第59回「シイタケ」

投稿日: 2016年05月12日(木)13:37

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メグーです。
きのこというと秋のイメージが強いのですが、身近なきのこの代表格「シイタケ」がこの春わが家で大豊作!
今回のめぐみごはんは、ズボラさんにおススメ!
「原木シイタケ」についてお送りします。

思い起こすこと3年前、友人からそれはそれは立派なシイタケを頂きました。
肉厚ジューシー!めちゃくちゃ美味しい!
聞けば自宅で作っているというので「スゴイ!作りたい!」と話したところ、数日後に家の軒先に数本の丸太を届けてくれました。友人の話によると、シイタケは「ほだ木」と呼ばれる丸太にシイタケの菌を打ち込んで作るのだそう。
「シイタケの菌は森林組合で売ってるんで、それを打ち込んで、後は時々叩いてやれば2~3年後に採れるようになるよ」とのこと。早速、森林組合に行って、菌(690円でした)を購入しました。

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電気ドリルで穴を開け、夫がコンコンと菌を打ち込んで、家の裏のジメジメエリアに立てかけたら完了!
これで数年後にはウヒヒヒヒ・・・と企んでから、3年。
やったー!シイタケニョッキニョキ!

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実は昨年の秋から、チラホラと生え始めていたのですが、この春は本当に驚くほどの大豊作。雨が降るたびに生えてきます。
それにしても手のかからなさが嬉しい。「作った」というのがおこがましいほど、気が付いたら生えていて、うわー、ドッサリ!

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この肉厚シイタケ、どうやって食べよう?バター炒め?シイタケの肉詰め?
ノンノン、やはりここはシンプルにシイタケの味を堪能したい!シイタケの傘に日本酒を注ぎ、トースターで焼いてみました。

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歯ごたえブリブリ、ジュワーとシイタケの旨みが口中に広がります。シイタケの香りも強く、シイタケ好きの日本酒好きにはたまりません。焼き立てが美味しすぎてお皿に乗せられない。トースターから直に食べちゃう。夫婦でトースターの前に取り皿持って、奪い合い。お塩をパラリしたり、お醤油たらーりしても、最高です!

マヨネーズ乗せたのとか、チーズ乗せたのとか、肉詰めとか色んなレシピを・・・と思うのですが、日本酒シイタケが美味しすぎて、夫から「余計な事しなくていい」宣言が。
そうなんです。美味しいシイタケは余計なことをしなくていい。すごく楽で且つ美味しい。ビバ!原木シイタケ!

でもまあ、+日本酒だけではもったいない。せっかくのシイタケを美味しく食べられるできるだけシンプルな食べ方・・・ということで衣をつけて揚げてみました。

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塩をちょこんとつけるだけ。カリッ、ブリッ、ジュワワ~!
揚げていくそばから夫が台所で立ったままつまんでいく。「ちょっと~!」と言いつつ私も食べる。
食卓に並ぶまで待てない美味しさなのです。

それにしてもこの原木シイタケ。本当にびっくりするくらい今年は採れました。そしてとっても美味しいのだけれど、ちょっと食べるのが追い付かない。
保存について調べたところ、これまたズボラ主婦にはウレシイ情報を発見。な、な、なんとシイタケは乾燥保存も冷凍保存も可能です。しかも!しかもですよ?シイタケは乾燥・冷凍させることで細胞壁が壊れ、栄養素や味の成分が溶けだしやすくなって、美味しくなるらしい!
すごい、すごいよシイタケ。あんたどんだけ主婦の味方?放っておくだけで勝手に育つわ、冷凍庫に入れておくだけで勝手に美味しくなるわ、子育てがこれくらい楽だったらいいのにー(大声)!!

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早速切って干しました。干しシイタケの美味しさは言わずもがな。美味しい出汁がでて、煮物なんかに最高ですよね。
ただ一つ難点をあげるなら、戻すのに時間がいること。
その点、冷凍保存の場合、凍ったまますぐに調理に使えるので、とても便利。
残りはトントンと薄切りにして冷凍しました。

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この冷凍した薄切りシイタケ。本当に便利でした。
朝食のパンの付け合わせ、ほうれん草のバター炒めに、凍ったまま一緒にポイ。
わかめと卵の中華スープに、凍ったまま一緒にポイ。
シメジやエノキさんなど、ほかのキノコと一緒にポイして、和風キノコパスタも簡単です。

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この原木シイタケ、うまくいけば2~3年は毎年シイタケが採れるそう。でも次の2~3年後に向けて次の「ほだ木」を用意せねば!?
調べたところ、木枯らしのころに「ほだ木」を用意して、菌の仕込みは1月~3月頃が適しているそう。
手間ナシで忘れたころに恵みをもたらす肉厚ジューシー、原木シイタケ。放っておけばいいだけなので、家庭菜園なんて面倒くさそうだけど、美味しいものは食べたい!という方に本当におススメです。

ごちそうさまでした。