「サルシカ肉まつり!(前篇)」第407回サルシカ隊がいく

投稿日: 2016年06月16日(木)16:01

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肉だ〜!!
肉だ肉だ肉だ肉だ〜〜〜!!!!!!

確か・・・
昨年の今頃、サルシカ秘密基地は菜食カフェをやっていたような気がする。
動物性タンパク一切なし!
地元産の減農薬野菜だけを使ったランチをどうぞ〜、なんて言っていたような気がする。

が、われわれサルシカは過去を振り返らない(笑)。

やっぱり肉だ!
われわれサルシカは肉を歯で食いちぎり、ほお張り、そして狼のように吠えるのだ。
肉はわれわれの血をつくり、筋肉をつくり、そして力を生み出すのだ。

肉だ〜!!
肉だ肉だ肉だ肉だ〜〜〜!!!!!

(以下、同じことを10回繰り返し。笑)

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肉まつりをやろう、と言い出したのは中谷の父ちゃんだ。

この人は愛知県に暮らしていた頃、長野の山奥に仲間といっしょに丸太小屋をつくり、そこで巨大豚肉を焼き続けてきた。

「巨大豚肉を焼いて15年!
豚の枝肉を焼かせたらオレの右に出るものはいない!!」

そうのたまうと、すぐさまイベントページを立ち上げ告知に入った。
したらば応募が来るわ来るわ。
東海地方の肉付きどもがどんどん集まってきた。

肉を焼く。
しかもでっかいのをジュワジュワ焼いて、焼けたところからナイフでこそげ落としながら食べる・・・。

この文面に、みんなよだれを垂らしたのだ。
居てもたってもいられなくなったのだ。

イベントの前日、中谷の父ちゃんはホームセンターで肉を焼くための道具を買ってきた。
もう何度もやっているので手慣れたもの。
鉄パイプをアミのサイズに合わせて切り、足をつけて焼台を作っていく。

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わずか30分でこんな焼台が完成!
隊長のワタクシ、この上で焼かれる肉を想像してウヒヒと笑う。
翌日が待ち遠しくてたまらない。

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が、翌日。
非情にも雨であった。

雨でもイベントは中止にならない。
だってもう巨大な肉を買ってあるのだから。

肉祭りは午前11時スタートであるが、この日は朝8時から集落のコミュニティ・カフェが秘密基地で開催されるため、その準備もしなくてはならない。
なので早朝から、焚き火の場所にタープを張って準備。

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朝8時、コミュニティ・カフェがスタート。
ウッドデッキにテーブルが用意されているにもかかわらず、地域のお父さんたちは焚き火台のあるタープの下でモーニングを食べる(笑)。

「テーブルにちょうどええのお、これ」

いやいや、それは焼台ですから。
下で炭をカンカンに燃やすんですから(笑)。

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午前10時にコミュニティ・カフェが終わり、お店を切り盛りしているお母さんたちが食事をしていると、中谷のお父ちゃんの娘さんと、結婚したばかりの旦那がやってくる。
そう、ふたりは肉まつりに参加なのだ。

肉まつりスタートの11時まであと30分ちょっと。
やばいぞ、はやく炭に火を起こさなくっちゃ!!

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イベントの参加者が集まってくると同時に雨が激しくなってきた。
くそう。
天気予報はくもりだったのにぃ。
山あいの秘密基地周辺はとかく雨がよく降るのだ。

こんなこともあろうかと、巨大タープも用意しておいた。
それも参加者のみなさんにも手伝ってもらって張る。
巨大タープで、焼台のタープとウッドデッキをつなぐ作戦。
これなら雨に濡れず、巨大焼き肉が楽しめるはずだ。

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じゃじゃーん!!
豚肉の枝肉〜!!!
重さなんと12キログラム!!!

津を代表する精肉店、朝日屋さんに用意してもらいました!!!

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焼台の下で炭を起こします。
両端によせているのは、肉の脂が落ちて炎があがらないように。
これもこの道15年の中谷の父ちゃんならではの工夫!

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まず過分についた脂を削ぎ落とす。
これを見ていた数名が、

「ああ、オレの腹の脂肪もこうやって削ぎ落とせればいいのに・・・」
「ああ、私のお腹も・・・」

と、自分の腹をさすりながらつぶやいていた(笑)。

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準備がほぼほぼ整ったところで、本日の主役である中谷のお父ちゃんご挨拶。
そしてイベントの主旨を説明。

「肉をどかんと焼いてどかんと食べる!
あとは飲んでおしまい!
以上!」

極めてシンプルなイベントである(笑)。

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肉が焼けるのを待つ。
そわそわと待つ。

すごく時間がかかりそうな気がするかも知れないが、焼けたところから削いで食べてしまうので、待ち時間は15分ほど。

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巨大な肉をまえに記念撮影。
中谷の父ちゃん、実の娘と婿と。
でも主役は肉。
肉にピントが合ってしまっていて、3人はピンぼけ(笑)。

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ジュワジュワ、ジュージュー。
いい音がする。
そして香ばしく焼けた肉のいい香りが・・・。
ああ、たまらん!

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「よーし、そろそろいいんじゃない!
一発目を切るかあ!」

焼台ごと、火から移動させる。

ちなみに左が中谷の父ちゃん、右が隊長のワタクシね。
自分で見ても、似てるのでどっちがどっちかわからん(笑)。

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焼けた肉の表面を包丁で大胆にカット!!!!

「うひゃ〜〜〜〜〜!!!!」

その魅惑的な断面と、立ち上る匂いにみんなが歓声をあげる。
さあ、食べるぞ〜!!!

肉を頬張る幸せの写真の数々は次回!!!
後篇を待て!!