「第4回サルシカ黒豆収穫祭!①」第221回サルシカ隊がいく

投稿日: 2013年11月05日(火)18:24

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写真/こさやん 文/隊長

サルシカ恒例の黒豆収穫祭がやってきた。
なんと今年で4回目。
最初は10人ほどでスタートし、2年目は20人オーバー。
そして3年目には50人を超える人が集まり、みんなで豆を収穫した。
すさまじい勢いでパワーアップしているサルシカのイベントなのだ。

が、今年は台風によって収穫時期がずれ、またさまざまなイベントもスケジュールがめちゃくちゃになり、黒豆収穫祭の日程をなかなか決められないでいた。
そのせいもあって参加表明は20名にも遠く及ばずの状況であった。
昨年、参加人数が50名を超えたこともあって、畝を2つ増やしたというのに。
やばい。
やばすぎる、と思いつつ、当日の朝を迎えたのであった。

10月27日の朝。
ぎりぎりになってたくさんの人から駆け込み参加の申し出があった。
黒豆収穫は程よい人数で程よく収穫しているぶんにはとても楽しい。
が、たくさんの量を限られた時間内で収穫するとなると、果てしなく辛い労働となる(笑)。

経験者はそれを身をもって知っているので、
「これはイカン!!サルシカのピンチだ!」
というわけで、慌てて駆けつけてくれたわけである。

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が、今度は集まりすぎ(笑)。
津の久居インター近くの待ち合わせに集まった人、50人近く。
車の台数なんと21台!

この待ち合わせ場所から、松阪市嬉野町の黒豆畑までみんなで移動するのである。
現地解散になるので各自車で移動せねばならない。

で、これも恒例のサルシカ黒豆コンボイ。
21台の車が連なって走るのだから壮観である。
が、信号で連なりが断ち切られると、とたんに集団迷子となってしまうので大問題である(笑)。

若干の交通渋滞を巻き起こしつつ、すまんすまんと謝りつつ、みんなで走る。
次回から集合方法、場所を考えるのだ。

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現地には、こさやん一家をはじめ、小池監督改め宮崎監督夫妻もすでに単独で到着していた。
遅れてエロン一家も到着。
これでなんと60人を超える参加者となったのである。

あなおそろしや黒豆パワー!!!

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まず隊長の奥田より、みなさんにご挨拶。

「黒豆、黒豆って言ってるけど、丹波の黒豆ですよ。いまは枝豆みたいに緑だけど、このまま放置すると黒くなるよ〜」

なんていう初めての人向けの説明も簡単に。

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そして、この黒豆を提供してくれている割烹やまきのやまちゃんからご挨拶。

「あの〜、昨年はそれぞれみんな持ち帰る袋の大きさが違って不公平が生じたんで、今回はこちらで袋を用意しました〜。みなさんケンカをしないように仲良く分けるように」

などと言っている。
仲良くみんなで収穫し、みんなで枝からむしりとり、みんなで黒豆の山を築くのであるが、これをいざ山分けとなると、熾烈な戦いがはじまる。
みんな目が血走り、我先に黒豆の山めがけて飛び込むのである。
これを煩悩のひとつ、「黒豆奔欲」という(すんません、まったくの嘘です。笑)

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今回は初めての参加者の人が多かった。
みんなで簡単に自己紹介。
新しい人との出会い、交流もこの気軽なイベントの良さである。
このイベントをきっかけにサルシカの活動に参加してくれる人が結構多いのである。

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常連の人も、はじめての人も、広がる黒豆畑を前に期待が高まる。
ワクワクしてくる。

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そしていよいよ収穫開始〜!!
今回は150メートルほどある畝が4本!!
なんと締めて600メートルの黒豆ロードである!!

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人数が多いので、分業制とした。
子どもたちは手前の黒豆を根っこごと引っこ抜いてくる。
大人たちは一番遠くの方から引っこ抜いてくる。

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もう数回参加しているメンバーも多いので慣れたものである。
みんなどんどん動く。
どんどん黒豆が手前のベース基地へと運ばれてくる。

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今年の黒豆は、やはり天候のせいであろうか。
実の数はあまり多くなかった。
が、ひとつひとつがやたらと大きくて立派である。
ずっしりと重い。

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手前のベース基地にブルーシートを敷き、女性チームを中心に黒豆むしりむしり作業。
男性と子どもたちもあっという間にすべての黒豆を引っこ抜いちゃったので、こちらのチームに合流。
みんなでワイワイと話をしながら、笑いながら、黒豆の山を築いていく。

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毎回思うのだが、こうして太陽の下、食べるものを採るのは無性に楽しい。
初対面の人も不思議なぐらいあっという間に親しくなってしまう。
農耕民族であるわれわれのDNAがそうさせるのであろうか。
愉快で愉快でたまらないのだ。

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そして!!
今年も山と積んだ黒豆にダイブ〜!!!!
今回は、やまちゃん!!
見事な太鼓っ腹で黒豆がつぶれるのではないかと誰もが心配したが、黒豆は丈夫なのだ。
ぜんぜん潰れない。

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袋を揃え、参加人数を一生懸命数えた割りには、いつものようにテキトーな配当(笑)。
が、殴り合いや罵り合いが生じることなく、無事にすべてを終えた。

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参加してくれたみなさん、すてきな笑顔をありがとう。
割烹やまきのやまちゃんとおかあちゃん、今年もありがとう。
黒豆を育ててくれた農家の方にも感謝!

さて。
今年の感謝祭は、黒豆をほお張り酒を飲み交わす宴会つき!
その様子は次回!!