「ワラビと排水路の微妙な関係」第247回サルシカ隊がいく

投稿日: 2014年04月11日(金)21:22

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4月12日(土)、19日(土)と20日(日)。
いよいよ帰ってきたサルシカ秘密基地工事2014のクライマックスを迎えようとしている。
昨年の工事のことを考えると、決してこの3日間で秘密基地の第二工事が終わるとは思っていない。
しかし、せめて水洗トイレだけでも完成させて、今年の秘密基地イベントを実施したいのだ。

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その工事に向けて、浄化槽の設置がすでに完了していた。
浄化槽から河川への排水は、当初3メートルほどの道路を横断して小川へと流す予定であった。
が、道路を切断し、穴を掘り、配管を通す工事は、自分たちではできないし、それなりに費用がかかる。
なんとか節約する方法はないのか。
うんうんとみんなで考えているとき、偶然見つけたのが、土に完全に埋もれていた道の脇の側溝だったのだ。

前回は、それを掘り起こし、U字溝が入っていないところは塩ビパイプを通し、川までの排水路を確保することに成功した。
今回はその仕上げだ。
U字溝とパイプの接続部分、カーブしているところの枡のようになったところをモルタルで固めるのだ。

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この日は平日。
前田さんがきょうなら手伝える、ということだったので、急きょ工事がはじまった。
排水関係では、本当に前田さんにお世話になっているのだ。
感謝なのだ。

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水を混ぜたらOKのインスタントモルタルを3袋用意した。
が、2ヶ所の施工をしている段階でモルタルが足りないことが発覚。
ワタクシは近くのホームセンターに買いに走る。
もういつものことだ(笑)。

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工事をはじめて1時間後。
もやし石黒ファミリーがやってくる。
この日、実は石黒ファミリーとフキを採りにいく約束をしていたのだ。
もちろんワタクシも前田さんもフキとりをしたかったが、モルタルはどんどん乾燥していくし、ワタクシは買い物にいかねばならぬし、ぬおおおおと涙ながらに妻M子と石黒ファミリーに託すことにした。

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この牧歌的な光景をみよ!
サルシカ秘密基地のそばにあるフキの群生地で、おだやかな春の陽射しを浴びながら、ときに笑い声をあげながらフキを摘む。
幸せな田舎暮らしの光景だ。

(注:土地の所有者に許可をもらって採取しています。場所がわかっても勝手にとらないでね)

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そして一方のワタクシたち。
泥とモルタルにまみれながら、汗をだらだら、ぽたぽたと流し、ときに愚痴を吐きながら土木作業を続ける。
まさに奴隷的人生だ(笑)。

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しかし見よ!!!
工事は昼前に無事に完了!!!

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自然の石を使いつつモルタルで固めた。
なかなかの出来栄えである。

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そしてこれが今回追加した部分。
最終的に川に排水される部分である。
手前で放流すると、あたりの土や石垣を崩してしまうので、U字溝と塩ビパイプで延長し、水が直接川に落ちるようにした。

あとはモルタルが乾くのを待つのみである。

作業を終えた前田さんとワタクシは秘密基地のウッドデッキで弁当を食べ、それぞれ仕事に戻った。

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午後3時。
大工のT橋がなんの前触れもなく秘密基地に現れる。
そしていきなり今回のトイレ工事の図面をひきはじめる。

あちこちに現場を抱える売れっ子の大工さんなので、こうして空き時間を利用して作業をしてくれているのだ。
が、いつも唐突なのでこっちが戸惑う。

「隊長、トイレの窓はこっちにつけますか? ドアは右、左、どっちに開けますか? 床はタイルでいいですか? 洗面はつけますか? トイレにウォシュレットをつけますか? うんこは毎日しますか? 浮気はしてませんか? どうなんですかどうなんですかどうなんですか」

なんの準備もしていないので、いきなりいくつも質問されても困るのだ。
ああ、うう、と唸っているうちにどんどん話は進んでいくから恐ろしい。
まあ、いつもこんな調整でモノゴトは決まっていくのだ。

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いつものように手書きで図面を描く大工のT橋にコーヒーを入れたり、お菓子を出したりしていると、

「出来ましたよ!!」

見事なトイレの図面が差し出された。
やはり・・・。
やはり、トイレにワタクシがまたがってふんばっている(笑)。

もう何も言うまい。
さあ、これで決定だ。
あとは工事あるのみだ!!!

あっ。
そのまえにトイレに設置する便器はどーするのだ??

次回、便器獲得大作戦が繰り広げられる!
乞うご期待!!!