写真/中谷の父ちゃん テキスト/サルシカ隊長
水カンリンバづくりワークショップのあと、1時間ほどのおやつタイムを楽しみ、いよいよマリオ&はるのライブ。
会場はサルシカ秘密基地のウッドデッキスペース。
ライブのみのお客さんも増えて20名ちょっとの参加者。
こじんまりと、程よい距離感で、にこやかにスタートした。
今回は、昨年12月に発表した新曲「百年後の君に」のお披露目ライブでもある。
マリオのソロギターからはじまり、はるのギター、ボーカルが続く。
春の里山に響く、ボサノバの少し気だるいリズムが心地よい。
鼻笛大工の池ちゃん、ギターの丸ちゃんも加わってさらに盛り上がる。
本当にぜいたくな午後のひととき。
人口4000人足らずの小さな山里であるが、こんな素敵な音楽が楽しめる。
お芝居も楽しめる。
そしてカフェも楽しめる・・・美里に生まれてよかった・・・。
まもなく結婚をして美里を離れる高木のあやちゃんがFacebookでそう書いていた。
美里での活動の一部を担うサルシカとしては本当にありがたい言葉である。
ブラジルの民族楽器で、一弦の弦楽器ビリンバウの演奏がはじまる。
この音の響き、リズムを言葉でどう伝えればよいのか。
耳にではなく、頭に、いや心に直接伝わってくる音である。
トランス状態に入っているヒビコレ女将。
このあと、イスに座ったまま足をドスドス踏み鳴らし、激しく踊り狂ってまわりの人を驚かせる(笑)。
最後は、農業研修生のよしえちゃんのウクレレ、そして中谷の父ちゃんをはじめとする鼻笛隊による合奏。
あっという間の2時間であった。
その後、持ち寄りのお酒や料理で懇親会。
よしえちゃんの菜食カレーのふるまいもあって、わいわい楽しむ。
まあ、どんどん壊れて、最後は踊ったり跳ねたりするのは、いつものことであるが(笑)。
翌朝。
マリオとはるが次の旅先、大阪へ出発する直前、サルシカ秘密基地のうえに虹が出た。
太陽を囲むように中を舞う虹が。
マリオとはるの二人の旅先には必ず虹が出るという。
本当だ。
驚いて感動した。
マリオとはるの虹の旅はこれからも続く。
また、サルシカ秘密基地で演奏してくれる日がくると思う。
そう遠くないいつか。
その日まで「アディオス!」なのだ(笑)。