「サルシカ第1田んぼの田植え」第259回サルシカ隊がいく

投稿日: 2014年05月06日(火)09:29

s259-01写真/エネオス稲ちゃん 文/サルシカ隊長

ついに田植えなのだ!
サルシカにとって、そしてサルシカ隊長のワタクシにとって人生2回目の田植えである。

田植えというと、都会や別のところで暮らす息子や子どもたちが帰ってくる。
家族総出でやる。
夜は朝日屋で豪華にお肉を買ってバーベキュー、もしくはお寿司をとったりして大宴会・・・というイメージがある。

冗談ではなく、松阪牛の専門店である「朝日屋」はいつも以上に大行列になるし、スーパーにもすし盛や宴会セットが「これでもか!」というほど並ぶ。
そして里山の集落には、久しぶりの家族団らんの声が響き渡り、バーベキューの煙が立ちのぼる。

そんなことから、
ワタクシは田植えにはたくさんの人手がいるのであろうなあ、と思っていた。
さぞ大変なのであろうなあ、とも思っていた。

が、実際は違うのだ・・・・。

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5月1日。
スコーンと見事に晴れ渡った。
陽射しが肌に突き刺さる(笑)。

この日、キヨちゃんは自分ちでやっている田んぼの田植えをやっていたので、サルシカの田植えは午後から。
ちなみにキヨちゃんはサルシカの田んぼの数倍の規模のものをひとりでやっている。
それでも田植えは午前中に終わってしまうのだ。

そう、今や田植えに人手はほとんどいらない。
田植機に乗るひとがひとり、アシストするひとがひとりいれば、もう果てしなく作業ができる。

実際、田んぼで人手がいるのは、田植えまでの準備であったり、その後の草刈りである。

昨年それを知らなかったワレワレは、「さあ田植えだ!」と勢い込んで、沢山の人を集めた。
そしてやることがなく、ウィンウィン動く田植機をみんなでぼんやり眺めたのであった(笑)。

だから今年は大々的に人を募集しなかった。
来れる人はよろしくね、ぐらいの告知にとどめたのであった。

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昨年に引き続き、田植えにきてくれたのは今井さん。
水面に浮かんだワラや草の掃除をしてくれている。
簡単そうにみえてこれが重労働。
ヒイヒイ、ゼエゼエ、肩で息をしている(笑)。

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配達途中のエネオス稲ちゃんがカメラマンとしてやってきてくれた。
エネオスのユニフォームを着ているからガソリンスタンドの仕事をしているとわかるが、彼の実際は、ITの先生、カメラマン、そしてガソリンスタンド経営者という並びであるように思われる(笑)。

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さて。
田植機に苗をセットしてスタートの準備。

実はこの田植機は、メーカーがぜひ試してほしいと貸してくれた試用機である。
聞くところによると至上最速に近いスーパー田植機なのだという。
早いと言っても所詮は田植機。
苗を植えながらなのだからたかが知れているだろうと思ったのが大きな間違いであった。

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ブイン。
ブイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!!

すごい加速である。
そしてまるで普通の乗用車並のスピードで田んぼを滑るように走るのだ。
もちろん苗も植えているから、シャコシャコシャコシャコと節足動物が走るような音もする。

もう稲ちゃんは疾走するF1を撮るかのごとく連写、連写の嵐!!
しかもカメラを動かしつつの流し撮りまでやっている(笑)。

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こんなに早いのにちゃんと苗を植えているから恐ろしい。
実際、1枚の田んぼを植え終えるのに15分ぐらいしかかからなかった。
文明の力とは恐ろしいのだ。

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ゴキゲンで田植えしていくキヨちゃん。
ストレートは前傾姿勢でぶっとばし、コーナーは鼻歌をうたいながら(笑)。

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とはいえ、完全に人手がいらないわけではない。
機械が走ったあと、特に曲がったところには大きな轍ができる。
それをやっさんとワタクシはクワなどで直し直し。

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続いてやっさんが田植機に。
ここの田んぼは眺め最高!

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で、そのあとは、
機械で植えられなかった隅っこなどを手で補植。
長靴が土にとられて大変。
10本も植えたら汗がポタポタ落ちる。

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こうして補植を終え、水をまた入れて田植えは完了。

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午後1時半にスタートして午後3時には後片付けに入ったのであった。
そしてキヨちゃんとやっさんは、今度はやっさんの家の田んぼの田植えへと向かったのであった。

すごい効率的でしょ?
これが現在の米づくりなのである。

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しかし、こんな効率的かつ機能的な米づくりばかりじゃない。
次回は第2田んぼの田植え!
第1がF1なら、第2は軽トラレースである(笑)。
お楽しみにぃ〜。