めぐみごはん第12回「猪鍋」

投稿日: 2012年12月18日(火)12:36

めぐみごはんです!!

が、実はワタクシはM子ではありません!
M子の・・・
夫の・・・
つまりはサルシカ隊長です!!(笑)

今回の猪鍋は、妻M子にずいぶんと協力をしてもらって作ったものではあるけれど、男ばかりの猪鍋パーティーでまたたくまに鍋を空っぽにしてしまってM子は食べておらず、

「食べてもいないのに原稿は書けないもーん!」

と突き放され、ついにはワタクシが書くことになったというわけでございます。
というわけで、隊長版「めぐみごはん」を特別に!!(笑)

「秘密基地で猪鍋パーティをやろう!!」
となったのは、ご近所のIさんが、「ほれ、みんなで食べろ」と、大量の猪肉をくれたからである。
ずっしりと重い、ひとつ1.5キロはあろうかというパックが4つ。

近くの山で穫れたイノシシだという。
まさに自然のめぐみ。
これだけあれば、我が家の冬の動物性タンパクはすべてまかなえるという量だ。
さすがに猪肉ばかりというわけにはいかないので、みんなで食べちゃおうか、ということになったのだ。

普段まったくと言っていいほど台所に立たないワタクシであるが、今回は「男の猪鍋をつくる!」ってことで、チャレンジさせていただきました!(笑)

まずはごぼうをささがきにして。
やり方はもちろんM子に教えてもらう(笑)。
鉛筆を削るように、ごぼうをくるくる回しながら削る。
2本も削ると、もう手が痛くなってくる。
台所仕事もなかなか大変なのだ。

ごぼうはすぐさま水に浸さないとアクで黒ずむそうだ。
なるほどなるほど~。

こんにゃくは手でちぎって味が染み込みやすいように。
なるほどなるほど~、ひとつひとつ勉強になるな~(笑)。

猪肉は煮れば煮るほど柔らかくなって美味しくなると、熊野の赤倉で山里民泊をやっている中平さんに教えてもらったので、サルシカ所有の巨大鍋に出汁をはり、味噌で味付けしたものに3キロの肉を投入!!
今回味噌は、伊賀のはさめず醤油で購入した「はさめず味噌」を使用。

そこにごぼうとこんにゃく、匂い消しの生姜を細切りにして投入し、あとは薪ストーブの上でくつくつ。
巨大鍋と巨大やかんを載せると、最大級の薪ストーブが小さくみえる(笑)。

しばらく煮ると、もうそれはたまらんといういい匂いが家中に。
味見と称してお椀に1杯食べる(笑)。
うんめえなあ。

鍋パーティは明日の夜。
また明日の朝からくつくつ煮て、いざ宴会なのだ!!!

次の日の夜はぎんぎんに冷えていた。
男の猪鍋パーティの会場は、もちろんサルシカ秘密基地のトレーラーハウス。
まだ未完成であるが、とりあえず使用可能なのだ。

宴会だというと、どこからともなく隊員たちが集まってくる。
今回の宴会にはもうひとつの目的があった。
サルシカ秘密基地建造ファイナルのイベントでみんなから差し入れてもらったビールやワインや日本酒や焼酎が山積みになっており、その在庫一掃(笑)。

が、宴会だというとまたみんなお酒を持ってくるので、結局、秘密基地のお酒は以前より増えてしまう(笑)。
いかん。
このままではサルシカ隊はみなアル中になってしまうのだ(笑)。

この日の参加者は、愛知県から中谷さん、奈良から建築士の中村さんが。
ご近所から隊長代行キヨちゃん、エネオス稲ちゃん、写真師マツバラ、やっさん。
テレビ関係からは、ボーノー隊員と前田くんが。
そしてNPOサポートセンターの川北くんが猪肉につられてはじめて秘密基地に。
あと遅れて大工のT橋も参加した。

「さあ飲むで飲むで~、食べるで食べるで~」
と、激しく、暑苦しく、男の猪鍋パーティがはじまったのだ。

ワレワレ、サルシカ隊の食欲はすさまじい。
3キロの猪肉が瞬間でなくなる。
で、残りの3キロも追加投入。
たぶんワレワレにかかれば、イノシシの1頭ぐらいあっという間に食べてしまうのだ(笑)。

外は寒いが、トレーラーハウスの中もワレワレの胃袋も熱い。
猪肉は本当に身体があたたまる。
しかもうんめえ。

煮込んだ猪肉はゼラチンいっぱいで、おじさんたちの顔はいつも以上にテカテカに。
飲んで盛り上がって、テカテカ、ニカニカ、テカテカ、ニカニカはさらに激しく(笑)。

そしてさらに、中谷さんが持ってきた携帯かまどでごはんを炊いて、猪鍋ぶっかけめしを!
濃厚な味噌出汁が米粒にからまって、もうたまらん!!!
みんなさらに食べる食べる。

結局、6キロの猪肉がみんなの胃袋へ。
あー食った食った、もう何も入らん、お腹ぽんぽんの状態となりつつも、今度は酒をえんえんと飲み交わし、ずぶずぶの夜になっていくのであった・・・・。

やっぱりダメだ。
ワタクシが書くと、「めぐみごはん」にならぬ(笑)。