ついに！
「サルシカ隊がいく」連載400回である。
あれこれ9年にわたって、われわれサルシカ隊は本当にバカなことばかりを続けてきたのであるなあ。
しかし続けてきたことに意義はあるのだ。
たとえ「バカ！」「アホ！」と罵られても、このまま突き進むのだ（笑）。
さて、その記念すべき400回にお送りするのが、サルシカの恒例、泥まみれの田植えである。
別に子どもじゃないんだから全身泥まみれになる必要なんか全然ないのである。
が、まみれなくてはならない。
田んぼに飛び込み、全身の煩悩をドロの中に落とす。
これがサルシカの田植えなのだ。
3年前にサルシカが初めてコメ作りをはじめたサルシカ第一田んぼ。
天候の都合でなかなか田植えができず、4月最終週に開催された土窯ピザ体験イベントの最中に、サルシカ副隊長のキヨちゃんが最新鋭の田植機でブイイイインとやってくれていた。
そして、
サルシカ用務員を自称する中谷の父ちゃんがはじめたサルシカ第三田んぼ。
不耕作で、冬の間も水を入れ続けるという、新しい農法でコメ作りにチャレンジをする予定であったが・・・・。
ずっと水が入っていたのでまさに地獄の泥沼と化し、耕うん機を飲み込む（笑）。
数日にわたって、タイヤを変えたり、アプローチの角度を変えたりとアタックを繰り返すが、あえなく挫折。
動かない耕うん機・・・・。
続かない自分の体力に涙する、中谷の父ちゃん・・・（笑）。
そこにさっそうと現れたのが、救世主のサルシカ副隊長キヨちゃん。
「どーせこんなことになると思って耕うん機も田植え機も洗わずに待機しとったんさ！」
と、大型耕うん機であっという間に代かき。
ゴールデンウィークが明けたところで、田植えをしてもらうことに。
結局、中谷の父ちゃんがチャレンジするサルシカ第三田んぼは、これまでの農法で米をつくることになったのであった（笑）。
というわけで、2016年の田植えイベントである。
開催されたのは5月7日土曜日。ゴールデンウィークの終わりである。
前日の夜までかなりの雨が降っていたが、当日の朝にはなんとか雨があがった。
が、曇天。
かなり気温が低い。
早朝から、Ｍ子はカレーづくり。
今回は30人前。
サルシカ秘密基地の建造プロジェクトの際は、50人前、100人前のカレーをつくっていたので、もうこんなのへっちゃら。
「なにさ、今回はずいぶん少ないのね！」
などと余裕をぶちかましている（笑）。
とはいえ、炊いた米の量は１．８升。
炊飯器２台と鍋を駆使しての用意である。
午前９時。
参加者が集まってくる。
ドタキャン者が何名か出たので、計14名での戦いである。
この間から畑作業や草刈りを手伝ってくれている名古屋の田中さん。
彼女の「のぶちゃん」と参戦。
が、その格好はどうだ？？
ワイシャツにスーツのお古ズボン。
ベルトなんて完全にビジネス用だし（笑）。
「捨ててもいい服を探しててたらこれしかなかったんです！」
ほ〜、泥にまみれる気マンマンやね（笑）。
さあ、田んぼに移動！
サルシカ第二田んぼは、サルシカ秘密基地のある三重県津市美里町平木の集落内にある。
基地から歩いて5分ほど！
脳天気にピースサインをしているのは、昨年も参加したちかっち。
新婚。
4月の末に結婚披露パーティをしたばかり。
その右横は、横浜からやってきたちかっちの友だちである「みさき」ちゃん。
彼女はまだこのあとの泥地獄をしらない（笑）。
まず西川さんのお宅へ。
西川さんは田んぼの所有者でわれわれサルシカに無償で貸してくれている。
それどころか面倒まで見てくれているのだ。
その西川さんが最近ハマっているのが養蜂。
自然のミツバチを巣箱に入れ、はちみつをとっているのだ。
巣箱から取り出したままの巣をみんなに披露。
せっかくなのでみんなでかじってみる。
女性が積極的。
濃厚な甘さ。
みんな栗の匂いがする、という。
確かに栗の木の下に置かれた巣箱から採ったはちみつであるからして、おかしくはない。
さあ、そろそろ田んぼへいこう！！
なんかこうしてみると、女性の参加者が多いなあ。
田んぼ泥パックは美肌効果絶大だと昨年ウソをついたからかなあ（笑）。
いよいよ次回。
泥沼の戦いがはじまる・・・・（笑）
