「サルシカ米2014の幕開け!」第257回サルシカ隊がいく

投稿日: 2014年05月03日(土)08:08

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昨年からはじまった「サルシカ米をつくろう!」企画。
われわれサルシカ隊が拠点とする三重県津市美里町にも、休耕田、耕作放棄地がずいぶん目立ちはじめ、自分たちで食べる米は自分たちでつくろうじゃないか、と何の知識も経験もないままスタートさせた。

が、昨年は思いのほか豊作で、収穫祭イベントはおおいに盛り上がった。
というわけで、大変だったことはすべて忘れて(笑)、今年もやることになった。

とはいえ、まだまだ本格的にとはいかない。
今年も試し試しという感じである。

しかし、
4月末になっても、われわれは田んぼの準備を何もすることができなかった。
実はこれには消費税増税が大きくかかわるのだ。

今年に入ってサルシカ秘密基地のトイレ工事を進めてきた。
本当は4月に入るまでには工事を終え、田んぼや定期イベントを迎えるはずであったのだ。
しかし、消費税増税が決まって3月の年度末は土木関係の工事は駆け込み需要で大忙し。
浄化槽工事が遅れ、それに伴いトイレ工事もずるずると遅れ、田んぼの準備をしなくてはいけないときにトイレを作っていたのである。



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われわれサルシカが借りている美里町細野地域の周辺の田んぼをやっているみなさんからは、

「いつになったら田んぼにくるんや、サルシカは」
「もう今年はやめたんか」
「おいおい草すら刈ってないやないか」

などと心配いただいたのである。
あまりに顔を出さないので、水路の掃除までしてもらったのである。
大変申し訳ない!!!

標高の低い町の方ではもうすでに田植えがはじまった4月末。
ようやくわれわれはサルシカ田んぼへと出撃となったのである。



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この日の参加者は、一番TOPの写真で紹介すると、
右から、サルシカ隊長のワタクシ、
サルシカ副隊長でサルシカ米担当のキヨちゃん、
なんと山形県からヘルプにやってきてくれた強き味方でこさん、
今回が初参加の寺村さん、
昨年もおおいに米づくりに参加してくれた太田さん、
神さま、こと前田さん、
そして帰ってきたサルシカ秘密基地の御柱祭に参加してくれた久保さん、
この7人!

わずか1反の田んぼにしては、多すぎるほどの人数。
時間がないので、人の数で勝負し、一気に片付けちゃおうという作戦である。


まずは草刈りからはじめる。
3人で一気にブインブインと刈っていく。
神さまは田舎に育ったのに初めての草刈り!
動きがたどたどしい。

田んぼ周辺は本当に何もしていなかったが、田起こしのみはキヨちゃんがひとりでやってくれてあった。
かたじけないのだ。



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久保さんがウルトラスーパーなスピードであぜをつるつるてんにしていく。
彼は役場に勤めているが、担当は獣害対策である。
だから草刈りはプロ級なのだ!

久保さんが半分近くやってくれた、ということもあって、なんと1時間もしないうちにすべての草刈りが完了!!



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山形のでこさんは、獣害防止ネットの補修作業。

実はこのネットは、昨年の収穫が終わってから地域のひとたちといっしょに張ったものなのであるが、まだ地域全体を囲み終えたわけではない。
なので他からイノシシどもが中へと侵入し、そして人の気配などに驚き、獣害防止ネットを突き破ったのだ。
ネットは外からの攻撃には強いが中からは弱い。
サルシカ田んぼの周辺だけでも3ヶ所でネットがめくれあがり、イノシシどもの通り道になっていた。

で、その補修と強化のため、アンカーをネットの折り返し部分に打ち込むのである。

写真をみていただくとわかるが、作業をしているでこさんこそが害獣のようである。

「クマがネットを直してる」

そんなひどいことをいう人がいた(ワタクシです。笑)。



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草刈りを終えたチームは電柵の設置。
昨年設置してあったものを取り付けるだけなので比較的カンタンである。
昨年も作業にあたってくれた太田さんを中心に作業は進む。



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アンカーの打ちこみが完了し、電柵を半分ほど張ったところでお昼。
秘密基地に戻って、お弁当を食べる。
美里町の地産地消のお弁当を販売、配達してくれる「一粒庵」のお弁当。
これまで500円のワンコインだったが、消費税増税のため、600円になっていた。



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食後。
久保さんが持ってきてくれたロケットストーブをみんなでみて楽しむ。
思わず着火して、ワーキャー楽しむ(笑)。

ロケットストーブのことはまた改めてレポートしたいが、これはすごい!
ほんの少し木片ですごい火力がでる。
これはどんどん導入しなくてはならないのだ。
ロケットストーブのワークショップもぜひ開催しようと思う。



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田んぼに戻って電柵の作業再開。
遠くからみてる分には順調そうだったが、近くへいくと罵詈雑言のひどい状況であった。
電気を通すロープがこんがらがって皆イライラしていた(笑)。

「誰だよ、前回これ巻いたの、そいつの巻き方が悪い!」
「うん悪い悪い、そいつの性格も悪いッペ!(誰かわかりますね。笑)」
「そもそもイノシシやシカが悪い!」
「なんでこんなことしなくちゃなんないんだ! オレは米をつくりにきたんだ!」
「そうだそうだ、悪いのはみんな隊長だ!!」

もうめちゃくちゃである(笑)。



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久保さんとワタクシは、機械が入らない田んぼの隅っこをクワで起こす。
これがキツイ。
2メートルほど進めてはハアハア、さらに2メートル進めては座り込み、その次はあぜに倒れこんだ。
昔の人はこのクワだけで作業をやっていたのだ。
すごいのだ。



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キヨちゃんが取水口の掃除をして水を入れはじめる。
田んぼに生命が宿る瞬間だ。
今年もはじまったのだ。



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そして電柵も最後まで貼り終え、電源を設置してすべての作業を終えた。



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午後3時。
田んぼにどんどん水が入っていく。

なんとわずか1日というか、たった数時間で、田植え前の作業をすべて終えた。
きのうまで放置状態だったにもかかわらず、どこよりも早く田植えを待つ状態になったのである。

明日、周囲の人が田んぼにきたら、さぞ驚くことであろう。
豊臣秀吉はわずか1夜で城をつくったが、われわれサルシカは昼の数時間で田んぼをつくったのだ!
どうだどうだどうだ、なのだ(笑)。



さて帰ろうか、と準備をはじめると、「これはアカンやろ〜」とキヨちゃん。



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「誰や〜、このポール立てたんは〜。
 思い切り上下逆やないか〜」

犯人はたぶん太田さんか前田さんである。
が、彼らは事実を認めないどころか反省もしない。

太田「別にいいじゃないですか、支障は特にあらへんでしょうし〜」
キヨ「オレが近所の人に恥ずかしいわ」
前田「じゃあ、先っぽを切りましょか(笑)」
キヨ「直そに〜」
太田「あ、そうだ、看板をつけたら見えへんからサルシカってつけましょ」
キヨ「つべこべ言うとらんとはよ直せ〜」



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で、結局。
みんなで協力してポールの上下入れ替え作業(笑)。

こうしてサルシカ米をつくろう企画の2014年度版が正式にはじまった。
実は今回、もう1ヶ所、田んぼがあるのだ。
そちらもつくるのだ。

そちらの準備の様子は次回!!!!