軽バンのキャンピングカー制作は粛々と続いている。
車両の改造担当は、サルシカ副隊長で、吉川自動車社長のキヨちゃん。
電気関係の担当は、津を代表する食堂の若旦那。
資材調達、宴会担当は中谷の父ちゃん。
総合プロデュースはわたくし、サルシカ隊長。
そして、ベッドやキッチンなどメインの木工担当をしてくれるのが、きっさん・・・・。
きっさんは現在、奄美大島でバカンス中(笑)。
なんかこう、割り切れないものを感じつつも、きっさんが帰ってくるまでには、電気関係や車体回り、そして基本レイアウトのプランを固め、あとはバカンス帰りですっかりリフレッシュしているに違いない「きっさん」にきっちりと勝負してもらおうではないか、とうことなのだ。
8月某日。
キャンピングカーの機能としては直接関係はないけれど、キャンカーらしくカッコよくしようではないか、ということで、ルーフキャリアの設置。
今回のキャンピングカーのコンセプトは、カヌーやスキー、スノボーなど、数々のアウトドア・アクティビティを楽しみ尽くすための車である。
ルーフキャリアには大きな荷物を乱暴に乗せることが多いので、しっかりと頑丈で、かつ黒ボディに映えるアルミのかっこいいものを選んだ。
ちなみに。
似たような格好をしているのでわかりにくいであろうが、
グレイの帽子がわたし。
黒の帽子が中谷のお父ちゃん。
ふたりともスキンヘッドなので帽子がないと頭頂部がすぐさま焦げて大変なことになってしまうのだ(笑)。
バランスを取って組み立てるだけでも1時間近く。
車に傷をつけないように設置するのも大変だった。
男ふたりで計2時間かかってようやくルーフキャリアの装着完了!!
なかなか男前でしょ!!!
続いて。
また別の日。
吉川自動車のキヨちゃんに依頼して、荷室の小さな窓にフィルムを貼ってもらう。
中からの光をほとんど通さないダークな黒。
ここはキッチンの壁や棚で窓を塞いでしまう。
断熱材を入れて板で覆うので、断熱材が見えないように今のうちに処置。
どんどん進むくんよ〜!!
奄美大島のきっさん、見てる〜??(笑)
その数日後。
通販で購入したディープサイクルのサブバッテリが到着。
このオプティマというバッテリを選んだ理由は、何よりもサイズ。
車のボディ側にとある空間を見つけ、そこにちょうど入るサイズであったのだ。
もうひとつ。
その空間に入れるためには、バッテリを横に倒さねば設置できない。
なので横にしても設置できるものを選んだ。
さて、そのサブバッテリの収納である。
ある加工をしないと、その場所にバッテリは入らない。
というわけで、吉川自動車へ!!!
社長みずから作業してくれる。
「あっついし、忙しいし、なんでこんな時にもう!」
と文句を言いつつもやってくれる。
さすが! 困ったときに助けてくれるサルシカ副隊長!!
バッテリの収納場所は、助手席側の後部座席の下。
ジャッキが収納されている空間である。
ジャッキひとつを入れるには大きすぎる空間が広がっている。
高さは17センチほどしかないが、穴の中へ入れてしまえば、左右はかなりの広さである。
ただ入口が小さく、高さがないので、バッテリを選ばねばならなかったのだ。
そして!
ジャッキを固定するためのこの中央の金具。
こいつを外さないとバッテリは入らない。
が、こいつはボディに溶接されていた。
ベルトサンダーというマシーンで、溶接部分を削っていくキヨちゃん。
「もっと乱暴にやってもええよ、どうせそんなところ穴開いても見えへんし」
と、わたくしがいうと、
「隊長がよくても、ちゃんとせなあかんの!
もしサルシカでまじめのこの軽キャンを販売するなら、穴を開けた車を販売するわけにはいかんやろ。
せやから、きっちりやったらどのくらい手間ひまかかるかちゃんとチェックせなあかんの!」
なるほど〜。
しっかりしているサルシカ副隊長だ。
確かにおっしゃるとおり。
しばらくしてジャッキをおさえていた金具がとれた。
歯にはさまっていたものがとれたような気分。
あー、すっきりした(笑)。
そして、こちらがバッテリの収納空間!!
このあとさらにバリをなくすために削って、錆止めの塗装までして完了!
きっちり仕事してます。
試しにバッテリを入れてみる。
おおおお、見事にかっつり入る。
計算どおりだ!!!
このあと、バッテリの固定方法を考え、この日の作業終了!!!
さて。
このあとは、屋根を中心とした断熱、防音処理の作業に入る。
同時に電気関係の配線をやる予定だ。
大掛かりな工事がはじまるのである。
いやー、楽しみ!!!!