「高虎楽座でサルティを売れ!(前篇)」第223回サルシカ隊がいく

投稿日: 2013年11月08日(金)22:06

001
写真/エネオス稲ちゃん 文/サルシカ隊長

三重県津市では「高虎楽座」というイベントが4月と11月に開催されている。
津市観光協会のHPを確認してみると、「津市独自の伝統文化の保存、継承及び商業の活性化に資する事業として高虎楽座を実地しています」・・・とある。

なんか堅苦しいなあ。
大雑把に解釈すれば、みんなでワイワイ賑やかにやって商店街というか津の町を盛り上げようぜ、ということか。
ま、津まつりほどじゃないにしても、ちょいと規模の小さなお祭りである。

実は、サルシカ隊長のワタクシは、その津まつりの存在をまったく知らなかった。
10月の津まつりが終わったあと、夢屋台の散会のときに、「次は11月の高虎楽座なんでみなさんよろしく〜」なんて誰かが話していて、テキトーに「おおおお!」と盛り上がっていたのだが、つまりはこういうことだったのである(笑)。

が、ワレワレには三重のローカルブランドTシャツ「サルティ」を売るミッションがある。
頼まれなくたって出店させてもらうのだ!!!

002

開始時間は午前10時。
津まつりは9時だったから1時間の余裕がある。
しかも終わりは4時。
夜9時まで続いた津まつりと比べたら、へへへへん楽勝なのである(笑)。

お客さんも津まつりほどではないだろうから、商品もずいぶん絞って持ってきたので、運ぶのも楽ちん!
あっという間に車からの搬出が終わる。

003

今回は大工のT橋さんが参加。
津まつりに続いて高虎楽座でも、このセンターパレス横の津市まん中広場で開催される「夢屋台」は、9年も続いてきた音楽と屋台である。
まん中広場の活用、津市の中心街を盛り上げることを目的に継続されてきたのだ。
ワレワレは、その「夢屋台」をさらに盛り上げるべく、大工のT橋さんに入口ゲートや案内看板をつくってもらうようにお願いしたのだ。
で、今回はその下見と採寸を兼ねてお手伝いなのだ。

また黒豆収穫祭で入隊した田端さんも朝からお手伝いに。
ありがたい限りなのだ。

004

サルティの販売ブースは場所を変更し、また展示方法をさらに工夫して設営。
津まつりで2日連続設営したので今回で3回め。
もう慣れたものだ。
あっという間に設営と商品の展示が終了する。

005

ご覧あれ!
これがNEWサルティ販売ブースの全容である。
フェニックス通りを歩く人には否が応でも目に入る。
オープン前でも、どんどん人がやってきてくれる。
津まつりのときとはまったく違う反応なのだ。

006

この日、参加してくれたのは、
一番TOPの写真で左から、

田端さん、
すずきっくす、
隊長のワタクシ、
大工のT橋、
今井さん、
エネオス稲ちゃん、

この6名である。

十分にスタッフがいるので、隊長のワタクシとカメラ担当のエネオス稲ちゃんは、「高虎楽座」のレポートにいくことに。
最近忘れがちだが、サルシカの使命は三重県の情報発信なのである。
Tシャツを売ったり、黒豆を採って食べてるところばかりレポートしてたらいけないのだ。
ちゃんと伝統芸能、商業の活性化の事業を見て知って伝えねば!!
まあ、そんな名目でサボる(笑)。

007

メインステージのバックには、巨大なねぶたのような船が。
これは高虎公なのであろうか。
ネットにもほとんど情報がないので全然わからん。

主催者のあいさつのあと、子ども唐人踊りが披露される。
幼稚園児のダンスや、子ども高虎太鼓と続く。
どうやらこの「高虎楽座」は親子狙いで勝負しているらしい。

011

中には子どもたちによる販売ブースも。
商売を体験してもらおうというコンセプトらしい。
なかなか面白そうではないか。
何か買おうと思ったら、ワタクシも稲ちゃんも財布を持っていないことに気づいた。
すまぬ、子どもたちよ、アディオス!

008

津市のさまざまな企業や地域がブースを出していた。
津ボートの番組に出演している女の子と記念撮影。
男性スタッフがワタクシも三重テレビに出演しているオッサンであることに気づいてくれ、女の子たちに紹介してくれたのだが、

「おじさんもテレビに出てるんだよ〜」

と言っても、まったく信じている顔ではなかった(笑)。
完全にドン引き状態。
あのね、君たちね、タレントはサービス業なんだからね、ちったあオジさんに気を使ってもいいんだからね(笑)。

そんでもってさまざまなブースに立ち寄って試食。
なぜかコンニャクがあちこちにあって、コンニャクでお腹いっぱいになる。
まあヘルシーだから許す(笑)。

010

続いて併催されている津市農林水産まつりの方へ。
高虎楽座はフェニックス通り、農林水産まつりは国道23号の歩道で展開。
新鮮な野菜や海産物が並んでいるせいか、断然こちらの方が人が多い。
で、失礼ながらこちらの方が断然年齢層が高い(笑)。
ここまで明確だと面白いほどだ。

009

そんな中で、ワタクシやエネオス稲ちゃんが暮らす美里町のご婦人たちが、アラレを炒る体験をやっていた。
せっかくなのでワタクシも体験させていただくことに。

「最初はね、火の上にちょっと置いといて・・・で、表面が白くなってきたなと思ったら動かして、もっと激しく、もっと!! もっとぉおお!!!」

なにやらおばちゃんは激しいのだ。
猛烈にワタクシに要求するのだ(笑)。

ワタクシはすっかり怯えてしまって呆然としていると、すっかりアラレから煙が・・・。

「あああ、アカンアカン。ああああああああ!」

何やらワタクシはすっかり意気消沈。
がっくしとうなだれてその場を立ち去ったのである。

013

たっぷりと取材をしてサルティのブースへ戻ると、寡黙な大工のT橋さんがニコリとも笑わずに店番をしていたのでこちらが笑った。
いやいや笑っている場合ではない。
大工のT橋が通り過ぎる人をにらみつけているものだから、お客が怯えてよりつかない。

「T橋さん、お願いだから笑顔で立っていてくれんか」

とお願いしたら、なんともぎこちない、もう完全に不気味な笑顔をつくる。
ダメだ、こりゃ・・・。
仕方ないので店の用心棒だと思うことにした(笑)。

014

お昼近くになり、人出はどんどん増えてきているようであった。
サルシカのブースにも切れ目なくお客さんが来てくれた。
サルティは順調に売れているようだった。

午後。
なぜかある我慢大会が、ブースの中で展開されるのであった。
その緊迫の様子は後篇で。