は、まる3日間、お風呂に入らなかったし、パンツすら変えなかった。
隊長のワタクシなんぞ、自宅に歩いて帰れるのに、戻ったらバタンキューで気づいたら朝!!
またそのまま突撃~!!
みたいな感じで、実はこの3日間、トイレの大すらしていなかった。
するヒマがなかったというより、
するのを忘れていたといった方がよいであろうか。
下の話で申し訳無い。
ま、おまけ編だということで許してもらいたい。

まだ未完成の秘密基地であるが、
お客さんは結構やってきて、打ち合わせ等にどんどん使用されている。
コーヒーやお茶の用意を早くトレーラーハウスで出来るようにしないと不便で仕方ない。

11月中は、大工のT橋が仕事とイベントで忙しく、また隊長のワタクシもドタバタなので、続く工事は12月に入ってからということに決定する。
11月中旬から、薪集めが連発。
サルシカ隊員の薪の一時保管庫として秘密基地は活躍(笑)。

その後もちまちまといろんなことを。
ワタクシたち隊長一家が三重の山の中に移住するということになったとき、当時娘の幼稚園のママ友で、現在サルシカ隊横浜支部長のかずみちゃんからもらったハンモックを、6年目にして吊るす!!
ようやくこの日が来たのだ。
天気がいい日にここでのんびり本を読んでやる~。
しかし、冬にハンモックはなかなかキビシイ(笑)。

そして宿泊のお客さんのために、布団や枕やカバーを一式用意。
トレーラーハウスにちゃんと買い物したものを入れるのは初めてのことではないか(笑)。
大半はいただきものか借り物なのである。

はい。
これが寝室の様子です。
いい感じでしょ~。

誰でもいつでもというわけには行きませんが、必要に応じて利用していただけます。
ちなみに隊長のワタクシはまだここで寝たことありません(笑)。

ま、これが秘密基地の現状です。
今回のサルシカ秘密基地建造ファイナルのイベントにも、研修生2名が参加していたので、そのレポートを最後に掲載しよう。

【秘密の要塞出現!の巻】

こんにちは。
津市NPOサポートセンターの黒石と申します。

ついにやってきました!
“秘密基地最終プロジェクト”
「秘密基地」と聞くだけでワクワクするのは、僕だけではないはず!
「今、この“秘密基地”と聞いてピンときた諸君、ぜひぜひお越しください!」

今日取りかかったのは、オープンテラスの建設とその手前の広場への枕木の敷詰めです。
この日は、あいにくの冷たい雨風の吹き荒れる悪天候でしたが、「そんなもの気にしない気にしない」とこの日集まられた職人さんたちは着々と作業を進められていました。この熱にはかなり動かされましたね。
この冷たい雨風の中に、暖かさをもらったようでした。

その中で、自分も見よう見まねで釘の打ち付け、枕木の設置などに加わりました。
いや~、素人ながらですがこの金槌のたたく音が響き渡り、少しピリッと緊張した空気、たまらなく好きですね。職人が持てる技を披露する場というのは、実に創造的で刺激がありました。

また、基地建設に参加した方は全部で30人ほどいらっしゃったかと思います。
そのような人数での作業でしたので、出来上がりも早い!早い!

そして、辺りが真っ暗になったころ「完成!」
夏の夜などに、のんびりと星空を眺めながら過ごすには持って来いのテラスが完成しました。
一同に30人が一つの目標に向かって、夢中になって取り組めたことは自分の中に大きな財産として残りました。

貴重な体験をありがとうございました。


こんにちは!津市NPOサポートセンターの片山です。
研修第4回目となる今回は、サルシカ秘密基地最終プロジェクト。

これからここが拠点となり、おもしろい美里町が作られていくのですね。
完成前の段階で関われるなんてワクワクします!

・・・でも実は今回、私に大工仕事はできませんでした。

男っぽいと言われるこの性格に反し、とってもか弱い私の力。
まわりを見渡したら男性参加者しかいない・・・。
挑戦してみようと握りしめたハンマーは、スズキックスに奪われた・・・。

「仕事のできへんやつは、雨にでも打たれていよう。」

・・・とはいうものの、何もせずにずっと突っ立って雨に打たれているわけにもいかず、スズキックスに泣きついてサルシカ女性陣の
お手伝いをさせてもらうことに。
ここには私にできることがたくさんあるはず!!

「これどうぞ。」―ありがとうございますー。
「みかんどうぞ~。」―すみませんー。あ~おいしっ。
「はい、どうぞ。」―お~!冷えた体にコーヒーは染みるぅ~。
「これどう?」―この抹茶のラングドシャ、うまっ!

・・・・・・はっっっっ!!!食べとるだけやん!!!

そんなこんなで時間が流れ、出来上がった夕飯を秘密基地まで運ぶ。
そこには、男性陣の2日間の努力の結晶が待ち構えていた。

川がサワサワと流れる音と、ほんわりとした火の灯りの中での
みんなとの贅沢な夕食タイム。
すぐそこで滝の流れる音も聞こえる。
周りに何もなくたって、こういう風景、音、静けさがあるのってええわ~。

でも、この日ほど自分が男だったらと思わなかったことはありません。
今回は見事に完敗です。
・・・ではまたっ!!


秘密基地づくりにはいろんなドラマがあったようです。
ご協力していただいたみなさん、本当にありがとうございました。

まだ続きますが、ファイナル編の締めということで。

〈協力〉

インド村白子店・・・・2日目の昼食のカレーを提供していただきました
オフィス369番地・・写真撮影で協力いただきました
加納フォト・・・・・・写真撮影で協力いただきました
KING・・・・・・・トレーラーハウスのコーディネイトと作業を
串揚げまるう・・・・・初日の宴会の串揚げを
匿名木材店・・・・・・トレーラハウスの床材の他、いろいろな材料を提供いただきました
津市NPOサポートセンター・・・研修生の派遣を
道瀬珈琲・・・・・・・初日の昼食、2日目の朝食やさまざまな飲み物の用意を
西川建柱・・・・・・・柱となる木柱の建設に協力を
野澤商店・・・・・・・トレーラーハウスの移動およびファイナルの作業を
マルゼン有限会社・・・大量のゴミの処分をしていただきました
三浦林商・・・・・・・杉板などたくさんの材料を提供していただきました
株式会社木神楽・・・・設計およびさまざまな作業を。大工のT橋を中心として
割烹やまき・・・・・・2日目の宴会の準備、さまざまな作業を
吉川自動車・・・・・・食事用の米を提供していただきました

この他にもたくさんの個人、団体、企業から差し入れや声援をいただきました。
本当にありがとうございました!!