第3回「現在販売中の蔵のある家」

投稿日: 2008年09月16日(火)08:26
tk003
photo:加納準 txt:オクダヒロヒサ
公開日 2008年9月16日
ところ 三重県伊賀市荒木
築年数 一部は不詳、一部は昭和50年増築
間取り 4DK+板の間(作業場)+蔵
暮らしている人 現在販売中
<00120

今回ご紹介する古民家は、三重県伊賀市の荒木というところにある。
無料の高速道路と呼ばれている名阪国道の中瀬ICから車で5分ぐらいのところ。
大阪にも名古屋にも車だったら1時間半程度でいける便利なところである。
00218

古民家を大幅リフォームしてある。
まだ住んでいる人はいない。現在売り出し中の古民家である。
00317

こちらのウリは、なんといってもこの母屋に隣接した蔵である。
こちらも外装、内装ともに大幅にリフォームされている。

00416

厚さ40cmもある壁に窓が開けられ、中は明るい。
ゲストルーム、もしくは書斎として使ってもらおうというコンセプトだそうだ。
もともと蔵なので温度、湿度も安定している。
もちろん電気も引き込んであるのでエアコン等の取り付けも可能。
00518
ハシゴで蔵の二階に。
一階とは変わって、非常に落ち着いた雰囲気である。
これを物置にするのはモッタイナイ。
00616

蔵の窓の外には、田園風景が広がっている。
ここをゲストルームとして使ったら、さぞ心和む空間になるであろう。
00715
母屋まで石が敷かれ、屋根も設けられているので雨でも濡れずに行き来できる。
右の写真は、家の裏手からみた蔵。
庭は表にもたっぷりとある。家庭菜園をやるもよし、日本庭園をつくるもよし。
気ままは田舎暮らしが楽しめそうだ。
00816

この家には、ご覧のような作業場となる空間も設けられている。
板の間が6畳、土間も6畳ぐらい。
陶芸家の人にはぴったりな空間か。
もちろん水道やガスなどの配管も万全である。
00912
そしていよいよ玄関からお邪魔します。
上がりかまちはケヤキの一枚板。
重厚感があります。
009-1
内装は徹底的にリフォームされており、見た目も匂いも新築住宅のようです。
こちらはリビングとして利用するであろう洋室。
窓はすべてサッシに替えられている。
すきま風などの古民家の弱点をすべてクリアしている。
01012

昔の雰囲気を最大限残した和室。
建具などは昔のままのものを利用してますが、しっかり補修されています。
01113
昔のままの生活を楽しむ「古民家ぐらし」もあれば、雰囲気だけを残してあとは便利な現在の生活をする「古民家ぐらし」もあります。
どっちがいいとか悪いとかはなくて、これはあくまで好みの問題。
こちらは、どちらかというと後者でしょうか。
雰囲気をうまく濃厚に残してますが。
01214
古きものと新しきものが見事に調和しています。
ここに暮らして一番似合う人はどんな人だろう。
定年後の夫婦で、お花とか陶芸の教室をやっていてお客さんが多い人たちなんてまさにピッタリかも。
01318
窓は最大限大きくとられているので、室内は古民家とは思えないほど明るい。
猫にはしあわせの縁側です(笑)。
01413
ダイニングキッチン。
水周りはすべて新品が入れられています。
ここだけ見たら間違いなく新築住宅です。
01511
お風呂はユニット。トイレは自動開閉式の最新型です。
0168
こちらの地積は759.52㎡(229.75坪)。
そして気になる価格は2,780万円である。
物件の詳細は、次ページの最後にリンクがあるのでそちらから。

次ページでは、この古民家を販売する山田さんが登場!
自ら古民家に暮らし、田舎暮らし実践中です。

>>次ページの「人に会う」に行く。