「稲刈り2016②〜これがバインダー!」第430回サルシカ隊がいく

投稿日: 2016年09月14日(水)09:43

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サルシカ第二田んぼの稲刈りの続きである。

参加メンバーも15人もおり、稲刈り作業は順調に進んでいた。
心配していた天候も、曇天のままなんとか雨粒を落とさずにいてくれた。

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手刈りでじわじわ攻める一方で、田んぼを貸してくれている西川の父ちゃんがバインダーのエンジンに火を入れる。
バインダーとは、小型の稲刈りで、1条ずつ稲を刈り、ある程度まとまったところで紐でしばりつけて「がしゃん!」と稲を放り出すというすぐれもの。

サルシカ副隊長のキヨちゃんが乗っている5条刈りとか7条刈りの稲刈り機と比べたら、F1と原付きぐらいの差があるけれど、人力と比べると、農業シロウト15人より勝るのである。

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名古屋から来ている田中さん、バインダ初体験。
まさに「へっぴり腰」です(笑)。

田中さんは、田植えにも参加していただき、彼女のノブちゃんと共に田んぼのドロの中に落ちていただきました。
そのあと秘密基地に戻り、シャワーを浴びてもらったのですが、心やさしき彼は女性を優先し、自分はウッドデッキの陰でプルプル震えていた・・・というエピソードがあり、以来、「ぷるぷる田中」と呼ばれている(笑)。

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いっしょに泥にまみれた縁で、めでたく婚約をした、ぷるぷる田中とノブちゃん。
泥まみれになって稲を植え、日差しが降り注ぐ日も、雨の日も水の見回りをし、草を刈り、そして汗にまみれて稲を刈る・・・・。
まさに結婚は、コメ作りそのもの。
豊穣のときをむかえるには、幾多の苦節を乗り越えねばならぬのだ。

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続いてバインダ体験は、ジャガー大西。
この日も愛車のジャガーに乗って田んぼにやってきた(笑)。

見事なハンドルさばきでバインダを操る・・・ことはできない。
ヨタヨタと進む。

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その情けない母の姿を見て、さっそうとバインダを走らせたのは、ジャガーの娘。
ここでの名前をパンサー大西としておこう(笑)。

なんと女子高生!!
女子高生の稲刈り!!!

妙に萌える組み合わせではないか。
隊長のわたくし、にわか変態となって、ちょっかいをかけるべくパンサーを追いかける(笑)

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それにしてもさすが十代!
物覚えが早い!
すいすいとバインダを走らせていく。

高校生が田んぼにやってくるようになったら、日本の中山間地における農業危機は救えるのではないかとさえ思う(笑)。

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女子高生に働かせておいて、おじさんたちは写真撮影に必死。
いやいや、そんなに彼女の写真ばかり撮っても使えないから(笑)。
が、おじさんたちは撮影をやめない。

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一方、手持ち無沙汰の大人たちはというと・・・・・
ワークショップ高木と隊長のわたくし。
身体の大きさ自慢をしている。

「身長はオレのほうがでかい」
「顔はオレの方がでかいな」
「腹はオレだな」
「あそこは・・・・」

まったくバカな大人たちである。

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劇団員イブキは、小さなイモリを見つけて、

「ちっちゃいボクちゃん、そんなところにいたら危ないよ〜、バインダに刈られちゃうよ〜、ほらボクの腕においで、安心だから、アハ、かわいい〜」

なんかヘンタイのようにイモリに話しかけている(笑)。

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結局、パンサー大西が最後まで稲を借りきり、みんなで拍手をして稲刈り終了〜!!!!!

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稲は刈った。
続いては「はさがけ」だ。
ここで、われわれは必殺の手抜きの技を見出すのである。

次回乞うご期待!