第11回 「尾鷲でFacebook講座」

投稿日: 2013年02月13日(水)05:02

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写真/写真師マツバラ(松原豊)  文/エネオス稲ちゃん(稲垣博文)

エネオス稲ちゃん (@h_inagaki) です。
遅ればせながら、2013年最初の田舎IT講座です。今年もよろしくお願いします。

さて今回は、尾鷲で開かれているFacebook講座の話題です。
昨年の10月から、東紀州コミュニティデザインが主催するFacebook講座の講師として、尾鷲市北浦町にある「キタガワノホトリ」に月1回訪れています。

実はこのFacebook講座があるまで、尾鷲に足を踏み入れたことのなかったボク。
尾鷲といえば、サルシカの銭湯企画で存分に楽しんでいた記事があったはず・・・
きっと尾鷲は1人で行くよりも大勢で行った方が楽しいに違いない!
そう思ったボクは、「尾鷲でFacebook講座しとるんやけど、IT講座の記事にしていい?」と相談。取材と称して、サルシカ隊長と写真師マツバラと一緒に尾鷲に乗り込みました。

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取材当日は4回目のFacebook講座の日。
4回目にして初めての土曜日開催。しかも尾鷲への移動手段がサルシカ号。
この時点で宿泊に重点を置いた取材となっているのは間違いのないところ(笑)

隊長の運転のもと、車内で最終の調整を行いつつ、会場へ向かいます。

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毎回毎回、熱心な参加者の多い尾鷲でのFacebook講座。
この日のテーマは「Facebookのコミュニティ機能」ということで、
グループ機能や、メッセージ機能について解説させていただきました。

Facebookは便利な機能が多い反面、変化が激しいサービスなので、
その時その時で、どんな機能が利用できるか把握すると、より便利に使えますよ。

今回、このFacebook講座を取材したかったのには理由があります。
それは「尾鷲という街で、なぜ今Facebook講座を必要としているのか?」
このことが田舎でITを話しているボクには、ずっと引っかかっていたのです。

そのことをFacebook講座後に開かれた新年会でお話を伺いました。

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別の場所に会場を移して開かれた新年会。
Facebook講座では毎回講座修了後に、任意で食事会を設けていただいています。
この食事会もボク自身、とても楽しみにしています。

この日もテーブルの上には早くから鍋が置かれ、乾杯を済ますやいなや、
大皿の料理が次から次へと運ばれてきました。
我々サルシカ隊が座るテーブルでは、食事を食べきることができず、残していましたが、
もう一方の地元の方ばかりが座られたテーブルでは、すべて食べ尽くされていました。
尾鷲の方は食欲も素晴らしいものをお持ちのようです。

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場の雰囲気が良い感じになる中、参加者の皆さんともお話をさせていただきました。
その中に東紀州コミュニティデザイン代表理事である端無さんに、
今回のFacebook講座について、狙いなど伺うことができました。
端無さんの話された内容は次の通りです。

「Facebookはブログやツイッターとともに自己発信の場として注目していた。」
「尾鷲においても情報発信についてはまだまだだと思うところがあったので、
 なんとか地元でFacebookを学べる場を作れないかと考えていた。」
「そんな折、新しいスタッフ(平山さん・谷口さん)が入ったので、
 彼らに勉強してもらうためにもFacebook講座を企画・運営させることにした。」

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実は尾鷲でのFacebook講座にはいろいろと伏線がありまして、
東紀州コミュニティデザインに入られた平山さんと谷口さんが、昨年5月に開催した、
KIPプロジェクトのデザイン講座に参加されたところから始まります。

KIPプロジェクトとしては内容に自信を持っていたんですが、
まさか尾鷲から美里に夜お越しいただくとは思っていなかったんですよね。
このときの縁があって、ボクも尾鷲に足を運ぶこととなるわけです。

さて、そうして実施されたFacebook講座ですが、Facebookの特徴を、
端無さんは次のように話されています。

「Facebookは自分自身の活動を記録するにはもってこいのメディア」
「しかも、その記録を友達など第三者の目が評価してくれる。こんなメディアはない。

「自分自身の履歴書と言ってもいいんじゃないか。」

なるほど、これは面白い視点だと思いました。
たしかにボク自身も、今までの行動記録はFacebookを見ると分かります。
その他、個人以外の活動記録も、それぞれのFacebookページを見れば分かります。
「履歴書」という表現は的を射ていますよね。

ここに書いた以外にも、いろんな方との出会いもあった今回の尾鷲旅。
ボクが何より思ったことは、「情報発信に飢えている」ということでした。

三重県外の方から見れば、尾鷲だって美里だって、どちらも田舎なんだと思います。
「田舎だからこそ、埋もれた魅力を多くの方に知ってもらいたい!」
「魅力を知った人が、一人でも多く訪れて欲しい!」
そう考えているのではないでしょうか。

KIPプロジェクトを企画・運営していて思うことは、ITがどう役立つかを、
いかにして美里の人に伝えることができるか。情報の力はどれほど大きいものか。
これらを地道に伝えていくことがボクたちのできることじゃないかと考えています。

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尾鷲でのFacebook講座は来月まで続きます。
興味・関心をお持ちの方は、東紀州コミュニティデザインまでお問い合わせください。
(URL:http://www.facebook.com/HigashikisyuCommunityDesign

また、KIPプロジェクトでも毎月濃い内容の講座を開催していますので、
こちらの方にもぜひ足をお運びいただければと思います。
(URL:http://kip-project.info

それではまた次回の田舎IT講座でお目にかかりましょう!
エネオス稲ちゃんでした。


KIPプロジェクト/Facebook(最新の情報はこちらで!)