大々的なサルシカ秘密基地のトイレ工事は終わった。
今後も、補修の工事や、イベント的に露天風呂をつくったりなどの工事は行われるであろう。
しかし秘密基地の基本的なインフラを整えるための、工事が目的のイベントは、もうこれで終わりにしたいのだ。
今後は秘密基地を活用して、情報発信を目的としたイベントをどんどん開催していきたい。
次のステップへと進めるのだ。
とはいえ、トイレはまだ使える状態ではなかった。
トイレ工事イベントの翌日、みつやのおとうちゃんがやってきたので、少し手伝ってもらいながら、ワタクシは漆喰塗り。
左官屋の小山さんにいろいろ注意事項を聞いてはいたが、なんせ初めてのことである。
あやしい手つきでコテをあやつり、ああああ、とか、うううう、とかうなりつつの作業(笑)。
それでもなんとか1日で終了!!
遠目でみるとなかなかの出来栄えであるが、実際はトホホな部分もある。
まあいいではないか。
細かいことは気にしない!!(笑)
そして!!
漆喰が乾いた翌日!!
ついにトイレの神様がやってきた!!
前田さんである。
彼は、便器をくれるという四日市の旧旅館のトイレで、果敢に寝転び、便器に傷ひとつつけることなく取り外しに成功し、秘密基地へと持ち帰った。
その栄誉と勇気を評して、サルシカの面々は彼のことを「トイレの神さま」と呼ぶようになったのだ(笑)。
が、さすがに本人が「トイレ・・・」とつく肩書を嫌がったため、いまでは「神さま」とだけ呼ばれている。
考えてみれば、すごいニックネームなのだ(笑)。
取り外した人が一番よくわかっている・・・ということもあったが、やはり最後の栄誉ある作業は神さまにやってもらわねば、とみんなで相談していた。
ついにその時が来たのである!!
で、神さまはやはりトイレで寝そべる(笑)。
「あーもう、結局こういう姿を撮られちゃうんだよな〜、あーもう!」
神さまはぶちぶち文句を言いながらも、間違えることなく確実に便器をとりつけていく。
さすが神さまだ!
そしてミッションを果たした神さまと記念撮影!!
水を流しては「おおおおおお!」と盛り上がりまくる(笑)。
「記念すべき初うんこはどうぞ神さまが」
隊長のワタクシがそう丁重に申し上げると、
「いやいや、それは年配の方にお譲りいたします。それに今はしたくないし」
ということで、光と共に空にお戻りになった(笑)。
サルシカ秘密基地念願の水洗トイレは使用可能な状態となった。
が、もうひとつ、大切なことが残っていた。
電気工事である。
便器設置から1週間後。
秘密基地になぜかこの人がいた。
山形のでこさん。
サルシカのツリーハウスづくりにはるばる山形から参加し、以来、秘密基地づくりにも2度ほど顔を出している男である。
その彼と最後の電気工事をやることになるとは!
なんというめぐり合わせ!
因果であろうか!!
そして!
電気工事といえばこの人である。
西川のおとうちゃん!!
実はでこさんは薪ストーブ屋をやっている。
その仲間にショルンの西川くんというのがいるのであるが、実はそれは西川のおとうちゃんの息子なのである。
でこさんは、浜松で薪ストーブの会合があり、西川息子といっしょだった。
そして三重に回ってくれたのであるが、そこで西川父といっしょに電気工事なのだ。
なんというめぐり合わせ!
なんという因果であろうか!(笑)
電気はトレーラーハウスのブレーカーを経由。
こちらもプロの仕事なのでもう安心である。
手伝うのは、やまぴー、ワタクシ、そしてでこさん。
なんとも不思議なメンツである(笑)。
横山の金さんが屋内配線をしておいてくれたので、工事は午前中で終わった。
トイレ内の電気がみごとに点灯する。
ぱちぱちぱちぃ!!
もちろん便器のウォシュレットも稼働!!
なんと秘密基地でおしりがキレイに洗えるのだ!!
これは画期的なことではないか!!
室外灯、スイッチもつける。
が、なぜか室外灯の明かりだけがつかない。
せっかく横山の金さんが配線をしてくれたのに、
「やっぱりペーパーだなあ、わはははは」
と笑い、まあ外の電気ぐらい点かなくてもいいや、と、なんともテキトーに工事を終えたのであった。
が、翌日の朝。
横山の金さんは秘密基地へとやってきた。
「もう〜、大のおとなが何人もいて、なぜこれぐらいのことが出来ないんですか〜、まったくもう!!」
どうやらミスをしていたのはワタクシたちのようであった。
いや、厳密には横山の金さんから聞いた伝言を、西川のお父ちゃんに伝達していなかったワタクシのせいであった(笑)。
「1本、ここに回路を入れなきゃ電気がこないんですよ〜、もう!!!」
と文句を言いつつ、あっという間に作業を終えて、スイッチを入れると・・・・
おおおおおおおおおおおおお!!
点いた、点いたのだあ!!
こうして、サルシカ秘密基地の水洗トイレは、みごとに完成した!!
他のところと比べると、あきらかに豪華、オーバースペックなトイレである(笑)。
妻や娘までもが、「家のトイレよりすごい!」と驚き、家よりもこちらでトイレをすると言ったほどである(笑)。
おととしからはじまった秘密基地工事には、
本当にたくさんの人に協力をしてもらった。
トンカチを持ったことがない人からプロの方まで。
本当に心から感謝している。
そんな協力していただいたみんなに報いるためにも、この秘密基地を有効に活用していきたいと考えている。
今後。
業者さんによる作業も入り、秘密基地は完成の予定である。
そのあかつきには、その全容をご紹介したいと思っている。
ひとまず。
みなさん、ありがとうございました!!!!!