なんと!前日の米炊きリハーサル!
今回の新米収穫祭にかけるわれわれサルシカ隊の思いは、ちょいと熱いものがあったのである。
実は昨年もその前の年も、新米収穫祭の一番最初の米炊きはいつも失敗していたのだ。
2回め、3回め、と回数を重ねると、どんどん火の加減がわかってきて、自分たちでも「おおおおおお!」と声をあげてしまうほどの炊き加減となる。
が、初回はダメ。
そもそも羽釜でごはんを炊くなんて、この収穫祭のときしかないから、1年に一度のことである。
一度の収穫祭で5回も6回も炊いて腕をあげても、翌年にはすっかりコツを忘れて鈍ってしまっているのである。
だから。
今年は前日に一度炊いてリハーサルをしておこうということになったのだ。
なんという真面目な姿勢であろう。
これがわれわれサルシカ隊の真の姿なのである!!!
精米するのはぎりぎりがよろしい
前日の昼。
収穫祭で使う新米を精米。
直前に精米したほうがうまいに決っているので、時間が許すぎりぎりに。
今回はここからこだわりが違うのだ!
今年も炊事班長はキヨちゃん副隊長
いつのまにか炊飯は副隊長のキヨちゃんの仕事と決まっていた。
責任重大の任務である。
午後5時。
キヨちゃんは自分の会社(自動車修理工場ね)を閉じ、社員のやっさんを引き連れてさっそうと秘密基地に登場!
かまどの準備もしてある。
薪も、焚付も用意してある。
羽釜も洗ってある。
米も水に浸してある。
あとは火をつけて炊くだけ!
キヨちゃんは真剣勝負!
くちびるの端すら笑うことなく、炎をにらみつけ、腕時計を見やる。
「いまだあああ!!!」
写真のやっさんは寸分たがわぬタイミングでかまどに羽釜をかける。
キヨちゃんは火を強くする。
風を送る。
「よーし、今から強火で8分!!」
何やら時間に正確なのである。
どうしたのかと思ったら、午前中ネットで調べて、おいしいごはんの炊きあがり時間をチェックしていたのである(笑)
寿実ちゃんもやってきた
「リハーサルでごはんを炊いたら食べますよねえ?」
「食べるならおかず欲しいですよえね」
「じゃあ牛すじの煮込みつくりましょうかあ」
「牛すじがあるなら飲むぅ?」
「じゃ、飲んだあと〆用のカレーをつくりましょうかあ」
この本末転倒ぶりを許してくれるのが、寿実ちゃんのいいところ。
出来ました、寿実ちゃんの牛すじ
四日市の加藤牧場のお肉を使用。
これがうまいのなんのって!
というわけで、みんなで宴会(笑)
米食わず、酒飲む(笑)。
ワタクシの妻M子は、平井堅のライブに行っていていないので、娘とその彼氏(!)も参加。
飯だけはやたらあるし、すでにメシより酒の気分なので、
「とにかく食え、遠慮せず食え、休まず食え、食え食え食え」
と、若者にススメて自分の消費担当分を減らそうとする。
中3の元野球部は、飯を5杯喰っていった。
すげえのだ。
おおおお、なぜここで馬刺しなのだ!!?
ここで、やっさん差し入れの馬刺しが登場!!
ますます米食遠のく。
ビールから焼酎へ、ウィスキーソーダへとみんなシフトしていく。
結局、リハーサルといいながら、ただの前夜祭(笑)
どんどん飲んで騒いで、そしてシメにご飯をがっつり食べた。
前夜にこんなことをやるから、いつもイベント当時の朝はどんよりしてしまうのだ。
本当にバカだなあと思う。
が、やめられない(笑)。
翌朝、秘密基地にずらりと米袋が並んだ!
手前の2キロ袋は、コメ作りをしてくれたみなさんへのプレゼント。
奥の10キロ袋は販売用。
そしてきょう炊くための米もどどーんと用意してある。
まさに新米収穫祭なのだ!!!
生ビールサーバー、ドリンク関係もセッティング完了!
今回はセルフサービスで!!
実はこれがあとで悲しい結果に。
お金を払わずのむ子供がいたり、それを見て見ぬふりをする親がいたり。
こそこそっと飲んじゃう大人がいたり。
われわれは利益をあげようと思ってやっているのではなくて、活動費の赤字分を少しでも補填しようといろいろ努力してるのです。
どうかそのあたりをご理解いただきたい!!
男なら黙って栗をむけ
ま、黙ってなくてもいいんだけれど(笑)。
三津谷のお父ちゃんが自宅の庭で採れたという栗をたくさん持ってきてくれた。
ならば当然! 栗ごはんを炊かねばならぬ!!
というわけで、まずは大工の坂下さんが栗むき。
みんなで楽しく栗をむけ
が、栗むきは結構大変だし、時間がかかる。
というわけで、みんなでお手伝い。
写真左から、
栗を持ってきてくれた三津谷のお父ちゃん、
大工の坂下さん、
北海道よしえちゃん、
中谷のとうちゃん、
みんなで仲良く栗むきなのだ。
準備は整った! あとは開場を待つばかり!
11時半開場。
それと同時に炊きはじめ、12時ちょうどに炊き上がる段取りであった。
次回、サルシカ新米収穫祭2015の様子を一気にご紹介する。
お楽しみに!