第29回「カボチャプリン」

投稿日: 2014年09月28日(日)12:00

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カボチャ!
ポタージュ、天ぷら、サラダに煮物・・・と、どうやって調理してもとっても美味しいステキな子。
さあさあ、今夜の晩御飯は?と家族にリクエストを聞いてみたら、口をそろえて「カボチャプリン!」と即答。
それ、おかずじゃない…と思いつつも、私も大好きカボチャプリン。
今回の「めぐみごはん」ならぬ「めぐみおやつ」は、みんな大好き!カボチャプリンの作り方をお送りします。

まずはカラメルソースから。ちょっぴり苦めが我が家の好み。
手作りはこういうところで好きな味に調整できるのがうれしいです。

材料
・砂糖 80グラム
・水 大さじ3
・湯 大さじ2

①小さい鍋にお砂糖80グラムと水を大さじ3ほど入れます。
②グツグツと沸騰させて、べっこう色になったら火を止めます。
③鍋をぐるぐると揺すって、余熱で焦げ茶色になったらお湯を大さじ2ほど入れてジュワーと言ったらできあがり。
冷めないうちに型に入れておきましょう。

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続いてプリン液作り。

材料(写真は倍量)
・カボチャ 皮を剥いたもの 400グラム
・牛乳 400cc
・砂糖 100〜150グラム(カボチャの甘さで調整を)
・卵 4個
・生クリーム 150cc

①皮を剥いたカボチャ400グラムを適当にカットしてレンジでやわらかくなるまでチン!
②カボチャと牛乳400cc、お砂糖100〜150グラム(カボチャの甘さで調節)をフードプロセッサーに入れて撹拌します。
③生クリーム150cc、溶き卵4個と、クリーム状になったカボチャを混ぜてざるで濾し、型に入れます。

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今回はお持たせ用も・・・と倍量で作りました。ケーキ型と土鍋に並並とプリン液を注ぎます。
天板に熱湯を注ぎ、170度のオーブンで50分蒸し焼きにし、真ん中に竹串をさし、何もついてこなければ焼き上がり。
あら熱を取り、冷蔵庫で冷やしたら完成です。

いやー、それにしても本当にフードプロセッサーって優秀です。
今まで何度その存在に助けられたことか。
かつてすり鉢でカボチャをつぶし、裏ごしゴリゴリ3時間くらいかかってカボチャプリンを作ったことがあるのですが、本当に本当に疲れて泣きそうになりました。
もうね、フードプロセッサーは本当に偉い。
夫なんて「こ、これが文明の利器!?」と江戸時代からタイムスリップしたサムライみたいに、ちょんまげを震わせましたもの。

さて焼き上がりをすぐに食べられないもどかしさと戦った翌日。
朝食の後(3時まで待てない!)のデザートに、スプーンを握った4人の戦士が土鍋の中のプリンを奪い合います。
ざくざくとスプーンを入れて奪い合う最中、写真を撮り忘れたことに気づいて愕然としました。
恐るべしはカボチャプリンの魔力。
「めぐみごはん」のこと、かけらも思い出さないほどに、もうカボチャプリンを食べることしか考えられない!

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無残に切り崩された上記のプリン写真(しかもケーキ用スプーンでなくレンゲ)で、我が家がどれだけカボチャプリンに夢中かをお伝えできたかと思います。
がしかし、この写真では美味しさが伝わらない!
というわけで後日、作り直しました。
いやー、もー仕方ないなあ。記事の為だから仕方ないな〜。

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今度は忘れずにパチリ。
オーブンで蒸し焼きにすると、スが入らずにとってもなめらかに出来上がります。
前日に作って一日置くと、カラメルとプリンがしっかりと馴染んで美味しいです。
もう、この写真を見てるだけで、また作りたくなる。
あああ、何か口実はないかしら?
口実はなくてもよいのかしら?
天高く、めぐ肥ゆる秋なのかしら・・・?

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この季節だけの特別のプリン。
一年に一度、いや三度目の我が家のお楽しみプリン。
カロリーなんて気にしてなるものか、とみんなで美味しくいただきます。
濃厚でおなかにずっしりとくるプリンです。
娘はこれが本当に大好きで、最近では普通のプリンだと「なーんだ」とがっかりしやがります。

美味しいカボチャで美味しいスイーツ。
カボチャは丸ごとなら2〜3ヶ月保存がきくので、ハロウィンに作ってみるのも良さそうです。
とっても美味しいので、みなさまもぜひ一度作ってみてくださいね。

ごちそうさまでした!てか、我慢できない!今から作る!!