第51回「山椒」

投稿日: 2015年08月15日(土)08:45

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メグーです。
暑い日が続きます。
ひんやりとした甘いスイーツが美味しい季節ですが、ガツンとスパイスの効いた熱々のカレーや、汗の拭きだす辛い中華も、これまた不思議と夏に食べるのが最高に美味しい。
今回のめぐみごはんは、夏中華、第2弾。
手作り粉山椒で、ピリ辛熱々の麻婆豆腐を作ります!

さて、1年ほど前、実山椒の塩漬けを作りました(めぐみごはん第23回参照)
これが滅法おいしくて、今年も・・・と企んでいたのですが、今年は時期を逃してしまいました。
うーん、残念・・・と夫婦でうなだれていたところ、サルシカ隊長から「平木にはまだあるよー!」とお声をかけていただき、7月某日、隊長&夫が採りに行ってくれました。


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湯がいて塩漬けにしてウフフ!と思ってましたが、採ってきた山椒の実をよく見ると、前回作った時にはなかった黒い種がドーン。
ウムムこれは・・・?と調べたところ、実山椒の塩漬けにするには、少し育ちすぎているらしい。
そこで今回は、乾燥させて粉山椒を作ることに。
山椒をプチプチ軸から外します(夫が)。
写真を撮りながら、ふと気が付くとなんだか目がシパシパします。
夫はというと、試しにひとかじりした山椒の実にビリビリとやられてます。
現段階では、食物と言うよりも食物兵器。
山椒を触った手で目など擦ろうものなら、悶絶まちがいなしです。


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実をはずしたら、洗濯ネットに入れて、お日様にあてて乾燥させます。
本当は緑色のままの粉山椒を作ってみたかったのですが、ちょっとお日様に当てすぎたようです。
気が付くと、山椒の実は真っ黒になっており、実がはじけてしまいました。


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続いて種と実を手で分けます。
何か効率よく分ける方法がきっとあるんだろうなー、と思いつつ、最も原始的な方法で分けます。
手のひらに乗せて、種を一個一個取り除く・・・。
「原始人」という言葉が頭をよりぎます。


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ウホっと一声あげて出来上がり!後は香りが飛んでしまわないように、食べる都度、すり鉢でゴリゴリと細かくして、料理にパラパラするだけです。


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さあ、早速、スーパーにひき肉と豆腐を買いに行き、今夜は熱々の麻婆豆腐!
四川風で唐辛子と山椒たっぷり、子どもは食べられないやつです。
ビールもキンキンに冷やしてスタンバイOK!

木綿豆腐は角切りにして水を切ります。
サラダ油でひき肉を炒め、にんにくのみじん切り、粉唐辛子、甜麺醤、豆板醤を加えて炒めたら、中華スープを加えます。
スープが沸いてきたところに、豆腐を加えて、フツフツと煮立ったところへみじん切りにしたネギ、お酒、しょうゆ、塩、コショウを投入。
水溶き片栗粉でとろみをつけ、仕上げにサラダ油とラー油をまわし入れ、フルフルの豆腐に赤い油がにじんだら完成です。


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食卓に上がった麻婆豆腐にすり鉢で擦ったばかりの粉山椒をパラパラリ。
ざっと混ぜて一口食べると、どっと汗が吹き出します。
辛い!そして柑橘系の香りと、ピリピリとした刺激が心地よい!
昨年つくった塩漬け山椒入りの麻婆豆腐では、フレッシュでさわやかな辛みが噛んだ瞬間にアクセントとなって、それはそれで美味しかったのですが、麻婆豆腐全体に辛みが行き届きません。
粉山椒はと言うと、麻婆豆腐全体にしっかりと馴染み、最後の一口までパンチが効いてます。
麻婆豆腐をすくったレンゲを口に運ぶ手が止まりません。
そしてこの麻婆豆腐に、ビールがたまらなく美味しい!
しびれる美味さ、なんて言いますが、食べ終わった時には、本当に舌がピリピリとしびれてました。

そもそも麻婆豆腐の「麻」は、花椒のしびれる辛さ「麻味」を意味するそうです。
本場の四川では、花椒を粒で入れた上に、仕上げに粉にしたものを表面が黒くなるほど大量にふりかけるとか。
さすがに表面が黒くなるほどには振りかけたいとは思わないのですが、この辛さがクセになるのは分かる気がします。

ピリピリ刺激が心地よい夏にぴったりの調味料。
山椒パワーで、夏を美味しく乗り切りましょう!

ごちそうさまでした。