第6回「サルシカ隊、薪拾いにいく」 Part1

投稿日: 2008年03月09日(日)22:52

2008年3月9日(日)

左からサルシカ隊宴会部のムネちゃん、キヨちゃん、タカシ、のだっち、そして隊長

左からサルシカ隊宴会部のムネちゃん、キヨちゃん、タカシ、のだっち、そして隊長

キヨちゃんがトラックまで出してくれたのだ

キヨちゃんがトラックまで出してくれたのだ

日曜日の午後、学校の行事を終えたパパ・・・いやサルシカ隊員たちが隊長宅に結集したのである。

隊長である私は、とある伐採現場から薪用の雑木をもらことになったのだが、その量があまりに多くてとても独りでは太刀打ちできないため、サルシカ隊宴会部の面々に個人なことであるが、助けてもらいたいとヘルプをお願いしたのだ。

すると、日曜だというのに4名の隊員が集まってくれた。
しかも大型のトラックまで用意してきてくれた。

たぶん隊長である私の人徳のおかげだと思うが、隊員のみんなには心から感謝するのだ。

のだっちの軽ワゴンを先頭に現場へ向かう

のだっちの軽ワゴンを先頭に現場へ向かう

のだっちの軽ワゴン、隊長の軽トラ(いとう君)、そしてキヨちゃんの吉川自動車トラックで伐採現場へと向かう。

きょうは現場が休みなので、勝手にチェンソーで切ってもっていってくれという話であったのだ。

現場は山頂付近でした

現場は山頂付近でした

伐採現場である。
大規模な工事現場であった。

誰もいないという話であったが、遠くからエンジンの唸る音が聞こえてくる。
なんだか「薪拾い」などというのんびりした雰囲気のところではない。

「木はこれか?」とムネっち

「木はこれか?」とムネっち

普通は木ではなく車を載せるトラックです

普通は木ではなく車を載せるトラックです

あのォ・・・どうみてもコレは杉なんですけど・・・?

あのォ・・・どうみてもコレは杉なんですけど・・・?

約束の場所にあったのは、どうみても雑木ではなく、杉の丸太であった。
かなり立派なものばかりだし、聞いていた量よりめちゃくちゃ多いのである。

杉は燃えるのが早いのであまり薪ストーブには好ましくないのだけれど、これだけ大量にあるのなら話は別である。

しかしこれを全部運ぶのは大変である。
のだっちはこの丸太の上にのぼり、持ち上げてみたり、蹴ったりしている。

すると・・・!!

「乗りてぇ!」タカシは思わず叫んだ

「乗りてぇ!」タカシは思わず叫んだ

ドガガガガガガガ!
と激しい地響きと共に重機がやってきたのである。

また大量の杉を持っている。
いったいどんだけの木を持ってけというのであろうか。

トラックやショベルカーなどの重機マニアであるタカシは、もう目を少年のようにキラキラ輝かせ、「乗りたいのぉ!」と叫ぶのであった。

どんどん薪拾いから遠ざかっていく気が・・・・

どんどん薪拾いから遠ざかっていく気が・・・・

その重機から、スーツが似合いそうなマジメなお兄さんが降りてきて、我われにいった。

「あー、ちょっとちょっと!何してるんですか、それはダメですよ、売りものなんですから!」

えええええっ!
危ないのである。
誰もいなかったら、このままトラックに積み込んで持っていってしまったのである。
うっかり杉ドロボーになるところであったのだ。

「あ、雑木をとりにきた方? ちょっとお待ちくださいね、奥においてあるんで、持ってこさせますよ」

マジメなお兄さんは、マジメに言うのである。

また別の巨大重機が雑木を運んできた!

また別の巨大重機が雑木を運んできた!

ドガガガガと地面に転がされる雑木たち

ドガガガガと地面に転がされる雑木たち

重機で軽やかにトラックに載せてくれる

重機で軽やかにトラックに載せてくれる

スーパーテクニックのお兄さん。ありがとう!!

スーパーテクニックのお兄さん。ありがとう!!

あまりの迫力に呆然と見てるだけのサルシカ隊

あまりの迫力に呆然と見てるだけのサルシカ隊

頂けるのは、確かに雑木であった。
こちらも大量である。
しかし重機で一気にトラックに運んでくれたので、我々は楽ちんであった。

ドガガガガガ、バキバキ、ドドドドドドドッ!

すごい迫力の光景にただただ呆然と立ち尽くすのみであった。

もはやこれは薪拾いなどではないのである。
もう戦争みたいな状況なのである。

量が多いので、チェンソーで切って軽トラにも乗せた

量が多いので、チェンソーで切って軽トラにも乗せた

見てください!まさに工事現場です!

見てください!まさに工事現場です!

薪を隊長宅まで運ぶ、いとう君と吉川トラック

薪を隊長宅まで運ぶ、いとう君と吉川トラック

薪を隊長宅まで運ぶ、いとう君と吉川トラック

重機で手伝ってもらえなかったら、多分夜になっても作業は終わってなかったのだ。
結局、吉川トラックといとう君に雑木を満載し、山と隊長宅を2往復した。

しかし、乗せたら下ろさなくてはならないのが摂理である。
これからが本番なのである。

>>>>後半につづく

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