「防寒工事終了!!〜またまた基地④」第289回サルシカ隊がいく

投稿日: 2014年12月13日(土)09:36

s289-01写真/フォトグラファー加納   テキスト/サルシカ隊長

またまた帰ってきたサルシカ秘密基地建造プロジェクト。
11月29日の初日の作戦は終わった。

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夜、サルシカ秘密基地は焼き牡蠣小屋となって盛り上がった。
そして串揚げまるうのカウンターでひたすら楽しんだのであった。
ちなみに工事の作業時間は朝9時から夕方4時までの7時間。
宴会は夕方5時から深夜1時までの8時間。
作業時間より宴会時間の方が長かったのである(笑)。
まったくワレワレはいったい何をしているのであろうか。

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まだ背面と側面の防風壁が出来ただけなのに、工事班長の中谷のお父ちゃんは、

「いや〜、もうこれで十分暖かいよ〜、もう寝れるよ、ここで〜」

と、カエルちゃん寝袋を着てそのままウッドデッキに寝転んだ。
さすがに深夜、寒くなってトレーラーハウスに逃げんこんだらしいが、本当に寝袋ひとつでウッドデッキで朝を迎えた強者もひとりいた(笑)。

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そして翌朝。
おいちゃんたちの朝は早い。
もう6時過ぎにはもそもそみんな起きはじめ、午前7時には朝ごはん。
すでにサルシカ秘密基地には専用キッチンがあって、炊飯器もガスコンロも、製氷機もコーヒーメーカーも、そして生ビールサーバーまでもがばっちり揃っているので、朝からサルシカ米を炊き、みそ汁をつくって、見事にしっかりと朝ごはんなのである。
これまでになかった充実ぶりである(笑)。

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そして今日の工事のためにウッドデッキの机や椅子を外に出してしまうと、なぜか大工のT橋さんが、

「やはり朝はラジオ体操ですよ、みんなでラジオ体操をやりましょう!!」

などと言い出し、ネットでラジオ体操第一の音楽を探して流せ、と、のたまうのである。

「そんなもんあるかよ」

と思いつつ、YouTubeで検索すると、すぐさま見つかってしまうのである。
で、それをウッドデッキのスピーカーに流してみると、おっちゃん隊員たちは文句ひとつ言わず立ち上がって体操をはじめるのである。

「おいおい、やるのかよ、本当に」

と、思ったが、みんな身体を開いたり、腕を振ったりしてるのだから仕方ない。
隊長であるワタクシもシブシブ従ったのである(笑)。

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メシも食った、ラジオ体操もやった。
すると他にやることがなーんにもなくなってしまって、まだ開始時間まで1時間もあるというのに宿泊チームの隊員たちはごぞごぞと工事をはじめてしまうのだ。

しかも昨日、防風戸板をすでに20枚近く作っているので、もう作業は手慣れたもの。
どんどん作っていく。
そして正式なスタート時間である9時になった時には、最後に残された正面の戸板のおよそ半分が出来上がってしまっていたのである。

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割烹やまきの大将やまちゃんや、エネオス稲ちゃんなどこの日の参加組は、もう完成しかかっている防風壁をみて驚いていた。

「うわ〜、もう出来あがっとるやないか〜、もうすることあらへんぞ〜」

やることがなければ鼻くそでもほじって寝転んでいればいいのに、と思うが、みんな基地づくりを楽しみにきたのだ。
ないと寂しいのだ。
物足りないのだ。
だからみんな、残り少ない作業を競うように、いつも以上にがんばって進める。
もうどんどんやることがなくなっていく(笑)。

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10時半の休憩を前にしてウッドデッキの防風壁工事はほぼ終了!!

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あとは扉や金具や手すりの取り付けなど、細かい作業を残すだけであった。

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午前11時。
なんとも派手な車が秘密基地にやってくる。
FM東京の取材。
最近サルシカは全国区の取材を受けることが多い。
ありがたいことだ。

ラジオなのでインパクトドライバーや電ノコの作業はすべて止めざるを得なかった。
が、予定より進みまくっているので余裕である。
みんなには長い休憩時間をとってもらった。

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取材が終わったらもうお昼。
でも余裕だからしっかり食べて休んじゃうのだ。
メニューは昨日とまったく同じ猪肉入りカレーと串揚げのトッピング。
ま、これも定番だからいいのだいいのだ。
工程に余裕があると、もうみんな心穏やかなのだ。
笑顔ですべて許しちゃうのだ。

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午後1時。
作業再開。
大工のT橋さんは扉部分の施工。
ミツヤのとうちゃんとやまきの大将は手すりなどの制作と取り付け。
そして他のみんなは、ヤギさん用に柵の補強をしてもらった。
もうこれで秘密基地全体でヤギさんを放牧できるのである(笑)。

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細かい作業もすべて終えたあとは、薪置き場兼サルシカヤギ牧場(ややこしいね)の足場パイプ屋根の移動。
みんなで「えいや!」と持ち上げ、場所を移動させる。
実はこれは4人ぐらいで持ち上げたところ、まったく持ち上がらず、今回はその倍の8名で動かすことができた。
この屋根はヤギのニコちゃん、ミルちゃんのエサ場になる予定である。
これでヤギたちは雨に濡れずごはんをいただけるのである。

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そして最後に。
事務所側の引き戸にオモリをつるして自動で閉まるようにして、予定していた作業すべてが終了。
時間は午後2時すぎ。
遅くとも4時には終えようと思っていたが2時間も早まったのである。
サルシカ秘密基地の建造プロジェクトで、予定より早く終わったのは今回がはじめてである。
まさに奇跡のプロジェクトであった!

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防風工事を終えたウッドデッキで、焚き火台に火を入れてみる。
おおおおお、暖かい!!
しかも、リゾート風でカッコいいではないか!!

が、実はきのうの焼き牡蠣の匂いが床や壁に染み付いていて、実際にその空間にいると、やはりかき小屋なのであった(笑)。
写真でみるのとは大違いなのである。

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まあ、完成したらその効果を試したくなるものである。
しかも牡蠣は100個近く残っていた。
で、その日もそのまま宴会。
明るいうちから。

前夜祭、1日目終了の大宴会、そして終わったあとの打ち上げ。
結局3連チャンの宴会(笑)。

本当にバカな集団である。

防風工事編はこれでおしまい。
でも、続いて、でこさんが持ってきてくれた薪ストーブをトレーラーハウスに取り付ける工事がはじまるのである。
それはまた次回!!