サルシカ店舗プロジェクト、工事2日目。
コンクリの削り作業は完了し、お昼の時間となった。
この日のお弁当は、津市大門で人気の居酒屋「ぽち家」の特製弁当。
通称「ぽち弁」。
豪華だし、かわいい。
ごはんが顔になっている。
が、なぜかワークショップ高木のお弁当だけ、ごはんの上にあるたくあんの金髪の髪の毛がない。
「なぜボクだけ・・・これはひょっとして今後ボクはハゲるという暗示でしょうか」
うんうん。
きっとそうに違いない(笑)。
そんなバカ話で盛り上がりつつメシを食べていると、「ちわ〜」と誰かがやってくる。
「コロッケをお届けにきました〜」
え、誰が頼んだの?
ぽち家のサービス?
なんてみんなで目を見合わせていると、
「先週お世話になった『かまどや』です、有沢がみなさんに食べてもらえって」
なんと!
先週お弁当をお願いした、かまどやの有沢さんからの差し入れであった。
ありがたい!
みんなで感謝しつついただく。
ごはんを食べ終わる頃、鼻笛の池山大工が様子を見にくる。
で、お弁当だけ受け取ってすぐさま帰っていく。
「こういうところだけ書かれると、評判が悪くなるからやめてやめて」
というので、しっかりと書いておく。
池山大工はお弁当とコロッケだけをしっかり持って帰っていった(笑)。
午後の作業は残ったコンクリ部分の磨き作業。
実はこのあたりにはフロアマットが敷かれていた。
前回の工事でそれを引き剥がしたのであるが、前のボンドが思い切り付着しているのだ。
それをスクレーパーという道具でガシガシと剥がしていく。
地道な作業。
ボンドを剥がし、そしてコンクリを磨いてツルツルにしてそのまま床として仕上げるのである。
が、この接着剤が悪質であった。
まったく剥がれない。
グラインダーに研磨機をつけて強引に磨くと、ほこりばっかり出て、作業にならない。
一番ラクな作業だと思っていたのに、ガシガシやっているだけでこの汗。
やまぴー、汗がしたたる。
「こりゃアカン」
「ムリやムリ!」
「上から塗装するとか他の手立てを考えよう」
現場は完全あきらめムード。
と、そこへ、先週に引き続きジャガー大西が差し入れにやってくる。
しかも今回は作業も手伝ってくれるという。
ジャガー大西の差し入れは、アチアチの甘酒。
生姜を落として飲むと、疲れた身体にしみわたる。
身体が芯からあたたまる。
「か〜、生き返ったあ!!!」
「さあ、やるかあ!」
「おーし、やったるかあ!」
さっきまでやめようと言っていたのに現金なヤツラである。
ジャガー大西も参加して、ガシガシと接着剤をはがす。
そして研磨する。
スネに毛がはえ、腹が出た中年の小学生が見学してる。
津ぎょうざ小学校と書かれたランドセルを背負っている。
このクソ寒いのに半ズボンに半袖。
いろいろ突っ込んでやりたいが、先週の工事のときに差し入れをもらった人でもあるのでこれぐらいにしておく(笑)。
そして、また様子を見に来てくれた割烹やまきのやまちゃん。
で、午後5時まえ。
数時間に及ぶ床磨き作業が終わった。
腕、背中、腰がみんな限界であった。
立ち上がると、みんなじいさんばあさんみたいな歩き方になった。
が、気合と根性で床磨きを終えた。
なせばなるのである。
みんな協力ありがとう!
次回の工事はサルシカ秘密基地にて。
木材の着色と、椅子の磨き作業。
みんな、よろしく頼むのだ!!