第54回「鬼まんじゅう」

投稿日: 2015年11月17日(火)10:05

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メグーです。
娘が学校で芋掘りをしてきました。
大学芋にスイートポテト、さつまいものおやつ大好きです。
あー、でも今黒ごま切らしてる。生クリームもない。
そんな時にはこれ!家にあるものでさっと作れる東海地方の素朴なおやつ。
今回のめぐみごはんは、昔なつかし「鬼まんじゅう」をお送りします。


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「鬼まんじゅう」。ネーミングが素晴らしいですね。
角切りにしたサツマイモのゴツゴツしたところが、鬼や鬼の金棒を連想させるので、こんな名前になったとか。
徳島県のおはぎ「はんごろし」と一緒に並べたら楽しいだろうな。後、ネーミングの話をするなら、何気に「目玉焼き」って怖いなって思ったりします。

さて、鬼まんじゅう。
東海地方で食べられているおやつで、愛知県では有名な店舗などもあるようです。
三重県では、スーパーなどでもこの時期はガンガン並んでますね。
2個で98円、安い!


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ちなみにこの鬼まんじゅう、全国区では売っていません。
そして鬼まんじゅうの隣に並んでいる三色団子も東京では売ってません。そして東京では「桜餅」を買いに行くと「長命寺」なる見たこともない桜餅を手にすることに(三重県民の指す桜餅は「道明寺」という名で売られてました)。
世界中のいろんなスイーツが集まる大都会東京で、三重県民が味わうアウェー感ったらもう。
ダイエーの和菓子売り場から「道明寺ってなんじゃそりゃー!」ってやり場のない怒りをメールにして、仕事中の夫に送り付けましたもの(大迷惑)。

話が逸れました。
さあ、鬼まんじゅう!鬼まんじゅう!
作り方も材料も、とってもシンプルです。

材料(8~9個)
・さつまいも 中くらい1本(量ったら280gでした)
・砂糖 50g
・小麦粉 60g
・水 20ccくらい

さつまいもを1㎝角に切り、水にさらします。
水気を切り、砂糖をまぶして10分ほど放置します。
その間に蒸し器のお湯を沸かし、クッキングシートを7㎝角くらいに切ります。


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砂糖が溶けて水が出てきたら、そこに小麦粉を入れてグルグル混ぜます。
全体に粉が混ざったら、少しずつ水を加えて粉っぽさがなくなるまで混ぜます。


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スプーンですくってクッキングシートのシートの上に乗せ、蒸し器にセットして15分ほど蒸します。


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竹串でお芋をさして、火が通っていたら出来上がり。


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このツヤ!
さつまいも蒸しパンとは、ここが違うのだよ、ここが!
さつまいも蒸しパンのような、ちょっとふんわり生地多めの鬼まんじゅうも美味しいんですが、やっぱり元祖はこちらでしょう。
ホクホクのさつまいもと、モチモチの甘い生地。


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さつまいもで結構おなかがふくれるので、小さめに作ったのですが、結局息子が一気に3個食べ、娘が2個。私も鬼まんじゅう片手に原稿を書いていたら、ついつい手が伸びてあっという間に完食。おなかいっぱい・・・。

翌日、すっかり鬼まんじゅうが気に入った息子に「おいものたべるー」とせがまれ、2日続けての鬼まんじゅう祭り!
今度は先ほどの材料に、薄力粉と水とベーキングパウダーを適当に足して、ふんわり蒸しパンタイプにしてみました。
子どもにはこちらの方が好評でしたが、私はやっぱりベーキングパウダーなしのほうが、モチモチして好きだー。


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さて、この鬼まんじゅう。どのくらい昔から作られているのかしら、と調べてみましたが、詳細は不明。
ですが、小麦が日本人にとって身近になったのは、第二次世界大戦の後だとか。
それを考えると、戦後のまだまだ苦しい時代に、おかあちゃんが子供の為に工夫して作ったのがはじまりかもしれません。
「鬼の金棒みたいだね」と子どもと交わした会話が、もしかするとはじまり?と思うと「鬼まんじゅう」という名前にもなんだか納得がいくような。
スイートポテトもいいけれど、このホッとする感じは鬼まんじゅうにはかなわない。
素朴でやさしい郷土のおやつ、みなさまもぜひ味わってみてくださいね。


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ごちそうさまでした。