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1月14日に開催された第1回サルシカ会議において、サルシカ隊の年間計画が策定された。
本来、計画性がないこと、予定に縛られないことが遊びであると思うのだが、無計画に遊んでばかりいるのもいかがなものかということで、ひとまず大きな目標を1つ打ち立てたのである。
それが!
「三重県の川をすべてカヌーでくだる!」
である。
三重県津市に本拠地を置くサルシカ隊であるからして、まず最初は、津市を代表する岩田川から下るべきであろう、というところまで決定したのが前回の会議であった。 |
会議というか、完全に宴会になっている前回の様子 |
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で、本日(2月8日)、我われサルシカ隊は、岩田川の偵察(下見)にいったのである。
まずネットで「岩田川」を調べてみると、津市の西方に位置する片田貯水池(左写真)に源を発するとある。
なんと岩田川は人工の貯水池からはじまっていたのである。
全長は20kmあるかないかというところ。
意外と短い川であったのだ。
片田貯水池は、隊長の家からそう遠くないところである。
さっそく行ってみる。 |
片田貯水池(写真をクリックすると地図へ) |
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貯水池から流れ出ている岩田川は、こんな感じであった。
ただの「溝」である。
源流からわずか数十メートルのところであるにもかかわらず、水は汚い。
隊長は呆然と岩田川を見下ろし、「うーん」と唸っているのである。
これではカヌーどころかゴムボートすら浮かべることはできないのである。
仕方がないので、もう少し下流に移動することにした。 |
片田貯水池前 |
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500メートルほど下流に移動。
しかし、溝がドブ川になった程度。
笹舟を浮かべるのが精一杯である。
「オレ、こんなトコでカヌーすんのヤダよぉ」
隊長、マジで不安になっている。 |
完全に腰がひけてる隊長 |
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さらに移動。
源流から1キロメートルほど。
なんとかカヌーを浮かべることができる深さになってきた。
しかし、これじゃあ完全にドブ川。
こんなところでカヌーを漕いだバカがこれまでにいたのであろうか? |
岩田川は国道163号とヘビの交尾のように交わっている |
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源流から2キロメートルほどの地点。
まだドブ川だが、まあなんとか我慢してカヌーをしてもいいかなぁという状態にまでなってきた。
カヌーを下ろすには最適な場所を発見する。
実際に階段を下りて、水面に近づいてみた。
相当生活廃水が入り込んでいるようで、下水のような匂いがした。
津市を代表する川であるが、無残なものである。 |
川のすぐ横は163号。かなりの交通量である |
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上と同じポイント。
だんだんとやる気になってきている隊長。
岩田川の面白いところは、ずっと並走する道路がつくられていることである。
これならカメラやビデオのチームも追いかけるのが楽である。
あと、たぶんカヌーから降りて、担いで運ぶこともあるだろうが、これならば大丈夫!
「こっからなら何とかいけそうじゃん!」
ちょっゴキゲンになった隊長は横浜弁である。 |
川底までコンクリで固められてる。なぜ?? |
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ところどころ、こんなに浅いところがある。
ただでさえ汚い川にカヌーを入れるのがイヤなのに、底をガリガリこすったりしたら、もう泣くしかないのである。
「オレのカヌーが破傷風になる」と隊長。
なりませんって! |
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最近M子にランチに連れまわされ胃拡張気味の隊長 |
えっ、カヌーはしちゃダメですか? |
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国道163号線と交差するのは、これで何度目であろうか。
源の貯水池から、4キロメートルほどの地点。
巨大なパチンコ屋さんの横を通る。 |
パチンコ店(写真クリックで地図) |
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岩田川は二級河川であった。初めて知った |
岩田川にそってこんなアゼ道も車でいく |
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源流から5キロメートルほどのポイント。
途中まで水量も十分で「これはいいぞ!」などと言っていたのであるが、その水量は堰のせいであった。
堰の手前はコンクリ護岸でカヌーをあげるところがない。
少し戻ると、階段があるが、入口の金網に鍵がかけられている。
こうしてみると、生活に密着しているようで、川と我われの距離って結構あるんだなぁ、とつくづく思う。
さて、このピンチをどう乗り切ればよいのか??
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問題の堰。どう乗り越えるのか? |
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