「ヤリが降っても突き進め!!」第239回サルシカ隊がいく

投稿日: 2014年02月26日(水)10:02

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写真/フォトグラファー加納 テキスト/サルシカ隊長

うーむ。
自分でいうのも何だが、上の写真はまさに「美女と野獣」だなあ。
顔の大きさがまるで違うではないか!!(笑)。

帰ってきたサルシカ秘密基地建造プロジェクト。
初日のお昼をこえたところで、みぞれが雨になった。
しかもかなり大粒の雨。

屋根の骨組みに昇っての作業は足がすべって危険。
地上班は泥のシャーベットに足を突っ込んだままなので足がギンギンに冷える。
そしてみんなびしょ濡れで吐く息が白かった。

「もうきょうの作業は中止にしよう」

誰もがそう思ったとき、サルシカのもうひとつサイト「ゲンキ3ネット」の動画レポートチームが到着。
レポーターの堀内まみ亜ちゃん(もうあえてちゃん付けなのだ。笑)が、まさに泥沼に咲くハスの花状態で、うふふふふと笑いながら登場したのである。

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さっきまで「やめよう」と言っていたおっさんたちは、急に働きはじめる。

「なーにこんな雨なんてカエルのションベンさ! はははははははは、がんばっていこうよ、諸君!」
「雨の中の労働は楽しいなあ、あはははは、楽しいいいい!!!」
「うふ、うふふふふ、うふふふふふふ!」

なにやらおじさんたちは気持ち悪い状況になっているのであった。

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さっきまで「ああ、もうやめじゃあ!」という顔をしていた大工のT橋は、堀内まみ亜ちゃんのインタビューを受けて、この満面の笑みである。

「秘密基地つくってるんですよ。
 楽しいですよ〜。
 いっしょにどうぞ〜、うふふふふふ」

これが寡黙で孤高の大工の成れの果てである(笑)。

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カメラが回っている限り、かわいい女性レポーターが応援してくれている限り、
われわれはえんえんと笑顔で働き続けるバカである(笑)。

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が、雨はさらに強くなり、気温もぐんと落ちてきた。
焚き火のそばで暖をとると、ずぶぬれの全身から湯気が立ち上る。
この湯気立つおっさんは、横山のキンさん。

「さ、さ、さむい・・・・て、て、手が凍る・・・うごかない・・・」

さすがの女性レポーターのパワーもここまでか。
もはやみんなのカラ元気も限界に近かった。

そんなとき、今度は若くない救世主が!(失礼)

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ヒビコレ女将。
写真師マツバラの奥さんが、黒豆ぜんざいの差し入れを持ってきてくれた!!!

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アツアツのぜんざいの配給を受けるサルシカ隊の面々。

「うううう、ぜんざい、ぜんざい・・・うううう、ありがとうごぜえますだあ・・・」

凍てつく雨の中、戦ってきた者たちの姿は、あまりにすさまじかった。
それを見たヒビコレ女将は、最初こそ優しく声をかけてくれた。
が、だんだんと・・・・

「はいはいよくがんばったね〜」
「はいはい熱いから気をつけるのよ」
「こぼしちゃダメよ、おかわりないから!」
「はい、そこのキミ! 立ったまま食べない!!!!」

まるで小学生を相手にする給食のおばちゃん状態に。
しかも厳しいし(笑)。

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レポーターも試食。
食べる時はマイクが持てないということで、なぜかエネオス稲ちゃんが音声係。
この男は気づくとキレイな女性のそばにいる。
本能的というかなんというか(笑)。

隊長のワタクシは、彼の奥さんのみすずから監視係を仰せつかっているので、レポーターの堀内さんに50センチ以上近づかないように厳重に注意する(笑)。

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黒豆ぜんざいで身体が温まると、雨も小ぶりになってきた。
最後までガッツでがんばろう〜ということで、半ばやけくそ気味に働いた。

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しかし新たなウッドデッキ部分は、その基礎部分すらも完成しなかった。

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屋根の垂木をある程度とめたところで、この日の作業終了。
その時間午後4時。
が、とてもその寒さ、風の冷たさに耐えられる状況ではなかった。

予定にはなかったが、夜の宴会の鍋の用意を妻M子にまかせて、作業チームは近くの榊原温泉に入りに行くことに。

この時の湯船に使ったときのおっさんたちの喘ぎ声を、録音して聞かせたかった(笑)。
あひ〜、ぐへ〜、どわあああ〜。
この世のものとは思えない雄叫びであった。

そしてフルチンのおっさんたちは、木の樽で出来た小さな露天風呂に入った。
次から次へと何人も入った。
何人風呂に入れるか? みんなで入ったどれだけ湯がなくなるか?
などと、立派な成人男性が考えることとは思えないことで盛り上がり笑った。

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そして!!
すっかり温まり、身も心もだらしなくなったわれわれは、サルシカ秘密基地のトレーラーハウスに戻って宴会!!!!!
M子作の松阪牛ホルモンを使ったモツ鍋で燃えた!!!
大奮発して買ってきた伊勢まぐろの大トロのお刺身で発狂した!!
うまい〜!!!!!!

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夜は更け、酔はまわり、みんなぐだぐだになった頃。
中谷のおとうちゃんは「先に寝る」といってなぜかカエル型寝袋を装着してみんなに披露。
またそこからバカ笑いに火がつき、おろかな夜はえんえんと続くのであった。

(次回「2日目の朝は晴天なり!」)