「酒を飲みながら津の魅力Tシャツをつくろう!」第220回サルシカ隊がいく

投稿日: 2013年10月30日(水)14:24

s220-01
写真/ケロリン桶太郎 文/サルシカ隊長

最近、「まちのみ」なんていうものが流行っているらしい。
いろんな人が集まって、缶ビール片手にさまざまなテーマについて語り合ったり、誰かを呼んで話を聞いたり、またトークディスカッションをしながら、ゆるやかに何かの企画やモデルなどを作り上げていくものだという。

ほーう。
酒を飲みながら、いうのがいいではないか。
ゆるゆると、遊びの延長線上で、何かを得ていこうという方向性もいい。

そんな風に考えていたら、津市NPOサポートセンターのカワキタさんから、

「奥田さん、『まちのみ』やりませんか?」という話がきた。

断る理由はない。
ギャラなんぞいらん。
が、生ビールがないとイヤだもんね、と回答し、あっという間に実現に至ったのであった。

s220-02

会場となったのは、津市のコミュニティスペース・コワーキングスペース「kaidan(カイダン)」
津センターパレス裏のピッチャーズビルの4階にある。
このビルにはエレベーターがなく、まるでエッシャーの画のようなカイダンをどんどこのぼってようやく辿り着く、まさに秘密基地的なスペースである。
ここはその名の通りコミュニティスペースなので、有料であるが会員になると自由に使うことができる。

s220-03

今回、われわれの「まちのみ」のテーマは、酒を飲みながら津の魅力を着るサルティをみんなで考えよう・・・・というものであった。
津市の37のローカルブランド、魅力をTシャツにしてきたが、今度は市民のみんなにも考えてもらおうという魂胆だ。

津の魅力・・・。
ならば、とうことで、津を代表するおつまみをどどーんと用意した。

津ぎょうざ。
一福の手羽先。
天むす。
富やの唐揚げ。
野田あられ。

などなどなど!!

もちろんビールも美杉リゾートの火の谷温泉ビールを樽で用意!!
津の自慢のおつまみを食べながら、津の地ビールを飲み、そして津のTシャツをつくるのだ!!!!

s220-04

まず津市NPOサポートセンターのカワキタさんから趣旨説明とごあいさつ。
続いて、サルシカ隊長のワタクシから・・・・大した話はなくて乾杯!!
まずは飲まなくては「まちのみ」じゃないのだ。
乾杯をするまえにダラダラと話をしたら、もうみんな怒り狂うのだ(笑)。

s220-05

この日。
季節外れの台風27号と28号が、卑劣にもなかよく2セットになって本土を攻めようとしていたのだ。
幸い上陸は免れたものの、この日は雨風が吹き荒れていた。

が、キャンセル者はほとんどなく、またさりげなく潜り込んでいる者もいたりして、定員20名のところ、たぶん30名ちかい人がいた。
途中から席が足りずに立ち飲み状態。
すさまじい熱気に包まれていたのだ。

s220-06

まずはワタクシから、サルティをつくるに至ったきっかけ、その経緯についてお話。

「もう37種類もつくったよーん。
 あんまり儲かってないよーん。
 わはははははは」

いつもこういうことばかり言ってるから、バカだのケーハクだの言われるのだな。

s220-07

続いてサルティの担当すずきっくすによる、これまでにつくったサルティ紹介。
37種類もあるのに、調子に乗って制作の苦労話や自慢話までいれて話すのでえんえんと時間がかかる。
まったくもう!!

s220-08

一方のワタクシは、生ビールを注ぐのに大わらわ。
だって誰も生ビールサーバを扱えないのだ。
なのに次から次へと注文が入る。
ワタクシはしゃべり手のはずだが、しゃべっている時間がない(笑)。

しかも10リットルのタンクは30分もしないうちに空に。
用意していた缶ビールへと切り替える。

が、今回のお客さんの中には密かに酒飲み集団のサルシカ隊の面々が潜んでいる。
飛ぶようにビールが売れる。
すぐさま冷蔵庫が空っぽになってくる。

「もうビールがありません!!」

カワキタ君が悲鳴のような声をあげる。
これまでの「まちのみ」の酒量をすでに開始から30分で上回っているという。
いやしかし、これでは「まちのみ」ではなく、ただの「のみかい」ではないのか。

「ビール買ってきて!!いますぐ!!」

隊長はもはやマスターとなって、誰かまわず命令するのであった(笑)。

s220-09

みんなアルコールでほどよく酔い始めた頃、チームにわかれてサルティづくりのワークショップ。
といっても、どこの店や企業をTシャツにすればよいか、つくるならどんなデザインかをみんなで話し合うだけ。
が、これが結構楽しい。
盛り上がる。

われわれサルシカでも会議をしてて楽しいのだから、飲みながらやったらもっと楽しいのだ。

s220-10

この日。
Tシャツ化の希望が一番出たのは、井村屋さんと津駅であった。
津駅は交渉のハードルがかなり厳しそうなので見送ることにして、井村屋さんをテーマにさせていただくことに。
井村屋といえば、肉まんあんまん、そしてあずきバー!

みんなの意見を聞きながら、デザイナーの橋本さんがどんどん具現化させていく。
これは面白い。
みんなiMacのモニターにかじりつきながらお酒を飲んでいた。

s220-11

まだ完成形ではないものの、今回の「まちのみ」で井村屋さんのTシャツデザインができた。
あといくつかプランを足して、実際に井村屋さんにアタックしてみるつもりである。

津市民の思いをのせて。
みんなでつくった井村屋さんTシャツ。

すいません、まもなくお願いにあがりますが、なんとか話だけでも聞いてくださいね(笑)。