写真/大澤屋の若旦那、寿実ちゃん、中谷の父ちゃん テキスト/サルシカ隊長
サルシカの初めての試みである、茶摘みカフェ。
1時間半にわたる茶摘みが終わり、いよいよ秘密基地でお茶づくりである。
いつもは静かな集落に子どもたちの声が響く。
茶畑からのんびりと歩いて秘密基地へ。
手には茶葉がいっぱいのビニール袋がぶらぶらと。
雨の予報が嘘のような快晴。
青空の下でお茶づくりがはじまった。
まずは、みんなで集めたお茶を1カ所に集める。
18人で集めただけあって、さすがにこんもりと大量にある。
が、お茶になると、これの5分の1になってしまうのだ。
いつも餅つき大会で活躍している、かまどさんと蒸し器が登場!
緑茶の場合、まずは茶はを蒸すところからはじまる。
蒸し時間はほんの5分程度。
西川の先生曰く、「湯気をかける程度でええんや」とのこと。
西川先生のうちにあったムシロをテーブルに敷いて、その上に蒸した茶葉をどさっと置く。
ここから茶揉み作業だ。
中谷のとうちゃんの指導に従い、みんなで揉む。
こつは、そばやうどんの生地をこねるように体重をかけて手の甲でおしつけるように揉むこと。
余計な水分を取り除き、葉の繊維を壊し、よりお茶が出やすいようにする。
どんどん蒸して、どんどん揉む。
セイロにして、12回程度蒸した。
それを3つのテーブルに6名ずつ別れて揉む。
揉む。
揉む揉む。
お昼の時間を越えても揉む。
とりあえず、すべての茶葉を蒸して一度揉んでおかないと、次に進めない。
だからお昼ごはんの前に終えておかねばならぬのだ。
12時40分。
ようやくもみ作業を終えて、乾燥に入る。
参加者のみなさんはようやくお昼ごはん。
サルシカ米、サルシカ野菜をふんだんに使い、動物性たんぱくを一切使っていないメニューがサルシカ菜食カフェの自慢。
カフェだけのお客さんは盛り付けをしましたが、茶摘み体験つきのみなさんはバイキング方式で。
その前に、お茶で乾杯!
これは、きょう茶摘みした茶畑で採れた茶葉で入れたものである。
先週、リハーサルとして、われわれサルシカメンバーだけでつくったお茶である。
まずはみなさんに三重県津市美里町平木で採れたお茶を味わっていだだく。
そのあと、みんなでランチ。
ごはんは、破竹とえんどうまめのごはん。
ソイミートのパスタ。
サルシカ米の糠を使ったおつけもの数種。
サラダ。
などなど。
デザートは午後の茶摘みが終わってから出すことにした。
午後。
いつものサルシカ菜食カフェならば、のんびりまったりの時間をそれぞれ過ごしていただくのだが、今回はお茶を揉まねばならぬ。
「さあ、労働の時間ですよ!! 揉みますよ〜!!!」
ワタクシも中谷の父ちゃんも、まるでおっぱいを揉むかのように手を「モミモミ」しながら、みんなに声をかける。
「いやらしいなあ、その手つき、笑い方〜」
寿実ちゃんにケーベツのまなざしで見られるが、揉んでいるフリをしているのはお茶なのであるからして仕方がない(笑)。
さあ、午後のもみもみスタート!!
1時間もんだら、おやつの時間。
(ランチのデザートを遅らせただけですが。笑)
よもぎのケーキ、ようかん、3種のお茶でまったりタイム。
あとは太陽の光と風で乾燥させるのみ!!!
さあ、おいしいお茶よ、できておくれ〜!!!!