美里プロジェクト

名前が『町』に変わっても、ここには『村』があります。 顔の見える人と人のつながり 守り継がれてきた文化と風習 四季を映し出す里山の自然 歴史あるものと新しきものとの出会い

本番間近、かんこ踊りの練習に熱が入ります。

投稿日: 2014年08月14日

立秋が過ぎお盆が近づくと、北長野地区ではかんこ踊りの屋外練習が始まります。
提灯に照らされた夜の公園で、中(なか)太鼓(だいこ)やほら貝の演奏に合わせ、かんこ太鼓を首からぶら下げて舞い踊る踊り手たち。
雨上がりの少し肌寒いような夜ですが、一曲20分ほどの「十二役(じゅんやく)」の練習を終えた踊り手たちの顔には汗がにじんでいます。
奉納される曲は4種類で、一つひとつ曲調も舞い方も異なり見応えがあります。

「シッカンカラカン…テンテコ…」のかけ声を口ずさみ、若者たちが熟練者から太鼓のリズムや踊りの足の運びなどを熱心に教わっています。
神様に奉納するためのかんこ踊りですが、その伝承を通して、集落の中に世代を超えた人のつながりが育まれていきます。

北長野祇園踊り(長野神社かんこ踊り)は昼の部は長野神社で、夜の部は北長野遊園地で開催されます。お盆の一日、素朴でどこか懐かしい里山のまつりにお越しください。

 

●昼の部 8月15日(金)午後3時 ●所 長野神社境内(津市美里町北長野2129)

●夜の部 8月15日(金)午後8時 ●所 北長野遊園地(美里郵便局向かい)

※雨天の場合はどちらも長野小学校体育館(津市美里町北長野1435)