三重の100人 11人目「『ゴーリキマリンビレッジ』の大塚隆さん」

投稿日: 2015年02月04日(水)12:46

今回は、『ゴーリキマリンビレッジ』の大塚隆さんを取材させていただきました。
大塚さんは現在『ゴーリキマリンビレッジ』で釣りや磯遊びの他、独自の農法「協生農法」で営まれる『ムー農園』での収穫ランチなど、さまざまな体験を提供しています。
また、講演会などその他の活動もお忙しい。
通称ムーさん。



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さて、わたしが大塚さんを知ったのはもう何年前になるでしょうか?
地元の雑誌などに載るのをたびたび拝見していたんですが、なんかオモシロい人がいるなぁと以前から興味があったのでした。
ワイルドでオリジナルな生き方がすごく気になっていました。
いろんな分野に独自の理論を貫いていて、ぜひいつかお話してみたいと思っていたのでした。

そんな大塚さんは、その界隈では有名な人気ブロガーでもあります。
ブログでは、日々の出来事、自然、農業、食といろんな分野にわたって楽しく深~く語られています。
ブログタイトルは「野人エッセイす」。

その、ブログに書いてあったことでひとつわたしも実践していることがあります。
それは、石けんを使わずに身体を洗うってこと。はじめて10年近くなると思います。
じつは、拒否反応を示されると恥ずかしいのであまり人には言わずに過ごしてきたけど意外や意外、わたしの周りにもそれをやっている人が数人いることがわかってちょ
っと内心よかった~と思ってます(笑)。

大塚さん曰く、石けん、シャンプー、歯磨き粉を使わなくなれば、医者いらずになるとのこと。
シャンプーを使わなかったら禿げたりもしないよ、というのです~。
さすがにシャンプーと歯磨き粉は絶てませんが、石けんを使わず身体を手で洗いはじめてからというもの、お風呂でもお風呂上がりでも垢がほとんど出なくなりました。
洗っててもつるつる。
なぜかというと、身体に住み着いた微生物が垢などを分解してくれるからなんだそう。
石けんで毎日ごしごし洗っちゃうとその微生物がいなくなっちゃうらしい。
わたしの長年の体験から、それはほんとなんじゃないかなって思います。

また、大塚さんが、多くの人に知られる理由のひとつに彼が実践する「協生農法」というのがあります。
自然界の仕組み全体をもとにした自然農法です。
協生農園(ムー農園)の畑にはいろんな野菜が草の中にあちらこちら顔を出しています。
ブロッコリーや人参、レタスなど穫りたてをいただいたら何とも甘くておいしいこと!
そして、それぞれの味がしっかりしています。



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インタビューさせていただいたこの場所は、釣った魚や収穫した野菜のバーベキューをしたりするところ。



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わたし「甘くて、やわらかくておいしい!」

大 塚「だろ?でもムーさんは葉っぱや野菜きらいだからね。 
野菜より肉の方が好きなんよ。」

わたし「な、なんと!?では、どうして、農業をやることになったんですか?」

そんな驚きの会話。
(自分のことムーさんと言ったりされます。)
大塚さんは県の地域振興の仕事の一環で、過疎地を元気にしていくモデル事業のひとつとして、農業をやることになったのだそう。
以来独自の理論をもとに農業を手掛けているそうですが、そんな大塚さんのもとには、全国はもとより海外からも協生農法に興味を持った多くの人が訪れています。
それにしても、野菜がきらいだなんて?
そんなところから食の話になりました。

大 塚「人間は、もともと狩猟民俗なんよ。農耕なんてずっとあとからのこと。
理の視点に立ったら肉が好きで当たり前。
パンダは、笹ばかり食べてても元気に生きていられるし、エスキモーだってアザラシの肉ばかり食べててなんともない。 
そんな、いろんな事を考えると現代の栄養学とかは、あまり当てにはならないよ。
健康になるために症状を治したいのか、身体をもとの人間本来のものに戻したいのか、というのでは思考の基点がちがう。
もし、理に基づいて人間本来の身体に戻ったら、薬もサプリメントもいらなくなるはず。
人間は、大昔に戻って何をどう食べてきたかを考えることだね。」

わたし「なるほど、今の栄養学ってどんどん変わって、結局なにがほんとうにいいかわからないです。
大塚さんには、ぜんぜん迷いがなさそう。 
いろいろと独自の考えがあって、でも、そんなふうになるには本もいっぱい読まれるんですよね?」

大 塚「ううん、もう、本を読む時代は終ったからぜんぜん読んでないよ。」

わたし「えー?そうなんですか!?」

大 塚「昔は、毎月3万円くらい本代に使うくらい読んだよ。
専門書から劇画まで、何でもいっぱい読んだ。
でも、今はもう「理」に生きているから本はいらなくなったんよ。」

わたし「理ですか?」

大 塚「理とは、人間が作った文明、智慧の原点。
その原点を使いこなせば釣りもギャンブルも全戦全勝なの。
理の視点で判断すると本を読む必要性が無くなってしまったんだ。」

わたしは、大塚さんの言う「理」の意味は何となくニュアンスはわかるもののそれが全てに通用するところまで理解できず~。
でも、その理を十分自分のモノにした大塚さんの話は、何についてもシンプルで迷いが無く説得力があります。

ここでちょっと外へ出てみると農業に精を出す若者が働いていました。



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写真は葛の木(?)を手にとって教えてくれる大塚さん。
わたし恥ずかしながらこれが葛とは知りませんでした。
そういえばうちの畑にも恐ろしいほど生えてます。

大 塚「近くに生えてても知らない人は多いね。葛葉は、木の中で一番成長が早いの。 
竹もそうだけど、こんなふうに成長が早いってことは、エネルギーも強いってことことなんよ。」

わたし「おお、なるほど!」



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これは、草の中に顔をのぞかせる人参の葉。
植物は、じつはみんな仲良し(笑)。



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「持って帰り」と穫りたてのやわらかそうなチビ人参をいただくわたし。



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ここには書ききれませんが、他にもたくさんおもしろいお話を聞かせていただきまし
た。
自然や食、そして宇宙のことなどとめどなく流れるように話される大塚さんの頭の中は、いったいどうなっているんだろう?なんて思いました。
そして、目を見て真剣にお話を聞いていると何となく大塚さんの瞳がうっすら緑色なのに気づいてつい、「もしかして、大塚さんて宇宙人?瞳が緑色に見えます。」なんて、おかしな質問をしてしまいました。
それに対して「だろ?なぜか緑になったりグレーになったりするの、なんでかわからんけど。」とのこと。
なるほど、そうなのかと、なんとなく納得(笑)。
それにしても、怪我をしても手当もろくにせず治りが早いとか、何日も同じ服を着てたり洗濯しなかったりしても臭くないなんて話もしたんだけどそんな話などを聞くと、やっぱり、この人は宇宙人かもしれないと思わずにはいられないのでした。

今回取材させていただいて、機会があればまたもっとお話が聞きたいという気持ちになりました。
アウトドアや田舎暮らしが大好きなサルシカの読者の方の中にも、きっと大塚さんの世界を共有できる方がたくさんいると思います。
ぜひ、まずは大塚さん人気ブログ「野人エッセイす」をのぞいて見て下さいね!

大塚さんの活動拠点はこちら「ゴーリキマリンビレッジ」
いろんな体験ができますよ!

著書はこちらから購入できます「野人エッセイす」「野人エッセイすⅡ」「野人の証明」大塚隆さんの著書購入



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ゴーリキマリンビレッジ
住所 伊勢市大湊町1125-10
TEL 0596-31-0300



写真&文:シャンティー