サルシカビアガーデンのレポート第2回。
今回の企画は、午後2時から午後5時までの地域のカラオケ大会。
午後5時から地域のみなさんと地域外からのお客さんが混然となってのビアガーデンという二部構成になっていた。
隊長のワタクシがカラオケ大会の片付けをよしえちゃんとM子にまかせ、秘密基地へと戻ると、ヴァナゴン森田はコック帽をかぶり、まさに「シェフ森田」となっていた。
今回のために赤ちょうちんといっしょにコック帽まで用意してあったのだ。
われわれサルシカ隊に抜かりはないのだ。
徹底してやるのだ(笑)。
スタート時間の5時になると同時に地域(三重県津市美里町平木地区)を中心とした近隣のみなさんがドドドドドとやってきた。
サルシカ隊の面々は時間にアバウトで、ゆるゆると集まってくるが、地域の人たちは律儀なのである。
が、それ以上に律儀なのがシェフ森田であった。
5時ちょうどにメインのローストチキン、サラダなどなどが、こちらもドドドドドと出てきたのである。
シェフ森田の料理だけでもすごいのに、差し入れがまたすごかった。
かつて料理人で現在はアプリの開発をしているIT松本が手の込んだ料理を!
そして、気球のパイロットであるバルーン海原からは、スペアリブの煮込みが!
もうみんな悲鳴をあげながらそれぞれの食材を取り巻き、写真を撮りまくり、そして食べまくるのであった。
どんどん参加者も増えてくる。
ウッドデッキ席は、ほぼ美里連合に埋め尽くされていた。
常にヘルプスタッフとして手伝ってくれる寿実ちゃんが、会社でボランティア販売しているポークジャーキーの販売にまわる。
すると、平木在住のIさんがそれを取り上げ、そのすべてをゴーインにみんなに売りつける。
あっという間にジャーキーは完売(笑)。
有無を言わせぬすさまじい営業能力に、われわれサルシカの面々はうなるのであった(笑)。
生ビールサーバーの担当は副隊長のキヨちゃんがやってくれた。
彼が一番ビールを入れるのがうまいのだ。
が、彼が休む間もないぐらいビールが出続ける。
あっという間に1タンクがなくなり、2タンクへ。
このままでは1時間もしないうちにすべての生ビールがなくなりそうな気配であった。
まだ来ていないお客さんもいるのにマズイ!
で、どんどん缶ビールをテーブルに出す。
酔いはじめた人たちは「ああ、ありがとう」とプシュッと飲み始める。
よしよし、これで残り少なくなった生ビールをつなぐのだ(笑)。
サルシカ隊の面々は、外で飲んでいた。
風が心地よい。
地域内、地域外の人に距離があるというわけでなく、料理を取りに行ったり、ビールを取りに行ったりした時に自然に交流をしている。
特に自己紹介とか挨拶とかなくとも、もうすでにみんな仲間なのだ。
大工の坂下さんが、秘密基地の敷地内にテントを張っていた。
早々に寝るところを確保しておこうという作戦だ。
たぶん今晩は何人が基地に泊まるか想像がつかない。
市場に陳列されたマグロのように、ぎっしりと並んでトレーラーハウスで寝るはめになるし、それこそ隣に大イビキの人がいたら地獄である。
それならテントでひとり、静かに寝たほうが絶対に幸せだ。
シェフ森田は料理の手を止めない。
どんどん作る。
ワタリガニをダッチオーブンで蒸す。
唐揚げを「これでもか!」というほど揚げつづける。
そして偽物シェフの、おかわり水谷が、だし巻きタマゴをつくる。
日が落ちて、いよいよビアガーデンは盛り上がってきた。
美人の農業&狩猟ガールにもらったイノシシの前足を炭火で焼きはじめる。
この期におよんでまだ肉を食うか、という感じである。
佐野さんが丁寧に焼きつつ、焼けたところをナイフでそいでみんなで食べる。
感動的なうまさ。
塩だけであとはなんにもいらない。
赤ワインにめちゃくちゃ合う!
このあたりで、グルメブロガーM子として知られているワタクシの妻が、肉のうまさとワインの酔いで壊れた。
「一度これをやってみたかったのよ〜!!!」
と、わめきながら、猪肉を両手で持ってかぶりつく。
肉を歯でひきちぎるとき、「ふんが〜!!!」と言っていた(笑)。
「これぞ、原始人間ギャートルズ食いよ〜!!!」
もはや理性はひとかけらもないのである。
M子の錯乱に、寿実ちゃんも壊れた。
「あたしはこれ1本ぜんぶいったるわ〜!!! ふんが〜!!!!」
いやいや、みんなで食べる肉だから(笑)。
頼むよ、寿実ちゃん。
が、この2人の狂乱に、思っていなかった人まで壊れた。
A竹さん(笑)
某劇団主宰者のプライベートな関係な方で、東京から移住してきた才女が、「ふんが〜!!!!」
ああ、もうこれで貴女も立派な美里人です(笑)。
規模の大きな大人の本気の飲み会。
ただそれだけなのになんと2回でもレポートが終わらなかった。
酔っぱらいの大騒ぎにもう少しだけお付き合いください。
次回、ビアガーデン2015完結です。