第56回「怪しい潮干狩り隊」

投稿日: 2009年03月12日(木)23:02
2009年03月12日(木)
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左から、まさやん隊員、もりやん隊員、そして隊長です。

普段は「薪だ~、薪だ薪だ薪だ、薪はどこだ~!!」

と叫んでいる、サルシカ隊薪ストーブ倶楽部の面々です。

その3人が潮干狩りです。
それも平日です(笑)。
いったいこの人たちはどんな仕事をしているのでしょうか(笑)。

それにしても3人ともあやしすぎます。
マスクに帽子にサングラスです。

空き巣、強盗、追いはぎ・・・そっちのほうがピンときます(笑)。
このまま夜の街へ出かけたら、まちがいなく逮捕です!

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今回、潮干狩りに出かけたのは、サルシカ隊のホームグラウンドの御殿場海岸ではありません。
松阪の海岸です。
すでに行ったことがある、まさやん隊員の案内です。

「国道23号線を伊勢方面に向かうと、フェラーリの釣りえさ屋があるんで、そこを左やで!」

まさやんの道案内は、すばらしく的確(笑)。
まさにフェラーリの釣りえさ屋です。
目立ちます。
いつもこの前を通るとき、「なんじゃあ、あれは!」と思ってました。

しかし、なぜ釣りえさ屋で、このデザインなのでしょうか。
そもそもフェラーリから訴えられないのか、ちょっと心配になります。

大きな地図で見る

具体的な場所は地図をご覧ください。
櫛田川の下流ですね。
この川の上流に、たかお隊員のお店、たかお農機具店もあるのですね。
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さて、午前10時30分。
目的の海岸に到着しました。
ここは2つの川が合流し、三角州の先っぽのようになったところ。
干潮は正午ですが、もうかなり潮が引いています。

堤防の内側にきれいに整備された公園があります。
かなりの台数がとめられる駐車場もあるし、トイレや水道もあります。
非常にありがたい場所でございます。

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ただし、海岸線が遠い!
果てしなく遠い!

はるか彼方の海岸線をめざし、えんえんと歩きます。
10分以上は歩きました。
もうこの時点でヘロヘロ。
ウェーダーを履いているもりやん隊員と私は、汗だくでした(笑)。

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ようやく海が見えてきました!
潮干狩りをしている人の姿はチラリホラリ。
ありゃ?
あんまりアサリはいないのでしょうか。
潮干狩りは、人が群がっているところへいけ、というのが鉄則です。
が、このように群れていない場合はどーすればよいのでしょう?(笑)
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「とりあえずこのあたりでえっか?」

きっかけがつかめないまま、何気なくそのあたりを掘りはじめます。
まさやん隊員は、今回の潮干狩りのために、ミニジョレンという新武器を調達してきました。
気合が入ってます!(笑)

が、そのまさやんの気合と裏腹に、アサリはとれません。
数は結構いるのですが、どれも採るのがかわいそうになるほどの小粒ちゃん。
30分ほど、場所を変えつつ掘って、食べられそうなサイズはこの程度。

左がまさやんバケツ、右が隊長バケツです。

「いかん!これは非常にいかん!」

この季節、まさに「アサリ命!」となる妻M子を置き去りにしてきた隊長は焦ってます。
最低でもバケツいっぱいのアサリを採ってきて私の胃袋を満たすこと、とキビシク言い渡されているからです。

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そんな時、まさやん隊員、もりやん隊員と同じ職場のゴンちゃんが様子見にやってきました。
彼は以前より、サルシカ隊に入隊したかったそうです。
奇特な人間です(笑)。

「じゃ、あとでゆっくりお話を。いまはね、ちょっと手が離せないから!」

焦っている隊長は挨拶もそこそこに、アサリを掘り続けます。
入隊希望者より、アサリです。
隊長はそういう男です。

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プロの方々(つまり漁師さんですね)が船でたくさんやってきました。
巨大なジョレンではげしくアサリをとってます!

「く、くやしい!!」

もっと沖の方というか海の中に入らないとダメなようです。
ウェーダーをはいているもりやん隊員は、じゃばじゃばと海へ入っていきます。
もちろん私も続きます。

長靴のまさやん隊員、運動靴のゴンちゃん新隊員は置いてきぼりです(笑)。

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写真は恐る恐る漁師さんのそばへと近づいていく、もりやん隊員。

漁師さんたちのそばまでいくと、大きなアサリがとりはじめました。
潮がどんどん引いて、長靴のまさやん隊員も我われの近くまできて、掘りはじめる。

当然、ゴンちゃんは不可能。
あわれ、ゴンちゃんは浜辺でボーッと何もすることがなく、「また今度きます・・・」と帰っていったという・・・・。

すまぬ!
しかし、サルシカ隊は、何よりもミッション(今回はアサリ採りですね)を優先するのである!

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遅れを取り戻そうと必死に掘る、まさやん隊員。
彼はこの帰り道、さっそく釣り具屋に立ち寄り、ウェーダーを購入したという。
よほど悔しかったのであろう(笑)。
ウェーダーとミニジョレン、もはやまさやんは潮干狩りの達人と化したのである!

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勝負すること2時間ほど。
3人はそれぞれ、かなりの量のアサリと大きなハマグリが5個ほどをゲット!!

干潮になった途端に疲れ果て、本日のミッションを終えたのである(笑)。

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「さあ、そろそろ戻ろう・・・」
と堤防の方を見ると、なんといつのまにか沖へ沖へと移動していたらしく、戻る場所ははるか彼方になっている。
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「アサリ重い・・・バケツ重い・・・」

ヒイヒイゼエゼエ言いつつ、堤防へと歩く。
まじで2キロ近くある。
10分歩いても、ぜんぜん風景が変わらない。

ここは、潮が満ちてきたら危ないのだ。
絶対に潮に負ける!(笑)。

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潮だまりを見つけると、ついついミニジョレンで掘ってしまう、まさやん隊員。
「うっかり八兵衛」のように遅れるので、もう置いていく。

「そのままずーっと掘ってなさい。海に飲み込まれても、海中で掘ってなさい」

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で、これが翌日、隊長宅でM子によってつくられたボンゴレである。
なぜか今回のアサリは砂を吐いてくれず、ジャリジャリ。
まさやん隊員、もりやん隊員のところでも苦労したようである。

今年は、真夜中の潮干狩りを中止し、平日昼間ののんびりぽかぽか潮干狩り。
サルシカ隊も、根性がなくなったものである(笑)。