めぐみごはん第14回『自分で採る!山のめぐみごはん』

投稿日: 2014年04月14日(月)09:42

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なんと、一年ぶりの更新です。
自分でもどうかと思いますが、やはり自然からの『めぐみ』というと、萌えいずる春ではありませんか。
なので、春の間にサクサク更新します。

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今年は、自分でちゃんと採りますよ!
場所はM子のご近所、Nさんのウド畑。
野山に自生していたものを移植し、畑で育てているのです。
やわらかい土を掘ると、中から真っ白なウドが!
カッターで切ると、ウド特有の鼻が通る香りがします。

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ウドの入ったカゴを持ち、次の場所へ移動。
竹のカゴが牧歌的です。
が、集落内とはいえ、かなり急な坂道。
カゴを持って歩くのは、けっこう危険だったりします。
あ、私がどんくさいのですね。

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しかし、こんな私にも隠れた才能が。
タケノコを見つけるのが、異常に巧いのです!
たとえ先っぽすら出ていなくても、気配が見え、足の裏で感じることができるのです!
きっと、長年タケノコを愛し続けた私に、神様がくださったギフトでしょう。

まだ小ぶりですが、もう上がりはじめていますね。

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掘り起こす時にさんざん折った後、ようやく無傷で掘った夫の一本。
ご満悦です。

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この日の収穫。
ウドが10本ほどと、小振りなタケノコが6本ほど。
1回の食事にはちょうど良い量ですね。

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元は山ウドですが、藁と土をかぶせて育てていたため、白いです。
これなら生食できそう。

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洗って皮を剥き、薄切りにします。
けっこうアクが強いので、指先がキシキシしてきます。
肌が弱い人は、ゴム製の手袋などをしたほうが良いかもしれません。

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薄切りしたら、酢水にさらします。
濃度はけっこう適当。
さらす時間は10分くらいかな。

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まずは、『ウドのぬた』。
味噌と酢と味醂を合わせたものに、さきほどのウドと、これまたいただきもののワケギを和えました。
ワケギがあるとないとでは、滋味深さがはっきり変わります。
これはぜひ、入れて欲しいです。
それにしても、自分で『ぬた』を作る日が来ようとは・・・。
若い頃は大っ嫌いだったんですよ。
ここ数年、無性に美味しく感じるようになった自分に戸惑っていたくらいなのに、とうとう自作。
歳の流れを感じます。

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『ウドのシャキシャキサラダ』。
Cookpadに載っていたレシピを参考に。
ウドと塩抜きして細切りにしたキュウリ、シーチキン、白ごま、醤油、塩こしょうを和えたサラダ。
ウドの風味を生かしつつ嫌みがなく・・・まるで和風セロリのような味わいになります。

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先ほどのヌタでも登場した、いただきもののワケギ。
大量にあるので、一気に美味しくいただくべく、チヂミ風に。
ワケギをじっくりと胡麻油で焼き、そこに小麦粉と片栗粉と出汁を合わせたものを投入。
両面、こんがりと焼き上げます。

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この日の夕食。
ネギ焼きの上にあるのは、先日『磯人』でいただいた若布。
肉厚の若布を、胡麻とマヨネーズ、醤油で和えました。
実はこれも箸が止まらないくらい美味しいのですが、肝心のアップ画像がピンボケだったのです・・・。

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ようやく灰汁抜きの終わった、タケノコ。
小さい子ちゃんは、そのままで。
ほのかなえぐみと、栗のような甘味。
自然界に存在するとは思えないくらい、そして植物とは思えないくらい豊かな旨味です。
ちょっと大きい子は、縦に半分に切り、バタでじっくり焼いて、醤油をじゅわ〜。
これまた、サクサクの歯応えとコクと醤油の風味が素晴らしく、いくらでも食べられそうです。

ちなみにご飯も昨年収穫した『サルシカ米』。
採れたものだけで、こんなに食卓が潤うなんて・・・。
でもおそらく、昔の人は、毎日がこういった食事だったのでしょうね。
ある意味とても贅沢なのでは・・・と、昔の食卓に思いを馳せました。

ご馳走様でした!