「ヒビコレ&サルシカ餅つき大会!」〜準備編〜 第232回サルシカ隊がいく

投稿日: 2014年01月15日(水)18:10

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写真/エネオス稲ちゃん、写真師マツバラ、その他  文/隊長

毎年12月29日の餅つきは、写真師マツバラの自宅でもある古民家ヒビコレで行われてきたのであった。
昼ぐらいからゆるゆると集まり、お酒を飲みながら餅をつく。
陽が暮れたらのろのろと古民家に入り、ぐだぐだ言いながらずぶずぶになるまで酒を飲む。
ま、つまり、ゆるゆるのろのろぐだぐだずぶずぶ系(笑)。
そんな会であったのだ。

が、ゆるゆるのろのろぐだぐだずぶずぶは居心地がいい。
楽しい。
で、年を経るごとに参加人数が増え、さすがに1軒の家がまかなう人数ではなくなってきた。

そこで、

「隊長、あのさあ〜、今年から秘密基地で餅つきせえへん?」

と、写真師マツバラから提案があり、昨年(2013年)から場所を古民家ヒビコレからサルシカ秘密基地に移して餅つき大会を開催することになったのだ。

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それにしても。
餅つきの準備がこんなに大変だとは知らなかった。
2日前にはもち米を洗って水に浸しておかねばならないし、蒸し器やキネやウスを用意しなくてはならない。
アレもコレも用意せねばならぬ!

「大丈夫やにぃ〜。準備なんて大したことあらへんにぃ。ボクも手伝うで大丈夫やにぃ〜」

写真師マツバラはそんなことを言っていたが、ぜんぜん大丈夫じゃなかった。
これまで大丈夫だったのは、マツバラ妻がひとりでヒイコラ準備をしていたからである。
そもそも写真師は仕事が忙しくてほとんど手伝いに来ず、海外帰りのマツバラ妻とワタクシは、極寒の中、40㎏の米をひたすら洗い続けるのであった。

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餅つき大会の前日。
大工のT橋がやってきて、秘密基地の防風工事をしてくれた。

ご存知の通り、サルシカ秘密基地は山間にある。
ただでさえ寒いこの時期、風が吹くとさらに寒いのだ。
だからせめてデッキの部分だけでも風が防げないかと考えたのがこの作戦。
ブルーシートで全体を覆ってしまうのである。

とっても簡易で安価でありながら、効果が高い方法である。

が、いかんせんブルーシート。見栄えがよくない。
秘密基地がいきなり難民キャンプ化する(笑)。

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しかもウッドデッキの床もブルーシートで覆ったので、中に入ると、もうブルーバックの特撮スタジオ状態である。
目がくらくらするほど青く、落ち着かない色合いではあるが仕方がない(笑)
畳やカーペット、机、椅子を置いて準備完了である!

「いや〜、これはすごいですね〜、あまりにすごいから白黒で写真を撮影しておこうかな〜」

大工のT橋はそんなことを言いつつiPhoneで撮影している。
なぜこの際立つブルーが見えない白黒で撮影するのかまったく意味がわからない。
しかも彼がアップしたFacebookのコメントには、
「完成!ホワイトハウス!」
なんて書いている。
一度彼の頭のなかを覗いてみたいものである(笑)。

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「これ引いて持ってけさー。擂り下ろしてお餅と食べるとうまいで。」
もち米のことなど、イロイロ助けてもらったご近所隊員の西川さんにうす、杵を借りに行くと、採れたての大根をくれた。

瑞々しい大地の恵み。
手伝いにきてくれた中谷のおとうちゃんも、満面の笑みである。

ちなみにこの日は毎年恒例の「鼻笛第九」だったこともあり、中谷のおとうちゃんは蒸し器や寸胴鍋や猪肉を持って前乗りしてきてくれた。
おとうちゃんは今回「餅つき将軍」として、陣頭指揮をとるのだ!

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そして当日!

予想に反して見事な晴天!
前の日の夜に降った雪は若干残ったものの、思ったほど気温は低くない。
絶好の餅つき日和!!

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しかしそれでもやっぱり寒い!!
体を温めるためのたき火を起こして、さっそく準備に取りかかる!
雪の残る中、早朝からたくさんの隊員が駆けつけた。
この年末の忙しい時に、なぜこんなにも集まれるのか・・・。
みんな各家庭の年越し準備は大丈夫なのだろうか??多分大丈夫なんであろう(笑)

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振る舞い鍋の下ごしらえをするもの。
大根をひたすらおろすもの。
うすを温めるための湯を湧かすもの。
そして、もち米をせいろに入れて、蒸す準備をするもの・・・。

中谷将軍の陣頭指揮のもと、着々と準備は進む。

次回、いよいよ餅つき大会!!

つづく