「畑体験つきカフェなのだ!」第300回サルシカ隊がいく

投稿日: 2015年04月17日(金)12:15

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写真/三津谷のお父ちゃん 文/サルシカ隊長

なんと!
この「サルシカ隊がいく」の連載も今回で300回なのだ。
Webサイト「サルシカ」がはじまって8年目!
よくぞここまで続いてきたもんである。

その記念すべき300回でお届けするのは、「サルシカ菜食カフェ+夢紀行」である。
今年(2015年)2月からスタートし、これで3回目。

これまでは、サルシカの畑で採れた野菜を中心に、地元の採れたて野菜をふんだんに使い、北海道からやってきた菜食料理人のよしえちゃんが腕をふるうカフェメニューを食べていただく・・・まさにカフェであった。
が、今回から、お客さんにも畑作りに参加してもらい、いっしょに育て、収穫したものをみんなでカフェでいただこうじゃないの、ということになったのだ。
究極の地産地消というか、自分でつくったものを食べるというカフェへと進化を遂げたのである。

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一般開放されるカフェは3回めの営業であるが、地域限定のコミュニティカフェも平行してやっているため、準備はもう手慣れたものである。
少ないスタッフで運営が出来るように、駐車場係の代わりに看板をたくさん立てる。
すでに看板は用意されているので、決まった場所に設置するだけだ。

いつもカフェの際には、立岡さんにお花を飾ってもらっていたが、そうそう甘えてばかりもいられないので、今回は自分たちで。
お花を買う余裕がないので、今回は大根の花で(笑)。
近所の人の畑で咲いているのを拝借してきた。

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三津谷のお父ちゃんが桜や山の花を持ってきてくれたのでそれも飾る。
というかお父ちゃんに花瓶に活けてもらう。
こうしたみんなの協力でカフェは成り立っている。
本当にありがたいことだ。

ちょっと肌寒いので薪ストーブにも火を入れる。
ついでにごはんを炊くかまどにも。
何もかもが素早く行われていく。

よしえちゃん手づくりのクッキー、いつもカフェのスタッフをやってくれる寿実ちゃんのポークジャーキーの販売準備も完了。

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午前10時。
畑体験にも参加するみなさんが集まってくる。
今回も食事の限定数は25。
そのうち、半分以上の方が畑体験も参加してくれた。

ちなみに今回は参加者の80%が女性!!
スタッフも女性が多いので、もう女性だらけ!!

これまで、サルシカ秘密基地はおじさんの存在ばかりが目立って、おじさん臭をどう消すか、ということが最大のテーマであったが、もう心配はいらないようだ。
工事をするのはおじさん、そこを有効に使うのは女性たち。
これがわれわれが考える理想のカタチだ(笑)。

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中谷のとうちゃんの指導のもと、ポットに春野菜の種をみんなで植えていく。
本当は畑にいって直播きをする予定であったが、連日の雨のため畑を耕すことができず、仕方なく基地でポットに播くことになったのだ。

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カフェのお客さんとしてきたはずの三津谷のお父ちゃんであるが、花を活け、そして畑作業の先生補佐としても参加。
しかもこのあと、隊長のワタクシにカメラマンとして任命され、カメラを持って走り回るのである(笑)。

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ポットに種を巻き終えたら、苗まで育てるビニールハウスへと移動。
ビニールハウスは集落内のNさんのものを借りている。
徒歩3分ほどの移動である。

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途中、ポットを落とす。
これ、お約束(笑)。

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ビニールハウスでポットを並べる。
サルシカ畑に植える他の苗が育ってきている。

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ポットをキレイに並べて、小さなビニールハウスをさらにかぶせる。
早く芽を出せよ〜。
大きく育て〜。

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続いてサルシカ畑に移動。
作業は出来ないので、苗を植える場所をみんなに確認してもらう。
数カ月後、ここで収穫ができるはずだ。
いまから楽しみ!!

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その頃、サルシカ秘密基地ではカフェの準備が進められていた。
11時。
畑体験なしのお客さんが何名かやってくる。
が、大半のお客さんは畑にいっているため、ゆっくりとした滑り出しだ。

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が、うかつであったのは、畑から参加者が帰ってきたら、一気にカフェが忙しくなるってことを考えていなかったことだ。
通常のお客さんもやってくるタイミングで畑からもきたので、もうスタッフはてんやわんや。
あまりに忙しすぎて、ここからの写真はないのだ(涙)。

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唯一、スタッフの寿実ちゃんが撮っていたランチの写真があったので、ここで。
この日は、タケノコづくしのメニュー!

・たけのこごはん(おかわり自由)
・フライ(たけのこ、エリンギ)人参ソース添え
・たけのこ玄米パイ(ごぼう人参入り)
・たけのこと春野菜の白あえ
・サラダ、漬物、味噌汁
・野草玄米茶
・デザート(おからケーキと人参ムース)

お皿は春一色!
まさに里山のカフェメニューなのだ!!

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今回もお客さんにはのんびりまったり過ごしていただいて、終わったのは午後3時過ぎ。
ふと一息つくと、三津谷のお父ちゃんがシバザクラの手入れをしてくれていた。

このシバザクラは、三津谷のお父ちゃんとお母ちゃんが植えてくれたもの。
こうしてしょっちゅう草を抜いたりして手入れをしてくれている。

ただいまシバザクラは満開。
よろしければコーヒーでも飲みつつ、ご覧くださいませ〜。