「サルシカさんで秘密基地をつくるんですか? だったら一緒につくりませんか!?
土地ははどかーんと3000坪ぐらいあるんです!!」
その電話の相手は少しコーフンしてうわずった声でそう話すのである。
いきなり「秘密基地をいっしょにつくろう」「3000坪の土地があるぞ」と言われても、返答に困るのである。
「おおおお、3000坪ですかぁ! よーしつくりましょう! 今すぐつくりましょう!」
などとはいかないのである。
いくらサルシカ隊がノーテンキで何も考えずに行動しているといっても、さすがにこれでは不安なのだ。
「わかりました。
一度その3000坪の現場でお会いしましょう! 細かいお話はその時に!」
というわけで、ワタクシ、サルシカ隊長の奥田は、数日後、その3000坪の現場に向かったのである。
なんと、その3000坪の楽園は、我が家(隊長宅)から車で15分ほどのところにあった。
津市街からも車で20分ぐらいのところ。
まわりを住宅街に取り囲まれつつも、昔のままの広大な山林がそのまま取り残されたような格好の場所である。
現場で出迎えてくれたのは、あさお社長(写真左)と、電話をかけてきてくれた「おはらだ」さんであった。
「どーもどーも、こちらがお電話でも少しお話した、あさお社長です。ここの1800坪の土地を購入されて、あとはまわりの地主さんから土地を借りて、合計3000坪のこの土地に、夢の楽園をつくろうと考えていらっしゃるんですよ」
ほへ~。なんともまたすごい話である。
その「おはらだ」さんの説明を、「あさお社長」はとなりでニコニコと聞いている。
そして少年のように少し恥ずしがりながら話すのである。
「自分の頭の中ではいろいろイメージがあるんやけど、こんな風にするんや、という計画がしっかりあるわではないんですよ。
別にお金儲けがしたいわけやない。みんなといっしょにワイワイ楽しめて、地域にも貢献できて、そして夜うまい酒が呑めたらええなぁ、と思いましてね」
ほほーう。
なんだか非常にサルシカの考え方に似ているのだ。
世代を超えて、同じような考えをしている人はいるのだなぁ。
いやいや、ご両人はサルシカ隊の先輩なのであった。
「あさおさん、スイカってどこに植えたんでしたっけ?」
「このへんやろ?」
「ありませんよ」
「えらい草が生えてきたなー。また刈らなアカンぞー」
こんなやりとりのひとつひとつが非常にサルシカっぽい(笑)。
でも、楽しんでいる様子がビシビシと伝わってくる。
現在、数名の仲間と、活動拠点となる小屋(秘密基地)を建造中。
廃材やもらってきた建材でみんなで手作り。
今年の10月ごろの完成であるという。
「まずは休んでもらったり、時には夜そのまま泊れる小屋をつくって、そこからこの3000坪の計画、そして造成に入っていこうと思っとるんですが、なにぶんこれだけの規模なんで、我われだけではむずかしい・・・・。
それで、おはらださんに、同じようなことをめちゃくちゃゲンキにやっている方々がいるってお聞きして、きょうに至ったわけですよ」
なるほどなるほど。
「なにかここを使って、おもしろいことができないか、その協力をサルシカ隊さんにしていただけないか、というのが今回のお願いなんですよ」
そこまで「あさお社長」にお聞きして、ワタクシは、
①サルシカ隊はゲンキなメンバーがたくさんいるけれど、お金は全然ない。
②根本的に事業とかお金儲けができないし、その発想すらない。
③何かというとすぐ宴会をする。宴会がないと人が集まらない。
と、いう【サルシカ3大注意項目】を説明させていただき、これをご理解いただけるのであれば・・・・ということで、ガッチリと握手、ということになったのである。
キャンプ場をつくる。
滞在型の農園をつくる。
子供たちが遊べるサッカー場をつくる。
いろいろアイデアがあり、なんとそれらが模型でつくられていた。
もうまったく本気なのである(笑)。
しかし、高額な管理費をとるとかそういったことはしたくない。
基本的な発想は、登録してもらった管理者にある程度の占有の敷地を提供。そこに畑なり、遊び場なりをつくり、管理してもらう。
登録管理者から費用等はいただかないが、共有の設備、スペースの維持管理を管理者のみなさんでやっていただく・・・・みたいな感じである。
非常におもしろそうだ。
サルシカとしては、この夢の農園?秘密基地がどうなっていくかしっかりと取材、報告していきたいと思う。
そして、いろいろな形で参加していきたいと思う。
何をどのようにやっていくか。
いろいろなアイデアが必要である。
サルシカ隊のみなさん、そしてこの企画に興味のあるみなさんのご協力を求めます。
「こんなんやってみたいぞ!」
「小屋(秘密基地)づくりから参加したいぞ!」
まずは何でも結構です。
コメントや「フォームでの連絡」をお待ちしております。