「いつか秘密基地でガレージセールをやろう!」
サルシカ秘密基地が誕生して以来、ふと思い出したように出てくる話がこれであった。
しかし。
サルシカ秘密基地はカフェやイベントスペースとしては結構な人数を収容できるものの、そんなに敷地が広いわけではない。
駐車場をのぞけば、200坪弱しかない。
「うおお、広いじゃん!!」
都会の人はそう思うかも知れないけれど、そこに巨大なトレーラーハウスが鎮座し、ゲストハウスと化したキャンピングカーが停泊しているのである。
しかも20畳ぐらいのウッドデッキスペースがあるし、小さいながらもキッチンやトイレもある。
お店を広げる場所はそんなにないのだ。
でもやりたい。
小規模でもいいからやりたい。
で、ものは試しでやってみたのが、今回のサルシカ蚤の市である。
出店してくれる人がいるかなあと心配だったけど、サルシカのHP上で呼びかけをしてみたら、結構な反応があった。
ありがたいことである。
今回はお試し企画なので出店料はタダ。
そのかわりたくさん売れたらサルシカに寄付金をちょうだいね、というアバウトなルールであった。
蚤の市のスタートは午前10時。
当日の朝、8時ぐらいから各お店の搬入がはじまった。
お店の紹介をしよう。
まずは「サルシカ農天カフェ」。
サルシカと名前はついているものの、北海道のよしえちゃんが独立しての出店。
カフェメニューは野菜カレー。
そしてスイーツ。
この日はかぼちゃのムースであった。
松阪からは、木のおもちゃの「がりとん」さんが。
時節的にクリスマスツリーの木製オーナメントや海外のゲームを。
他にもベーゴマなどなど。
見ているだけで楽しいラインナップ!!
SACCHOさんの手作り雑貨のお店。
革製品を中心に幅広い品揃え。
サルシカで「めぐみごはん」を連載しれくれているメグーのお店。
自然素材の服、本、世界の楽器を販売。
羊毛フェルトのマスコット。
いつもサルシカのいろんな活動に協力してくれている今井さんが、ちくちく手作りしたものがいっぱい。
サルシカで「1コマな毎日」を連載してくれているイラストレーターのシャンティーさんのお店。
かわいいイラストをプリントしたバッグや雑貨など。
人形作家の「泰良木ゆめ」さんによる手作り羽子板。
シャンティーさんをはじめ、三重を代表するアーティストに参加をいただいて本当に感謝である。
志摩市でステンドグラス工房「スヌーグ」をやっている西村さんは、ステンドグラス体験教室を。
ガラスを切ったり、ハンダでくっつけたり。
楽しい体験をさせてくれた。
鳥羽市からやってきてくれたのMIOさん。
自宅でとんでもなくおいしそうなパンを焼き続けている達人が特別出店!
サルシカの石窯を使って天然酵母のパンを焼いてくれた。
もうこれは大人気!
焼きあがるそばから売り切れて、食べれなかった人続出!
M子が店番をしているのは、サルシカ隊の面々の品を売るブース。
ガラクタ多し(笑)。
まさに蚤の市の雰囲気。
トレーラーハウスの一室では、サルシカが手掛ける三重県津市のローカルブランドTシャツ「SalT」の販売も!
なかなか豪華で、おしゃれなラインナップになったのである。
が、もうひとつ。
秘密基地に入ってすぐのところを大きく陣取ったのが、鼻笛大工として有名な池山さん。
大型トラックに中古家具満載でやってきてくれた。
これまで紹介してきたオシャレな雰囲気は、これで一気に吹き飛び、まさに「蚤の市」「ガレージセール」の雰囲気をかもし出してくれた(笑)。
営業は午前10時から午後3時まで。
正直なところ、お客さんで賑わってにぎわってもう困っちゃったという状況ではまったくなかった。
が、途切れることなくお客さんがのんびりとやってきて、お店の人といっしょにまったりと時間を過ごしていただいたのではないかと思っている。
片付けも終わっての反省会。
結果はそんなによくなかったにも関わらず、反省会のメニューは満点であった。
サルシカで一番の大食漢であり、M子と並ぶ食い意地張り男のちよぞーさんと、川崎在住のM子の叔父がこの日、志摩市和具で開催された「伊勢海老の刺し網漁のオーナー制度」に参加。
伊勢海老だけじゃなく、アッパッパ貝や鯛など海の幸をどかーんと持ってきてくれたのだ。
見よ、このゼータクなバーベキューを!!
われわれは伊勢海老を頬張りつつ、大いに反省し、生ビールをグシグシ飲みつつ今後の計画を真剣に見つめなおした(すまぬ)。
サルシカ蚤の市は、必ずまたやる。
PRの方法、当日の進行、そしてラインナップを含め、改めてしっかりと考えたい。
というわけで、
第1回「サルシカ蚤の市」のレポートはこれにておしまい!!!