「サルシカの店づくり・・・店舗決定!!」第372回サルシカ隊がいく

投稿日: 2016年01月23日(土)12:18

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ついに店舗が決定した!

昨年12月より本格的に稼働したサルシカの「里山と町をつなぐ店舗プロジェクト」。
これまでサルシカは里山に秘密基地やらツリーハウスやらをつくってきた。
が、それだけで完結ではない。
町からもっと人を呼びこむこと、里山で採れた農産物を町へ送り出すこと。
人とモノをつなぐプロジェクトが必要だと考えた。

で、およそ3年半にわたって続けられてきたサルシカ秘密基地プロジェクトに終止符を打ち、続いて街なかに拠点をつくるプロジェクトがスタートしたわけである。

が、秘密基地やツリーハウス、小屋のように、わんさかある空き地にボコンと思いついたようにつくり上げるわけにはいかない。
まずは店舗を借りねばならぬのだ。

で、12月からあちこちの物件を見て回った。

が、今回のプロジェクトはすべてサルシカの手持ち資金でまかなうので、その予算に見合う物件がなかなか見つからなかった。
ひとりでオペレーションするお店だから広すぎてもダメ。
効率を考えると狭すぎてもダメ。
しかも家賃がそんなに高くないところ。

たくさんの人に協力してもらい、紹介してもらって、ようやくその1軒に出会うことができた。

というわけで発表しましょう!!
そのお店とは・・・・・・じゃじゃーん!!!

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こちら!!
一部の人にはすぐさまわかるお店!
元「アレグロ」!!!

そう!
某テレビ局の人たちがよく通っていたイタリアンレストラン&バーである。
隊長のワタクシも何度も行ったことがあるし、落語家の林家菊丸さんも常連のひとりであった。

場所は、津都ホテルのすぐそば。
都ホテルの玄関脇の道(渋い喫茶店「中村屋」のあるところ)を入って、ちょっといった右側のビルの1階である。

ここならば!
元アレグロといえばわかる人も多いし、都ホテルといえば大体の場所はわかる。
しかも百五銀行の本店がすぐそばに移転してきたので、お客さんになってくれるであろう人も多いのではないか。

そして何より。
ひとりでオペレーションするにはぴったりの店舗サイズであったのだ。

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1月某日。
さっそく内装工事に向けての打ち合わせ、内見がはじまった。
普段は何事ものろのろぐずぐずしているワタクシたちサルシカであるが、一旦ものごとが決まるとそのあとの動きは早いのだ。

今回の棟梁は、なんと鼻笛大工の池山さん!
仕事に忙しい大工のT橋さんに代わって今回の工事の指揮をとる!

まずは近くの渋い純喫茶「中村」でコーヒーをすすりながら打ち合わせ。
サルシカ隊長と鼻笛大工池山。
飲んだり遊んだりする場所ではしょっちゅう一緒だが、がっつりとプロジェクトでタッグを組むのは初めてのことではないか。
貴重なツーショット(笑)。

そして!
内装デザインの協力をお願いしたのは、第七劇場の主宰者である鳴海さん!!
彼はお芝居の演出家でもあるが、舞台ゲージュツ家でもあり、またその照明技術デザインがすばらしく、「光の魔術師」と呼ばれているほどなのである。
その彼に、コンセプトイメージ、デザインをしてもらうのだ。

もちろん舞台と違ってお店はずっと使い続けるものなので、そのデザインを建築として池山大工が翻訳して工事に入る予定である。

しかも、電気工事は西川の父ちゃん、水道工事は佐野さん、と、秘密基地工事で活躍してくれたプロフェッショナルが担当してくれることが決定。
なんだかすごいチームになってきたのだ。

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そしてお店に入って天井やら床やら調理器具やらをチェック。
もともとはスナックで、そのあとイタリアンバーになったらしいが、店内のつくりはスナックそのもの。
壁は鏡張りで、カウンターもそれっぽい。

「これは一回すべて壊しちゃって、イチからつくったほうが早いですね」
「うん、そっちのほうが楽だなあ、壊しちゃおう」

ゲージュツ家と大工はすぐさま壊すことで意見一致。
予算をあまりかけたくない隊長のワタクシは、残せるところは残したほうが・・・と弱気の発言をするが、ふたりは聞いてくれない。

「よーし、まずは解体工事からですな」
「解体、解体!」
「いつ壊しましょうか!」
「解体、解体!」

もはやこの流れは隊長といえどもくつがえせないのである。
これがサルシカなのである(笑)。

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「この棚も壊しちゃおうか」

と、池山大工。

「ところでさ、どんなお店にするの?」

おいおい、壊すことを決めてからそれを聞くか。

「あとさ、どんなレイアウトのお店にするのかっていうのも大事だよね」

そりゃそうだよ。
だから、壊す前にそれを考えてだなあ・・・。

「ま、いいか。壊してみないとわからないところ多いから、とりあえず壊しから考えるってことで」

ああああ、どうしても壊すのね。
そこからスタートなのね(笑)。

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ひとまず、お店が決まった。
お店の切り盛りは寿実ちゃんがやることが決まっている。

まだ公表はしないけれど、お店の名前も決まっている。
方向性もおおよそ決まっている。

が、どんなイメージのお店にするか。
どのようなスケジュールで工事をするか。
メニューをどう確定させていくか。
そして、いつオープンするか。

いろいろ考えねばならぬのだ。

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数日後。
サルシカ秘密基地に今回のプロジェクトの主要メンバーが集った。
写真には映っていないが、ここに中谷のとうちゃん、そして欠かせない存在であるM子がアドバイザーとして入る。

寿実ちゃんにお店の厨房を中心としたレイアウトのプランを発表してもらい、みんなで検討。
真剣に検討。
鍋やお酒も出ているけれど、やるべきことはやるのだ(笑)。

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メニューづくりも寿実ちゃんM子とでひそやかに進められているらしい。
この日は寿実ちゃんにいろいろ料理をつくってもらった。

寿実ちゃんは身体はでかいが、味付けは繊細なのだ。
家庭的な料理をつくる。
しかも手早い。

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カウンターの高さ、椅子の高さ、そして棚の高さなどもしっかりと検討していく。
そのうえでレイアウトを何度もいじり、考えぬく。

「お客さんの顔がすべて見えること」
「ひとりでオペレーションするので、最小限の動線で寿実ちゃんが働けること」
「店の外から中の様子が覗けること」

検討材料は山ほどある。

最終的に3つのレイアウトプランがまとまり、それを人間行動学的(?)に建築的に判断して池山さんが図面化。
それを見つつ最終的に決定することになった。

鳴海さんによるデザインも壁や天井、カウンター、基本的な部分はまとまった。

いよいよ工事。
まずは解体からである。

改めてお知らせも出すが、ここに書いておくと、1月31日(日)に工事をすることになった。
時間は朝9時から。
お手伝いいただける方、大募集!!

あと、今後の予定も書いておきます。

1/31(日) 解体工事
2/6(土)・7(日) 店舗床磨き等々
2/11(木) 基地にて木材関係(塗装、加工作業)
2/13(土) 11日の予備日
2/20(土)・21(日) 予備日
2/27(土)・28(日) 仕上げ完成予定(壁塗など)

このような予定になっています。
まだ流動的なので日程の変更等ありますが、参考までに。
あと、今回は平日の工事もあります。
1名とか2名とかでのヘルプも非常に助かります。
こちらもぜひご協力いただければ。

なにとぞよろしくお願いいたします。