2016年3月のやまびこカフェのレポートである。
今回で何回目の開催であろうか。
もうわからなくなってしまった(笑)。
でもそれだけ継続したきたわけである。
やまびこカフェは、しっかりと地域に定着し、周辺の集落の方にも参加していただけるコミュニティ・カフェへと成長してきた。
毎回、お母さんたちによって飾られるお花。
すべてのテーブルにひとつずつ、丁寧に飾られる。
これを楽しみにしているおばあちゃんもいる。
こんな小さな気遣いが、人気の秘密であろうか。
メニューはこれまでホワイトボードに書くだけであったが、それでは味気ないと、お母さんがいろいろと工夫を。
季節の桜を彩ったメニューボード。
これらはすべて、お母さんたちが相談してどんどんやってくれている。
本当にありがたいことだ。
調理場にもメニューを書いた紙が貼られ、分担作業をしつつも、誰が何をつくっているのか、どれだけの分量をつくるのか、みんなで情報共有をしながら作業をしているようだ。
食後のお茶はセルフサービスで提供。
パンにつけるジャムやバターもお客さんに持っていってもらうシステムに変更。
作業の軽減し、食材の節約も考えている。
すばらしい!!
他にもお母さんたちは、いろいろな飾り付けを用意してくれていた。
さくらのフラッグガーランドを取り付けるサルシカ隊長。
もはやサルシカ隊の仕事は、会場となる秘密基地の事前の掃除、テーブルなどの設営ぐらい。
あとはすべてお母さんたちがやってくれる。
やまびこカフェを終えると、お母さんたちがキッチンもしっかり掃除してくれるので、使用前より美しくなるぐらい。
ありがたいし、申し訳ないことだ。
8時の営業時間になると、こうして地域の人たちがのんびり歩いてやってくる。
「あそこにフキが生えとるにぃ」
「もう足が痛いでようとらんわぁ」
なんて話している。
モーニングセット(200円)の提供も、いろんな工夫がされてスムーズになった。
一度に10人ぐらいのお客さんがやってきても、お母さんたちは全然慌てない。
今回は「ちょっとお客さんの出足が悪いなあ」なんて言って笑っている。
余裕だ。
トレーやお皿も、少しずつ変更されている。
何度も書いているが、このカフェは、補助金や自治会のお金は一切使われていない。
モーニングセット200円の売上のみ。
お母さんたちはみなボランティアで、食材も自分たちの畑などで調達してくるので、その金額でも毎月少しはお金が残る。
そのお金をお皿の購入や飾り付けの購入費に当てているのだ。
これが今月のモーニング。
お金のかかっているものはないけれど、手間ひまをかけている。
品数も多い。
これで200円!
のんびりとみんなで朝ごはん。
営業は朝8時から10時。
以前は営業と同時に一気に人が雪崩れ込んできたが、いまは混雑をさけてゆっくり来る人も増えた。
みんなでワイワイと食べるのもいいが、グループでゆっくりと楽しでもらうのもいい。
前夜から秘密基地に宿泊していた鼻笛奏者のモスリンさんが、練習を兼ねて鼻笛演奏。
朝からなんてゼータクな時間であろうか。
もう外の席でも風が冷たくなくなった。
4月からはウッドデッキの防風壁を取り外そう。
もう美里の山もすっかり春です。