軽キャン制作は連日のように進んでいる。
中谷の父ちゃんは、軽キャン制作チームにおいては、木材の調達係と炊事係を兼務している。
木材の調達はもちろんプロだから迅速かつ的確かつ格安で非常にありがたいのだが、炊事係においては、うまいものを食べさせさようという「おもてなし精神」が働きすぎて困っているのだ。
うまいもの用意してお酒を飲んでいただかないと納得しない。
「みんなありがとうねえ、楽しもうねぇ!!」
の精神。
それはすごく素晴らしいことなれど、結果として軽キャン制作作業を止めてしまっている状況となっていた(笑)。
ここ数回のレポートは、あまりに中谷の父ちゃんが飲んで遊んでる様子ばっかりだったので、今回はひとつ名誉挽回のレポートとしたい。
雨の日の午前中。
やるべき農作業ができず、中谷の父ちゃんはある作業をはじめた。
木材の塗装テスト。
いま、大工の坂下さんは無垢の杉板で製造している。
が、その杉板には、ある塗装をするのだ。
最終的な仕上がりは今後のお楽しみにしていただくとして、中谷の父ちゃんはその仕上がりを試す作業をはじめたのだ。
まだこれで完成ではないけれど、思っていたイメージに近い感じ。
これにさらに手を加えて仕上げていく。
使う塗料は天然系。
おばんざいバルすみすの壁や天井を塗ったのと同じメーカーの塗料を使う。
高価だけれど、寝泊まりする場所になるのだから、ここはこだわりたい。
「いろんな色を試してみようねぇ。
隊長はピンクは好きかなあ。
ぜーんぶピンクにしちゃおうかあ、気持ち悪くていいよ〜(笑)」
いろいろ調合して遊んでいるお父ちゃん。
結局、これだけの色を試してみた。
すべて仕上げはこれから。
ちなみにベースの色は白。
それに少しだけ薄っすらと色をつけた白を何色か使う予定である。
仕上がりを楽しみにしていてもらいたい。
そして隊長のわたくしにもやるべき作業が!
通販で購入したベンチレーター(空気を入れ替えるファンね)が到着。
キャンピングカーのパーツメーカーであるFIAMMA(フィアマ)の「ターボキット」というやつ。
窓や天窓に引っ掛けて、空気を強制的に排気、ないしは吸気して、車内を過ごしやすい環境にしようというもの。
夏場には欠かせないアイテム。
シガーソケットからの給電でも、電池でも動くすぐれものだ。
横から見た図。
基本は天窓につけるものなので、上を向いているフックを天窓のハシに引っ掛けて、手足を広げてぶらさがっている状態で装着する。
軽キャンのベース車の場合、スライドドアのついているドアに取り付けるので、引っ掛けるフックが方向が逆になる。
で、ネジふたつを外して、フックの部分を取り外す。
フックのパーツの向きを逆にして元のところに再装着。
このとき2つのフックをつなぐ中央部分にバネが仕掛けられているので、それが外れないように注意。
外れたら元へ戻すこと!
手前のフックのみ向きが変わった。
このフックを窓の上と下につけた金具にひっかけて窓に装着するのである。
窓は半分ぐらいしかあかないけれど、まあ仕方ない。
そして窓の外側には網戸がついているので、虫が入ってくる心配もない。
なんかすっごくいい軽キャンカーができる気配!!
隊長、わくわく!!!
今後、木工制作が続き、そのあとベッドの制作、最後に電気関係を仕上げて、ついにサルシカ軽キャンカーの完成となる!!
まだまだ時間がかかるけれど、ぜひともお付き合いくださいませ〜!!!