わははははははは！！
久しぶりのキャンプなのだ！
久しぶりの和具なのだ！
もう浜辺に着いた途端、生ビールを飲んでしまうゴキゲンなゴールデンウィークの休日なのである！
実は昨年、
サルシカ隊長であるワタクシと家族は、第二の故郷とまで呼んでいる北牟婁郡紀北町島勝の和具の浜に一度たりとも足を運ぶことはなかったのである。
夏休みにロングランの北海道旅行があったこともあるが、ＰＴＡ会長や地域の役員として、休みの度にイベントに駆り出されことが何よりも大きく影響している。
しかも三重に引っ越してきて最大のピークと言えるほど、仕事が忙しかった。
遊び暮らしの実践をもとめるサルシカの隊長として、非常に恥ずかしいばかりなのである。
が、ワタクシは帰ってきたのだ。
和具の浜に！！！
いつもの定位置、和具のおいちゃんの海の家の裏にサルシカ号を停める。
横のキャンピングカーは我が妹バカエミんちの。
今回の参加者は、隊長一家、バカエミ一家、副隊長キヨちゃん一家。
もうね、人がたくさんいると疲れるから、少人数でひっそりといこうね、ということなっていたのだが、たった3家族でも、子どもの友だちやいとこがくっついてきて、あっというまに大人6名、子ども8名という大所帯（笑）。
2年ぶりとなる和具のおいちゃんにご挨拶。
バカエミ一家は、昨年もゴールデンウィーク、シルバーウィークと和具の浜にキチンと参拝。
しかも和具のおいちゃんとは、津市に遊びに来た時に家に招いたりしていたらしく、もう家族同然の様子なのだ。
「去年はなあ、おいちゃんとこで風呂に入れてもうてなあ」
おいおい、バカエミよ、いくらなんでも厚かまし過ぎないか（笑）。
「おいちゃん、久しぶりぃ」と握手をしたあと、本当なら互いの近況を報告するところであろうが、思わず「生ビール！」と注文してしまったのは、もうまるで仕方ないことだ。
だって太陽はギラギラ、しかも2年ぶりの和具なんだもの！
しかも！！
ここへ来るまでの車中のラジオで、ワレワレは嬉しすぎるニュースを耳にしていたのだ。
「紀北町島勝港で、ワラサが大漁！ 6000本以上のワラサがあがった模様・・・・」
ワラサ・・・。
そう出世魚ブリの、ちょい小さいサイズのこと！！
「奥田さーん、あんた運がええわあ、きょうは大漁やで1本まるごと買っといたでぇ」
キタ～～～～～～～～ﾂ！！！！
これを見た途端、みんなのテンションは一気にレッドゾーンなのだ。
しかも信じられないほど安い値段！
「まずは刺身つくったるわあ、そして照り焼きやろぉ、あとはアラ煮したろぉ」
和具のおいちゃんは海の家のおいちゃんだが、その昔はサカナの仲買人だったこともあるし、料理人だったこともある。
サカナのことを知り尽くしているのだ。
「うまいでぇ、これぇ」
おいちゃんは得意の口癖を100連発した。
うん、これはうまいに違いない！！
しかも！
おいちゃんは新兵器を用意していた。
電気網焼き機（笑）。
ショルンの西川くんにもらった穴子の干物を焼いて、またビール！！！
浜辺についてまだ1時間も経っていないのに、もうすっかり宴会状態。
ビール3杯目（笑）。
「これも食べりぃ」
おいちゃんがイワシの干物を出してくれる。
塩が効きすぎてる。
で、またビールが進む（笑）。
結局この日。
大人は隊長のワタクシだけが15分ほど海に入っただけ。
子どもたちも浜辺で水遊びしたのみ。
ほんのちょっと前に昼めしを食べたばかりの気がするが、このお刺身が待ちきれず、そのまま夜の宴会へ。
まだ4時にもなってません（笑）。
で、いつものごとく、ずぶずぶになるまで飲んで、9時にはみんな寝床にはい戻ったのである。
翌朝。
8時すぎから、バカエミ、Ｍ子、隊長の3人で海に入った。
相変わらず美しい海だ。
透明度は10メートルを超えている。
水温はあまり高くない。
ウェットを着ていても30分ぐらいが限界である。
バカエミ、Ｍ子、隊長がシュノーケリングを楽しんでいる間、
キヨちゃんは磯釣りを。
バカエミの夫かっちゃんはゴルフの練習を。
それぞれ勝手に楽しんだ。
いつもなら2泊か3泊するのだが、中学生になった子どもたちに部活があってみんな帰らねばならぬ。
今回の幸せの時間は、1泊2日の、ほんの短い一時なのだ。
海から上がると、海の家に漁師さんが来ていた。
おいちゃんの手配で沖で獲ったアオリイカを安く譲ってくれるという。
そしてゆっくり目のお昼に出てきたのが、このイカの活き造り～！！！！
うおー、こんなものを口にしながらビールが飲めないなんて！！
そんな雄叫びをみんなであげつつ、幸せのひとときは幕を閉じたのである。
よーし。
今年は平日にふらりと和具へいくぞ～！！！
海でたくさん泳ぐのだ！！！
