第31回「干し芋&さつまいもの甘納豆」

投稿日: 2014年10月13日(月)16:33

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メグーです。
季節はすっかり秋。
今年もたくさんのさつまいもをいただきました。
田舎は一度にいただく量が沢山。
そして、幼稚園の「おいも掘り」行事など、まだまだこれからたくさんのさつまいもが我が家にやってくることが予想されます。
何か大量消費&保存に適したレシピ・・・とあれこれ調べて、今年は干し芋と甘納豆に挑戦することにしました。
今回のめぐみごはんは「干し芋&さつまいもの甘納豆」についてお送りします。

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まずは干し芋。
茹で、または蒸したさつまいもを切って干すだけ・・・という簡単レシピ。
ガス代節約のために、今回は圧力鍋を使用しました。

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圧力鍋の中に、粉振るいを置いて、お水を500cc。
さつまいもを並べ火にかけ、圧をかけること15分。その後自然に圧が抜けるまで放置します。
適当な大きさにカットして、干し網に並べて天日干しにしたらおしまい。
これで、2〜3日後には、美味しい干し芋が完成します。ウフフ。

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2〜3日後に・・・とはいうものの、干しすぎて硬くなって美味しくなかった!なんてことは避けたいので、ベランダに出るたびにつまみぐい、もとい確認作業を行います。
そもそも、蒸かしただけでも十分美味しいんです。それがちょっとギュッと硬くなり、素朴な甘みで、ああもう止まらない。
娘&息子&私、3人でベランダで立ったままモグモグ。
ふと目を離した隙にも、いすをベランダに持ち出して、子どもたちがモグモグ。
干し芋の完成危うしです。
結果的に、全体の1/3の量が確認作業で消えました。

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さあ続いて、本命のもう一品「さつまいもの甘納豆」に挑戦です。
これ、美味しいんですけど買うと高いんですよね。
でも作り方は思いのほか簡単。
輪切りにしたサツマイモを30分ほど水にさらします。
ひたひたの水と、さつまいもの半分量の砂糖で煮て一晩置いて煮汁をしっかりとお芋に吸わせます。

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こちらは干し網を汚さないで済むようにクッキングシートの上に並べて干しました。
ツヤツヤ光ってこれもまた、干さなくても十分に美味しそうです。ぐー。

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2〜3日かけてしっかりと乾かします。
途中で裏表をかえすのを忘れずに。

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グラニュー糖をまぶしたら出来上がり!

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ちなみにさつまいも甘納豆が登場した途端に、こどもたちは干し芋には見向きもしなくなりました。
「ほらー干し芋だよー」と息子に差し出すと、未だろくに喋ることもしない2歳児の分際で「いやだい!」とプイされました。
ムキー、さっきまで干し芋に夢中だったくせに〜。

干し芋は冷凍庫で半年ほど保存ができます。食べるときはトースターでチン。
さつまいも甘納豆も冷凍庫で保存でき、自然解凍でそのまま食べたり、パンやパウンドケーキに入れたり・・・といろいろと活用できそうです。
早速、いつものパンに混ぜて焼いていたら、甘くて美味しいおさつパンが焼きあがりました。

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さて今回、そこそこ美味しくはできたのですが、市販のものに比べてネットリ感、やわらかさが少し劣るように思いました。
後で調べてみたところ、さつまいもの甘さを最大に引き出す秘訣は「低温でじっくりと火を通す」ことにあるようです。
次回作るときには、そのあたりを意識して作ってみたいと思います。

秋の夜長、温かいお茶とさつまいもの甘納豆。
ゆっくりと流れる幸福な時間・・・と思ってましたが、子どもたちに奪われて残りはわずか。
冷蔵庫の干し芋をひとりチンしてかじりながら、秋の夜は更けていきます。

さあ、台所には栗も控えているし、そろそろ義父からきのこ採りのお誘いもあるはず!
収穫の秋、味覚の秋。
明日はどんな美里のめぐみが待っているやら!?

ごちそうさまでした。