われわれサルシカが50名の仲間といっしょに作り上げてきたお店。
その名を「おばんざいバルすみす」という。
「おばんざい」とは・・・
四季折々の素材を使って作る京都の家庭料理のことで、いわゆる「お惣菜」のこと。
三重県の海、山、川、四季折々の食材を気取らずにあじわっていただけるお店。
具体的には、「飲んべえのおじさんとグルメな乙女に喜んでもらえるような、そんなお店」を目指しているのだ。
実はすでにロゴデザインも出来ている。
橋本デザイン室の橋本さんが、開店祝いにとボランティアでデザインしてくれた。
夜空に浮かぶまんまるの満月のような、シンプルで気持ちいいデザインである。
一方、工事の方は池山大工を中心にプロによる仕上げが続いていた。
写真師マツバラと銭湯ケロリンが差し入れを持って陣中見舞い。
写真師には三重県の食材や生産者の写真を撮ってもらう予定だ。
生産者の姿、そして自然のままの食材を写真で見てもらい、そして味わってもらう・・・・そんな展開ができればいいなあ、と思っている。
そして、
勉強と称して、サルシカ関係者はそれぞれ夜の街、人気店に散り、飲んで食べてはうーむうーむとうなっていた。
学べば学ぶほど奥が深い。
もう1杯、もう1杯と、さらなる探究心がわきあがる。
飲んべえのおじさん、グルメな乙女が集う店を徹底的に回る。
翌日はなぜか苦しいが、まあなんというか楽しい勉強の毎日である（笑）。
佐野さんにも再び工事に入ってもらい、水道およびガス関連の工事の仕上げ。
続いて。
3月最初の日曜日。
津の胃袋をささえる大澤屋の若旦那、そしてサルシカ薪ストーブ班の横山のキンさんが再び工事に。
電気工事の免許を持っているふたりによる最後の電気工事！！
みなさん。
事前にいっておきますが、サルシカ店舗すみすのカウンターの下にはたくさんコンセントが用意されています。
スマートフォンの充電にお使いくださいませ！！！
大澤屋と大森屋の旦那、奇跡のツーショット。
そしてこの日の夕方。
ついにすべての電気回路が接続された。
すべての照明を点灯。
光の魔術師、鳴海康平が生み出した世界が浮かび上がる。
ぼんやりとそしてくっきりとした世界が。
思わずみんなで拍手した。
さっきまで工事中だった場所が、きゅうにお店へと転じたのだ。
まさに光による奇跡を見た瞬間であった！！
その日の夕方。
中谷ハウスの内装工事を終えた中谷の父ちゃんが、カウンターの仕上げにやってくる。
節穴や傷のパテ埋め作業。
さまざまなものを利用して穴を埋め、色を付けてごまかしていく。
おお、
名づけて、材木の詐欺師（笑）。
いやー、すまんすまん、こんなことを言ってはいかん、まさにプロの仕事だ。
池山大工の、カウンターのうしろにボトルキープの棚をつくる予定が遅れていたので、みんなで塗装のお手伝い。
すんません、こんなところで作業して。
その日の夜遅く。
池山大工はみごと約束通り棚をつくってくれた。
すばらしい出来栄え！！
なんと190本のボトルを並べることができる。
これはたくさんのお客さんに来てもらわねばならぬ！
翌、日曜日。
池山さんから涙目の依頼を受けた、アスリート家具作家の岸野さんが、テーブルをつくってくれた。
ありがたや！！！
今回の工事にはいったいどれだけのプロがかかわってくれているのか。
感謝の気持ちしかない。
そして3月11日金曜日。
ついに津市大門9-2フェニックスビルに「おばんざいバルすみす」の看板が入った。
都ホテルからもこの満月が見えるであろうか。
そして店の玄関にも看板が！
女将の寿実ちゃん、テンションMAX！
あと本当に少しで工事は終わりである。
完成写真は建築カメラマンのフォトグラファー加納さんが撮影予定である。
いよいよ、サルシカ店舗プロジェクト「おばんざいバルすみす」の全容が明らかになる！！！！
