第42回「小豆(粒あん)」

投稿日: 2015年03月20日(金)10:00

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メグーです。
甘いものが大好きです。
チョコレートにアイスクリーム、世の中のスイーツをこよなく愛する私ですが、歳を取るごとに美味しく感じるようになってきたのがあんこ!
今回のめぐみごはんは、小豆から作る粒あんスイーツをお送りします。

あんこと言えば、三重県には赤福に井村屋。
美味しいあんこに実に恵まれた土地。あんこは買うもので、作るもの・・・というイメージはまるでありませんでした。でも、美里に引っ越してきて、お隣にいただいたつきたてお餅に添えられたあんこの美味しいことと言ったら!聞けば、自分で作っているというではありませんか。

夫に「あんこ作るから小豆つくって」とお願いしたのは昨年の冬。
そして夏の初めに豆をまき、秋にかわいく育った小豆を収穫しました。

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豆というのは、とてもかわいい食べ物だなあと、常々思っていたのですが、小豆の可愛さはまた格別。つややかで、紫味を帯びた赤い褐色の皮。
鞘から取り出し、ころころと転がる様などいとをかし。
小豆の可愛さ、みんな見逃してない?可愛い豆ランキング間違いなく1位だ!と鞘から豆をはずしながら、夫と二人で小豆談義。

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後はお日様に当てて乾燥させたらひとまず完了。
乾燥させた大豆は1年程は保存できるそうです。これでいつでも美味しいあんこが作れます。

さて、あんこ作り・・・と思っていたのですが、10月に入り栗やらサツマイモやらでスイーツ三昧。
ましてや豆は、一晩水に漬けてもどしたり、結構ながい時間煮ないといけないイメージがあり大変そう・・・とほったらかしにしていたら、年が明けてしまいました。
あ!そうだ、小豆!と今更ながら思い出し、さあさあ、作っていきますよ!

結論から申し上げます。
かんたん!おいしい!全然手間かからないです!
一晩水に漬けなくてもいいんです。長い時間かけなくても美味しくできます。なんでこんな簡単で美味しいものを今まで作らなかったのかと後悔するレベル。ではでは、早速作り方を。

小豆250グラムを洗って鍋に入れ、あずきがかぶる量のお水を入れます。
沸騰したら、ザルに上げて水を切ります。これであく抜きが完了。
圧力鍋にあずき、水1リットルを入れて、圧がかかったら弱火で10分。
圧が下がったら蓋を開け、砂糖150グラムを入れコトコト5分、その後塩を小さじ1/4を入れて好みのとろみになるまで煮たら出来上がり。冷めると固まってくるので、少しゆるいかな?くらいで火を止めます。

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塩を入れてまだ水分たっぷりのところを、我慢できずにお餅を焼いて・・・ぜんざい!

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甘さが脳みそ直撃で、しびれる甘さ。
ちょこっと添えた塩昆布がうまい!
こたつ&ぜんざいで、ああ今日はもう何にもしたくない・・・とマタタビをかじった猫のように幸せでグニャグニャになってしまいました。

そして、先日キムチを作った際に購入し、余っていた上新粉を使っての・・・いちご大福!

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上新粉50グラムと砂糖20グラム、水90ccをボールに入れてぐるぐる混ぜ、ラップをしてレンジで2分。ぐるぐる混ぜて、軽くこね、イチゴをあんこで包み、それをさらに丸く伸ばした生地で包めば出来上がり!

イチゴ大福のおいしさなど、もう私が書くまでもないですよね。
さっぱりとしたイチゴの酸味とあんこの甘さがああ、もう最高!

そしてお次はジャンクに責めます。
小倉トースト!

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半分はマーガリンとあんこ。
そしてもう半分は生クリームとあんこ!
コメダだ!コメダだ!ピーナッツがないのが残念だけど、我が家がほぼコメダになった瞬間です。

他にも抹茶パウンドに入れてみたり、餡パンを作ってみたり。
ずっしりたっぷり、あんこを満喫。日本人でよかった・・・とためいきがでちゃう。井村屋も赤福も美味しいけれど、自家製あんこ、市販品に負けない美味しさです。
春のお彼岸にぼた餅、お花見にあんころ餅なんかも美味しそうです。
美里フラワービレッジなどの直売所でも年中購入できるので、みなさまもぜひ作ってみてくださいね。

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ごちそうさまでした!