銭湯いこにVol.30「伊賀の銭湯スタンプラリー完全制覇!」その1

投稿日: 2013年12月18日(水)14:34

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写真/写真師マツバラ(松原豊) 文/ケロリン桶太郎、サルシカ隊長

馴染みのサルシカ隊のメンバーで、ふらりと三重県の銭湯を訪ね、
互いのチンコを見せあって風呂へ入り、
「ふひ~」
とか、
「あひ~」
とか声を上げて、
湯上がりに番台のおばちゃんと愉快な話をしつつ、
雪印の古い冷蔵庫で冷えているフルーツ牛乳の誘惑をぐっとこらえ、
そして、
いざ行かん赤暖簾!!

ガラリと戸を開けるやいなや、
「ひとまずビール!!」
そしてみんなで乾杯してぐびっと一気。
「ふひ~」
「あひ~」
さてさて、きょうはアテは何にしようかな・・・・。

かつて人より場であった銭湯を軸に、三重の街を紹介していこう。
そんなことからはじまったサルシカの銭湯企画「銭湯いこに」。

が、いつのまにか。
銭湯で落語をやったり、掃除をしたり、はたまた壁に画を描いたりと、いつのまにか活動の幅が広がり、
本来の「はひ~」「ふひ~」の幸せの描写が少なくなってしまった。

しかも、写真師マツバラが機関銃のようにズバババババと忙しくなってきてしまったので、
気楽に銭湯に出かけるわけにもいかんようになってきたのだ。

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そんなサルシカ銭湯企画がおよそ7ヶ月ぶりに復活することになった。
主要メンバーのケロリン桶太郎、ぼーのー隊員、すずきっくす、そして隊長のワタクシとカメラマンのマツバラ。
その5人が再び伊賀に結集した。
あ、そうそう準レギュラーのイワワッキーは、直前まで調整したものの結局調整つかず、今回は不参加となった。

さて。
今回みんなが集合した場所。
そこは、池澤湯。
銭湯ではない。
うどん屋の「うどんの池澤湯」である。

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まずこの集合場所である「うどんの池澤湯」の説明をちゃんとしておかねばならない。
上の写真にうつっているのは、紛れもなく池澤湯の息子であるし、その娘である。
あの銭湯の外壁にわれわれが画を描いちゃったところですね。

参考リンク:銭湯の壁を塗れ!(伊賀池澤湯)前篇
     :銭湯の壁を塗れ!(伊賀池澤湯)後篇

息子は銀行をやめて番台に入ったはずであったし、娘は上野城で「くノ一」をしているはずじゃなかったのか。
なのに、なぜいま厨房で湯気につつまれ、うどんを茹でておるのか。

実は、池澤湯の息子は、以前から忍者フェスタなどでうどん屋さんを出店していたのですね。
出汁に命をかけ、こだわり、自信があったのですね。
で、いつかはうどん屋もやってみたいなあ~、なんて夢を語っておったのだ。

それを実現しちゃったのである。

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そしてこのうどん屋となったお店であるが、ここもサルシカ銭湯企画では縁のあるところであった。
かつて「昭和ハウス ソースもん研究所」という名前で営業していたところで、昭和のアンティーク雑貨とお好み焼きの専門店という、ワケのわからぬコラボレーション店舗であったのだ。

参考リンク:伊賀の銭湯で落語なのだ②~町を歩く~

そのお店が残念ながら閉店し、新たに池澤さんが借り受けたというわけなのだ。
ここまでサルシカ銭湯企画に縁のあるお店である。
伊賀のファイナルとも言える今回の企画にはピッタリのスタート地点ではないか!!

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うどんの池澤湯、イチオシメニューは、伊賀牛うどん(700円)
松阪牛と並ぶ三重の高級牛肉をふんだんにつかった贅沢な一品!!

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写真左上/クリームシチュー???
いえいえ、これもうどんです。
地元ブランドの北川牛乳を1本まるごと使った牛乳うどん(600円)

写真右上/うどんの出汁を使った昔懐かしい中華そば(500円)

写真左下/うどんといっしょにいただく「さきめし」は、松茸ごはん(100円)

写真右下/うどんの出汁をかけていただく「あとめし」(150円)

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「あちあち、ぶひ、うまうま、ぶひ」

サルシカ銭湯企画のメンバーはみな肥満体である。
特にこのぼーのー隊員は標準体重を大幅に超えている。
そんな男がアチアチのうどんをすすると、まあ見事に見苦しい。
汗を吹き出しつつ、ズビビズビビとうどんをすする。

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そして!!
このうどんの池澤湯のすぐ近所にある「西澤のコロッケ」。
うどんを注文してからここにコロッケを買いに走ろう!

われわれのチームは、すずきっくすが買いに走った。
2個注文したところ、サービスで5個くれたという。
われわれのメンバーは5人。
無理やりせがんだのではなかろうな!!!

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で、このコロッケをどうするかというと、うどんに投入して、コロッケうどんにしていただくのだ。
このコロッケに関しては持ち込みOK!!
池澤湯の息子さんも娘さんも認めているどころか推奨する食べ方なのである!!!
ぜひみなさんも試していただきたい!!

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最後にお店のみなさんと記念撮影。
うどんの池澤湯には、上野城の忍者屋敷顔負けの仕掛けがあちこちにある。
これはぜひ自身で体験してもらいたい。
お店の人に声をかけてからお楽しみください、とのこと。

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うどんの池澤湯をお暇して、向かったのは、むらい萬香園。
つねに忍者の衣装を身につけお客を楽しませる名物ご主人がいる店である。
この銭湯企画では寄り道が基本であるのでここに立ち寄ること自体は何の問題もない。
が、うどんの池澤湯を出て斜め前・・・徒歩20歩ぐらいだというのが問題だ。
こんなことをしていては、いつまで経っても風呂に入れないのだ(笑)。

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などと言いつつ、しっかり中へ入ってソフトクリームを購入。
隊長のワタクシは頭に巻く忍者バンド(笑)を購入。
どんどん童心に戻る。
いいぞいいぞ、この雰囲気こそがサルシカ銭湯企画だあ。

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ほんでもって手裏剣打ち体験もさせてもらいました。
ぼーのー隊員が意外に上手。
毎年手裏剣打ち選手権ってのをやってるけど、来年はサルシカ隊で出場してみようかしら。

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名物店長といっしょに記念撮影しておしまい!!
いよいよ銭湯にいくのだ!!

今回の伊賀スタンプラリー企画では、4つの銭湯に入ります。
なのに1回めで銭湯に入らず!!
たぶん連続5回のシリーズになるかと!!
みなさん、気長にお付き合いくださいませ〜。