第53回「ナスのオリーブ漬け」

投稿日: 2015年10月06日(火)18:30

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メグーです。

ナスを大量にいただきました!
うふふ、わたし、ちっとも困らない。
大量のナスに恵まれたら、作ってみたいレシピがあったのです。
初めて作る、初めての味。
今回のめぐみごはんは、イタリアの家庭料理「ナスのオリーブオイル漬け」についてお送りします。

今回いただいたナスの本数。なんとドカーンと17本!


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10本オリーブオイル漬けに使っても、まだあと7本も残ってる。
揚げ浸し、焼きナス、マーボナス・・・と頭の中はナス料理でいっぱいですが、まずはオリーブオイル漬け!
材料をそろえるべく車を走らせますよ。
用意する材料はこちら。
・ナス 10本
・オリーブオイル
・塩
・白ワインビネガー 250cc
・白ワイン 250cc
・にんにく
・赤唐辛子
・お好みのハーブ(今回はバジルとフェンネルを使用)

オリーブオイルはともかく、我が家では白ワイン、白ワインビネガーをあまり料理に使いません。
特に白ワインビネガー。絶対に使い切れない。マリネに・・・とかそんなおしゃれなの作らない。サラダにはマヨネーズドボドボ。
ですが今回使用するナスは10本、ビネガーにいたっては一本まるごと使い切るので、残る心配をせずに安心して買えます。
が、普段買わないもんだから、どれを買ったらいいのかわからない。
棚の前で立ち尽くし、両目がクロールで50メートルくらい泳いだところで、「あれ?ビネガーと白ワインを買うお金をもって、カルディに駆けこめば、もしかして売ってる・・・?」なんて考えが頭をよぎります。
いやいや市販品は何が入ってるかわかりゃしない、酸っぱくてまずいに違いない、と適当にかごに放り込む私は、完全にイソップ寓話のキツネの気持ち。

さあ、材料をそろえたら、さっそく作っていきましょう。
ナスを3~5ミリの薄切りにしたら、お鍋に塩を振りながら重ねていきます。
写真ではわかりにくいのですが、さすがのナス10本!大きいボールには入りきらずパスタ鍋を使用。


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ナスの上にお皿をかぶせ、重石代わりにビニール袋にたっぷりの水を入れてドーンします。


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一晩寝かせると、なすからたっぷりの水が出ています。
そして、ボウルに入りきらなかった10本のナスが、ボウルにたったのこれだけに。
ああ、ナスよ、あなたの中身のほとんどは水!?


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ほとんどが水なのに、こんなに美味しいなすは偉いなあ。
いや、水も偉い。水は命だよ、と言いつつ、ナスから出た水は捨てるんですけどね。
ナスを絞ったら、ひとつひとつ干し網の上に並べます。干す時間はお好みで、ほとんど干さずに次の工程にうつるレシピもありましたが、保存のことを考え、今回はやさしい秋のお日様で一日にしてみました。


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さあ、一日干した翌日です。乾いたナスにビネガーとワインをしみ込ませます。
お鍋にナスを入れ、ワインビネガー250ccと白ワイン250ccドボドボ。


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ワインビネガーなんて、おしゃれな調味料(?)をこんなに豪快に使ったのは初めて・・・。
ひたひたになったら火をつけて、沸騰して5分煮たらザルに上げます。ナス、ふっくら。


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続いて今度はナスを絞らず、半日ほど天日干しにします。
ふっくらしたナスが再びしんなりと乾きました。


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さあ、これで面倒な作業は終わりです。
後はどんどんと詰めていくだけ。


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天日干しにしたなすと、ハーブ、にんにく、赤唐辛子を煮沸した瓶に交互に詰めていきますよ。
オリーブオイルを注いで、スプーンで押して空気を抜いたら完成です。


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ナス10本がこの量に。まあ、そんなにガブガブ食べるものではない?こんなもんなのかな?と瓶を保存棚へ。
そして半月ほど熟成させたら完成。半月後、朝食のパンに添えてみたところ・・・


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「ピクルスほど酸っぱくもなくて、まろやかな酸味で美味しいけど、食べたことない味で、よくわかんないね。」
「食べたことない味で、美味しいっていうか、面白い味?なんか、よくわかんないね」
と、よくわかんない食べ物が完成!!

しかも結構ニンニクが効いています。
食べた後は口の中がニンニク臭でモワモワ。
これは、失敗なのか?せっかくのナスを私は台無しにしたのかしら?
いや、でも食べられないようなものができたわけではない。
なんだろうね、この食べ物。なんだろうね・・・と首をかしげながらも食べ続けた数週間後。
「あれ?なんかだんだんこの味が、くせになってきたかも、っていうか・・・」

コレ、もしかして美味しい!?

夫を見ると、夫も「ウーム、なんだろうね。美味しいね」と同意見。
1か月近くたって、味が熟成されたのか、それとも私たちの舌に変化が訪れたのかはわかりませんが、味に目覚めた瞬間キタ。
ごめんなさい、オリーブオイル漬けなめてました。
美味しいです、コレ。すんごく。ビネガーの効果なのか、白ワインの効果なのか、すごくフルーティです。
酸味がまろやかで、グニグニした食感がくせになります。
そして、ナスも美味しいのだけど、このオイルがヤバイ。にんにく、ハーブの香りがオイルにしっかり馴染んで、ああ!このオイルでパスタ作ったら、絶対にヤバイ。
作ってみた!おいしい!


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ナス10本は多すぎかな?なんてとんでもない。足りない。これはもっと作ればよかった!
かなりニンニクを効かせてしまったので、人と会う日は食べられないのが悔やまれます。
人と合わない日を狙って、夫婦でチビチビと大切に食べる日々。
また我が家の「毎年作りたいものリスト」に新たな一品が。
来年はナスを買ってでも作る!
この記事を書いている最中も、なんど唾を飲み込んだかわからないほどに、私に大ヒット。もう完全にノックアウトです。
調べてみると、ほとんどナスを干さずに漬けたり、皮を剥いてしっかり干して作ったり・・・と人によって作り方も様々。
確かに、干して固くなったと皮が少し口に残る感じがあるので、次は皮を剥いて、イタリアンパセリとオレガノバージョン・・・と心はすでに来年のナスへ。

さあ、これから秋ナスの美味しい季節です。
食べれば食べるほどに、病みつきになる不思議なオリーブオイル漬け。
大量のナスが手に入ったら、みなさまもぜひ作ってみてくださいね。


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ごちそうさまでした!