2008年3月9日(日)
日曜日の午後、学校の行事を終えたパパ・・・いやサルシカ隊員たちが隊長宅に結集したのである。
隊長である私は、とある伐採現場から薪用の雑木をもらことになったのだが、その量があまりに多くてとても独りでは太刀打ちできないため、サルシカ隊宴会部の面々に個人なことであるが、助けてもらいたいとヘルプをお願いしたのだ。
すると、日曜だというのに4名の隊員が集まってくれた。
しかも大型のトラックまで用意してきてくれた。
たぶん隊長である私の人徳のおかげだと思うが、隊員のみんなには心から感謝するのだ。
のだっちの軽ワゴン、隊長の軽トラ(いとう君)、そしてキヨちゃんの吉川自動車トラックで伐採現場へと向かう。
きょうは現場が休みなので、勝手にチェンソーで切ってもっていってくれという話であったのだ。
伐採現場である。
大規模な工事現場であった。
誰もいないという話であったが、遠くからエンジンの唸る音が聞こえてくる。
なんだか「薪拾い」などというのんびりした雰囲気のところではない。
約束の場所にあったのは、どうみても雑木ではなく、杉の丸太であった。
かなり立派なものばかりだし、聞いていた量よりめちゃくちゃ多いのである。
杉は燃えるのが早いのであまり薪ストーブには好ましくないのだけれど、これだけ大量にあるのなら話は別である。
しかしこれを全部運ぶのは大変である。
のだっちはこの丸太の上にのぼり、持ち上げてみたり、蹴ったりしている。
すると・・・!!
ドガガガガガガガ!
と激しい地響きと共に重機がやってきたのである。
また大量の杉を持っている。
いったいどんだけの木を持ってけというのであろうか。
トラックやショベルカーなどの重機マニアであるタカシは、もう目を少年のようにキラキラ輝かせ、「乗りたいのぉ!」と叫ぶのであった。
その重機から、スーツが似合いそうなマジメなお兄さんが降りてきて、我われにいった。
「あー、ちょっとちょっと!何してるんですか、それはダメですよ、売りものなんですから!」
えええええっ!
危ないのである。
誰もいなかったら、このままトラックに積み込んで持っていってしまったのである。
うっかり杉ドロボーになるところであったのだ。
「あ、雑木をとりにきた方? ちょっとお待ちくださいね、奥においてあるんで、持ってこさせますよ」
マジメなお兄さんは、マジメに言うのである。
頂けるのは、確かに雑木であった。
こちらも大量である。
しかし重機で一気にトラックに運んでくれたので、我々は楽ちんであった。
ドガガガガガ、バキバキ、ドドドドドドドッ!
すごい迫力の光景にただただ呆然と立ち尽くすのみであった。
もはやこれは薪拾いなどではないのである。
もう戦争みたいな状況なのである。
薪を隊長宅まで運ぶ、いとう君と吉川トラック
重機で手伝ってもらえなかったら、多分夜になっても作業は終わってなかったのだ。
結局、吉川トラックといとう君に雑木を満載し、山と隊長宅を2往復した。
しかし、乗せたら下ろさなくてはならないのが摂理である。
これからが本番なのである。
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