「秘密基地建造ファイナル・パート2の④」第179回サルシカ隊がいく

投稿日: 2012年12月29日(土)10:22

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写真/フォトグラファー加納(加納準) 文/サルシカ隊長(奥田裕久)

午後2時。
いよいよサルシカ事務所の外壁に着手した。
あと2時間ちょっとで陽が暮れる。
それまでになんとか外壁工事だけでも完了させたい。
朝から作業している9人と、途中から参加してくれたケロリンと大工のM田を含めた11名は、目の前の作業にひたすら集中した。

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防雨防風シートを事務所の骨組みのまわりをグルグルグルグルと巻いていく。
簡単に見えてこれがむずかしい。
ワタクシやもやし石黒がやると、すぐにたるんでしまう。
が、大工のM田が作業を手伝ってくれると、面白いほど早く進み、あっという間に建物のミイラが出来上がる(笑)。

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ペラペラのシート1枚であるが、壁が出来ると、一気に建物という感じになる。
ワタクシはひとり中に入り、
「いいじゃないの、いいじゃないの~」
と、ニマニマする(笑)。

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そしていよいよ外壁の取り付け作業だ。
美杉の三浦林商さんにいただいた杉板を1.5センチずつ重ねて下から貼っていく。

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正面をケロリンと大山さんと大工のT橋が。
ステージ側の面を大工のM田とニワくんが。
裏面をキヨちゃんとワタクシが。

みんなでトンカチを振るい、ガンガン板を打ち付けていく。

板をサイズに合わせて切るのは、みつやのお父さんともやし石黒。
その板をイワワッキーがどんどん運ぶ。

全員で力を合わせての作業だ。

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作業に負けじとフォトグラファー加納もどんどん写真を撮る。

トントン、カンカン。
カシャ、カシャ。
トントン、カンカン。
カシャ、カシャ。

妙なリズムが出来上がって、そのスピードはどんどん加速する。
釘を100本も打ち込むと、もう腕がパンパンになった。
が、誰も弱音など吐かず、打ち続ける。
切り続ける。

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午後4時を回って陽が暮れはじめる。
3人がかりで勝負している正面はほぼ出来上がりつつあった。
メインステージ側は半分。
裏面は2/3が仕上がっていた。

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午後5時を回った。
可能な限りの照明をつけて作業を続ける。
フォトグラファー加納のカメラのストロボがバシバシ光った。

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午後5時半。
山のうえに月がのぼった。

作業はここまでだ・・・。

結局、出来上がったのは正面のみで、
メインステージ側と裏面は1/3ずつを残した。
そしてキャンピングカーのサルシカ号が停まっている背面は、ほぼ手付かずの状態で終わってしまった。

お金をかけず手間をかけたのだから仕方がない。
なーにそこまで慌てなくともよいのだ。

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今晩の分のおでんをきのう食べ尽くしてしまったので、お昼にワタクシが買い出しに行った材料で鍋をつくる。
お歳暮でもらった大量の豚肉を使い、ドデカ鍋でキムチ鍋だ!!

白菜、ニラ、もやし、豆腐。
安い材料ばかりをザクザクと切り、鍋に投入!(笑)
わずか数千円で10人まえの宴会用の食事をつくってしまうのだ。

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そして今晩もカンパーイ!!
完成しなくとも、わははははとみんなで祝うのだ。

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この日は衆議院選挙の投票日であった。
期日前投票や朝や昼休みにみな投票に行っていたが、テレビもラジオもないトレーラーハウスで飲んでいたので、民主党が大敗し、自民党が圧勝していることなどワレワレはまったく知らなかった。

名古屋へ行っていた写真師が駆けつけ、そして串揚げのまるうの藤井さんがやってきた。
まるうは美里のイルミネーションに出店中で、残り物を差し入れにきてくれたのだ。

建造ファイナル・パート1とパート2の4日間を終え、サルシカ秘密基地はかなり出来上がってきた。
サルシカ事務所の外壁は中途半端だけれど、離れて見たらほぼ完成形である(笑)。

あとはツリーハウスの鬼太郎ハウスと、石焼き窯である。

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建造ファイナル・パート2から1週間後のクリスマスの連休まえ。
ワタクシは予定していた仕事が飛んで手が空いたので、ひとりで外壁工事をやっていた。
そこにキヨちゃんが手伝いにきてくれ、隊長と隊長代行のふたりでパート2の残業(笑)。

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その日の夕方。
サルシカ事務所の外観はすべて出来上がった。

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さて。
これからの予定であるが、
サルシカ事務所の内装は、1月に再度プチ建造イベントをやって完成させる予定である。
2月から3月にかけて、ツリーハウスと石焼窯を完成させ、暖かくなった4月にはオープニングイベントを開催し、みんなにお披露目したいと思っている。

もうしばしサルシカ秘密基地建造ファイナルにお付き合い願いたい。

サルシカ秘密基地建造ファイナル・パート2おわり